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宮城県女川町の離島に自然と共生するサウナ!JUURI SAUNAが出島大橋の開通に合わせ12月19日にオープン

by furosauna

2024年12月19日、宮城県女川町の離島・出島に新しい形のサウナ施設「JUURI SAUNA(ユーリサウナ)」がオープンする。この施設は、本州と出島を結ぶ「出島大橋」の開通に合わせて開業し、サウナを通じた自然との共生と循環をテーマにしている。震災を乗り越えた島が迎える新たな観光スポットとして注目だ。

サウナと自然の循環を体験する「JUURI SAUNA」

「JUURI SAUNA」の特徴は、施設全体が自然の循環を重視した設計になっている点だ。放置されていた森林の間伐材を建材や薪として活用し、薪の灰を土壌改良に利用することで、森を再生させる取り組みを行っている。さらに、薪から生まれる熱と煙が織りなす伝統的なサウナ体験を提供し、訪れる人々に持続可能な癒しを提供している。

また、サウナの熱源には、「Narvi」社製の大型ストーブ「Aitokiuas-95」を導入。500kgのサウナストーンで、柔らかく包み込むような蒸気浴を再現。まるで本場フィンランドのスモークサウナのような体験が可能だ。

水風呂には、宮城県内で使用されていた醤油樽が設置され、島の地下水で満たされている。環境に配慮しつつ、ユニークな体験を提供している。

メキシコ料理を取り入れたサウナ飯

「JUURI SAUNA」では、サウナ後の食事として、出島の自然や海の幸を生かしたメニューが楽しめる。特に注目されているのが、自家製タコスポークカルニータス近海で獲れたタコを使ったタコ飯など、メキシコ料理を取り入れた「サウナ飯」だ。これらのメニューは、サウナ後のエネルギー補給とともに、味覚でも地域の魅力を感じられるものとなっている。

島の自然と歴史を活かした設計

「JUURI SAUNA」の開設場所は、2024年8月に廃業した「民宿いずしま」の敷地内だ。かつての宿泊施設を改装して、新たな拠点を創り上げた。震災で人口が500人から92人にまで減少した出島にとって、この施設は観光客を呼び込み、地域活性化を目指す重要な存在となる。

2025年春には、民宿の建物を改装し、宿泊施設としてリニューアルオープンする予定であり、長期滞在にも対応する施設として進化する計画である​。

クラウドファンディングで支援を拡大中

「JUURI SAUNA」では、クラウドファンディングを通じて運営費の支援を募っている。12月31日まで、500万円を目標に実施中であり、これまでに目標金額の110%を達成した。

「JUURI SAUNA」は、震災を乗り越えた離島・出島の新しい観光資源として、訪れる人々に自然との共生を体感させる施設だ。フィンランド式サウナの伝統と日本の環境再生への取り組みを融合させたこの施設で、特別な「ととのい」時間を楽しんでみてはいかがだろうか。


JUURI SAUNA

開業日:2024年12月19日
住所:宮城県牡鹿郡女川町出島別当浜2−33
営業時間:10:30~19:30
料金:平日1名7,000円、休日1名7,500円(いずれも税込)
利用形態:3時間貸切(最大8名)

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