
鎌倉駅から徒歩1分、”湯宿”という古い言葉が今また選ばれる理由
鎌倉駅を出てすぐ、サウナ付きの大浴場を構えるホテルが生まれる。株式会社VALMが2026年冬に開業する「HOTEL KAMAKURAYU(ホテル カマクラユ)」だ。
古都・鎌倉には寺社巡りや海辺散策で一日中歩き回る観光客が多いが、その疲労を受け止める場所として、同施設は”湯宿”という文化を現代の宿泊体験に接続してくる。
鎌倉は都心から近く日帰り観光地として消費されやすい一方、宿泊需要の掘り起こしは長年の課題とされてきた地域だ。KAMAKURAYUが打ち出す「街を巡り、湯に浸かる」というコンセプトは、単なる寝床としての宿ではなく、鎌倉での一日を締めくくる装置として湯とサウナを位置づけている点で、近年増えている”街歩き回遊型”の宿泊施設の文脈に重なる。
大浴場にサウナと水風呂、露天付き客室という二段構えの湯体験
館内で軸になるのは、露天風呂・サウナ・水風呂を備えた大浴場だ。加えて客室の一部には露天風呂が設けられ、湯に浸かりながら鎌倉の街並みと緑を望めるという。全国的にホテルサウナが増加する中で、KAMAKURAYUの特徴は「サウナ単体の設備競争」ではなく、街歩き→大浴場・サウナでの整えという滞在の流れ全体を設計している点にある。歩いて汗をかいた身体を、水風呂とサウナで一度リセットしてから客室の露天へ移る、という導線は、都市型サウナ施設にはない”宿”ならではの体験価値と言える。
客室はアースカラーで統一され、石と木を基調とした空間づくりも、鎌倉の静けさを意識した設計だ。夕食には鎌倉野菜を使った食事、朝は和ビュッフェが用意され、ロビーのバーラウンジでは日本酒や和素材のカクテルも楽しめる。



「HOTEL KAMAKURAYU」はどんなサウナーにお勧めか
ロウリュや高温多湿を追求するようなハードなサウナ施設ではなく、観光と組み合わせて”ととのう”ことを楽しみたい人向けの施設だ。特に、寺社巡りなど歩く観光を好むソロ・カップル層や、旅先でも大浴場文化を大切にしたい温泉宿派のサウナーに刺さりそうな内容と言える。



ジョー
寺社を巡って足も心も疲れきったところに、サウナと水風呂という”締め”が用意されているのは正直ずるい。鎌倉は歩く街だからこそ、この導線設計は理にかなっている。派手な熱源競争ではなく、旅の流れの中に湯とサウナを溶け込ませる発想が好きな人には、間違いなく刺さる一軒だ。
HOTEL KAMAKURAYU
住所:神奈川県鎌倉市御成町12-8
開業時期:2026年冬(予定)
客室数:36室
設備:大浴場(露天風呂・サウナ・水風呂)、一部客室に露天風呂
公式サイト:https://kamakurayu.com