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静岡市清水区の廃校活用複合施設にサウナ開業、オクシズパーク7月25日オープン

廃校の体育館跡に木質ペレットサウナ。静岡・オクシズパークが刻む地域再生

静岡市清水区、山と茶畑に囲まれた両河内地区に、2022年春に閉校した小学校がある。その体育館と校舎が、2026年7月25日、サウナを含む複合施設として生まれ変わる。

「オクシズパーク」——静岡市の面積の8割を占める山間地域の愛称を冠したこの場所で、サウナは学びや遊びと並ぶ、地域再生の主役の一つになる。

閉校から4年、体育館に灯った新しい火

旧清水西河内小学校は、2022年3月の閉校以来、地域の記憶とともに静かに時を止めていた。それを動かしたのは、株式会社東京・森と市庭を代表事業者とする3社のコンソーシアムだ。

OKUSHIZU PARK(オクシズパーク)

一般社団法人リバースプロジェクト、株式会社Social Plastikとともに、静岡市が公募した廃校活用事業に採択され、約4年越しに再稼働の日を迎える。

体育館は「アソビバ」という屋内あそび場に、校舎は「クラブハウス」という多目的施設に姿を変えた。このクラブハウスにこそ、フロサウナが最も注目したい設備がある——そう、サウナだ。

OKUSHIZU PARK(オクシズパーク)
OKUSHIZU PARK(オクシズパーク)
OKUSHIZU PARK(オクシズパーク)
OKUSHIZU PARK(オクシズパーク)
OKUSHIZU PARK(オクシズパーク)

燃料は「地域の余りもの」。オクシズパークのサウナが選んだ道

クラブハウスには天然芝グラウンド、カフェ、ホステル、ジム、コワーキングスペースと並んで、サウナが常設される。特筆すべきは、その熱源だ。

サウナの燃料には、地域で活用されずにいた木質ペレットが使われている。一般的な都市型サウナの多くは電気ヒーターやガスを熱源とし、こだわりの施設では薪ストーブが選ばれる。

薪サウナは「本格派」として支持を集める一方、燃料の調達や管理に手間がかかることでも知られる。木質ペレットは、その中間に位置する選択肢と言える。成形された木材由来の燃料は火力が安定しやすく、なおかつ地域の未利用資源を消費するという点で、山間地域ならではの合理性を持つ。

オクシズパークのサウナは、単に「温浴施設がある」ことが目的ではなく、地域の資源循環そのものを体験として提示している。燃料の産地や由来を語れるサウナがまだ少ない業界において、これは明確な独自性になる。

校舎跡地というロケーションが生む”ととのい”の文脈

サウナを取り巻く環境にも触れておきたい。グラウンドの天然芝は、Jリーグ・清水エスパルスのスタジアムで使用されていたものを株分けして整備したという。サッカーの聖地の芝を踏んだ足で外気浴に向かう、という体験は、郊外型サウナ施設ではなかなか見られない文脈だ。

さらに、敷地内にはお茶文化を取り入れたツリーティーハウス(茶室)も設けられる。サウナ後の一服を、コーヒーではなく茶室でのお茶で締めくくる——静岡らしい”ととのい”の形が、ここには用意されている。

「オクシズパーク」はどんなサウナーにおすすめか

オクシズパークのサウナは、都心のホテルサウナやスパ銭湯のような設備の物量で勝負するタイプではない。むしろ、廃校の空気感と山間地域の自然、地域資源をめぐるストーリーごと味わいたい人向きだ。

具体的には、サウナ単体より”場所”込みで楽しみたい旅サウナー、宿泊とセットで静岡の自然を満喫したいソロ・グループ双方、そして燃料や設備の背景にあるストーリーに関心があるサウナ好きに特に刺さるはずだ。

編集部
コマシ

正直、廃校リノベと聞くとカフェとコワーキングでお茶を濁す施設も多い中、燃料に木質ペレットを選んだのは地味に効いている。薪でも電気でもない、この中間解に「ちゃんと考えたな」という気配を感じる。エスパルスの芝を踏んで外気浴、というのもなかなか無い組み合わせで、サッカー好きサウナーは一度確認しに行く価値あり。設備のスペックより”背景”で語れるサウナが好きな人に、静かに刺さるタイプの施設だと思う。

OKUSHIZU PARK(オクシズパーク)

所在地:静岡県静岡市清水区西里143(旧静岡市立清水西河内小学校跡地)
グランドオープン:2026年7月25日(土)
サウナ営業時間:9:00〜17:00(クラブハウス営業日:月・木・金・土・日、火水休館)
その他設備:天然芝グラウンド、カフェ、ホステル(最大40名宿泊可)、ジム、コワーキングスペース、ツリーティーハウス(茶室)
駐車場:約40台(無料)
公式サイト:https://okushizu-park.jp/

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