
石川県の空の玄関口、小松。この地に2026年7月3日、サウナーにとって無視できない新たな宿泊拠点が産声を上げる。全国のサウナ好きから絶大な信頼を寄せられる「ドーミーイン」ブランドの最新作、『天然温泉 碧宝(へきほう)の湯 ドーミーイン小松』だ。
今回の開業で最も注目すべきは、地方都市のビジネスホテルという枠組みを超えた、本格的なサウナスペックの標準装備である。
高温サウナとオートロウリュがもたらす「ビジネスサウナ」の進化
同施設の心臓部ともいえるのが、男女それぞれの大浴場に完備された高温サウナだ。特筆すべきは、近年のトレンドを確実に押さえた「オートロウリュ」機能の導入である。かつてのビジネスホテルのサウナといえば、カラカラに乾いた昭和スタイルのドライサウナが主流だった。しかし、ドーミーインはここ数年、全国でオートロウリュの実装を加速させている。
小松という、これまで本格的なサウナ施設が限られていたエリアにおいて、24時間(深夜帯を除く)いつでもベストコンディションの湿度が保たれたサウナ室が提供される意味は大きい。また、しっかりと冷えた水風呂に加え、外気を感じられる「涼みテラス」が用意されている点も、サウナーの心理を熟知した設計といえる。
ここで編集部が注目したいのは、このサウナが「ただの設備」ではなく、小松という土地の文脈と深く結びついている点だ。大浴場の名称「碧宝の湯」は、この地で2300年前から続く碧玉(へきぎょく)の歴史に由来する。石の里として知られる小松のアイデンティティを、サウナ後の休憩(ととのい)の中で肌で感じられるよう、館内デザインには地層や岩をイメージしたテクスチャが配されている。


「高張性」の天然温泉がブーストする発汗体験
サウナの質を左右するのは、実はその前段階である「下茹で」にある。ドーミーイン小松が採用した「松寿園温泉」からの運び湯は、成分が体に浸透しやすいとされる「高張性」の泉質だ。これは、温泉成分の濃度が人間の細胞液の浸透圧よりも高いことを意味し、短時間でも体の芯まで熱が伝わりやすい。
つまり、この天然温泉で数分間体を温めてからサウナ室へ向かうことで、通常よりもスムーズで深い発汗が期待できる。業界のトレンドとして、単に「サウナがある」だけでなく、「温泉との相乗効果」を狙う施設が増えているが、まさにその正解に近いアプローチだ。
小松にこのスペックが誕生することで、北陸サウナ旅のルートはより強固なものになるだろう。

「睡眠ととのいルーム」という、サウナ後の出口戦略
ドーミーイン小松で、サウナと同じく見逃せないのが客室カテゴリーだ。全171室の中でも異彩を放つのが「睡眠ととのいルーム」の存在である。サウナで自律神経を刺激し、水風呂と外気浴でリセットした後の「良質な睡眠」こそが、サウナーにとっての究極の出口戦略だ。
この部屋が具体的にどのようなスペックを持つかは、先行する他施設(四日市など)の例を見れば推測できるが、宿泊を伴うサウナ体験において「寝るまでがサウナ」という現代のニーズを具現化している。出張で小松を訪れるビジネスパーソンにとって、これはもはや単なる宿泊ではなく、翌日のパフォーマンスを最大化するための「リカバリー基地」と呼ぶべき場所になるだろう。


「ドーミーイン小松」はどんなサウナーにお勧めか
・出張サウナー(中上級者): オートロウリュと高張性温泉の組み合わせで、仕事の疲れを完璧にリセットしたい層。
・北陸サウナホッパー: 金沢・福井を拠点にするサウナーが、一歩足を伸ばして「石の街」の文脈で蒸されたい時。
・ソロサウナ旅初心者: ドーミーインという安心感の中で、本格的な「ととのいルーティン」を確立したい人。

コマシ
正直、小松のホテルにオートロウリュが常設されるだけでガッツポーズ。しかも高張性温泉での下茹で付き。これ、「分かってるサウナホテル」であるドーミーインのサウナ室なら、めっちゃ汗が出るやつです。「睡眠ととのいルーム」をセットで予約して、サウナ上がりに夜鳴きそばを啜り、そのまま意識を飛ばすのが正解。出張を言い訳に、わざわざ小松経由で北陸入りするサウナーが増えそう。
天然温泉 碧宝の湯 ドーミーイン小松
所在地: 石川県小松市日の出町4丁目211番
アクセス: JR「小松駅」から徒歩約5分、小松空港から車で約10分
開業日: 2026年7月3日(金)プレオープン
サウナ設備: 高温ドライサウナ(オートロウリュ完備)、水風呂、涼みテラス(外気浴スペース)
泉質: 松寿園温泉(高張性・運び湯)
客室数: 171室(「睡眠ととのいルーム」あり)
朝食: 小松能登牛うどん、金沢棒茶プリンを含む約50種類の和洋バイキング
URL:https://dormy-hotels.com/dormyinn/hotels/komatsu/
予約:https://a.r10.to/hg726v