
金沢城公園を眼前に望む絶好のロケーションに、サウナーにとって見逃せない新たな拠点が誕生する。
石川県金沢市大手町の「KKRホテル金沢」は、2026年8月15日にサウナを完備した天然温泉大浴場を新設オープンする。これまで客室での入浴が中心だった同ホテルに、本格的な「ととのい」の環境が整うこととなる。
10分に1回のオートロウリュ。宿泊者だけが味わえる「静寂と熱波」の設計
今回の新設で最も注目すべきは、男女それぞれの大浴場に導入される本格的なサウナ設備だ。サウナ室内は木の温もりと重厚なレンガが調和する落ち着いたデザインで、没入感を高めるためにテレビは設置されていない。

スペック面での最大の魅力は、定期的に熱い蒸気を発生させるオートロウリュ機能。特筆すべきはその頻度で、10分に1回という高スパンでの稼働が予定されている。これは一般的なホテルサウナのオートロウリュが20分から30分間隔であることを考えると、極めてアグレッシブな設定と言えるだろう。都心のサウナ専門店にも引けを取らないこの仕様は、常に最適な湿度を維持し、短時間でも質の高い発汗を促す。
収容人数は8〜10名程度と、ホテルの規模感に対してゆとりを持たせた設計になっている。

「畳敷き」の洗い場がもたらす安心感。北陸の冬を見据えた機能美
浴室全体の設計において、全国的にも珍しい「畳敷き」の洗い場を採用している点が異彩を放つ。これは単なるデザインの奇抜さを狙ったものではなく、金沢という土地柄を深く理解した結果の選択だろう。

冬場の金沢は冷え込みが厳しく、従来のような石やタイルの床では足元から体温が奪われやすい。畳敷きにすることで、足元のヒヤッとする感覚を解消し、同時に滑りにくく万が一の際にも安全な環境を実現している。この「和」の情緒と機能性の両立は、サウナ後のデリケートな肌感覚を大切にするサウナーにとっても、足裏からリラックスできる貴重な体験となるはずだ。
また、洗い場にはプライバシーを守るための間仕切りが完備されており、特に女性側には周囲の視線を遮る「背中隠し」も設置されるなど、細部まで配慮が行き届いている。

あえて「自然」にこだわる水風呂と、ReFaを揃えたシャワーヘッドバー
サウナ後のクールダウンを支える水風呂には、チラー(冷却装置)を使用しない「自然水」が採用される。
水温は水道温度に依存するため、季節ごとに水温の変化を楽しむという、サウナ本来の自然なととのいを提供。過度な刺激が苦手な初心者でも心地よく、また熟練のサウナーにとっては北陸の四季を肌で感じる温度変化が、かえって趣深いものとなるだろう。

さらに、サウナ体験を締めくくるアメニティにもこだわりが見える。シャワーヘッドバーには「ReFa」をはじめとする人気メーカーのモデルが導入され、好みの使い心地を選択できる。ナノバブルがもたらす洗浄効果と肌への優しさは、熱波を浴びた後の肌ケアとしてこの上ない贅沢だ。
今回のKKRホテル金沢のサウナ導入は、近隣の強豪サウナ付きホテルがひしめくエリアにおいて、あえて「畳敷き」と「高頻度ロウリュ」という独自の文脈で挑む形となる。宿泊者限定というクローズドな空間だからこそ叶う、混雑を避けた「静かなととのい」は、観光客のみならず、静寂を愛するサウナーにとっての聖地候補となる可能性を秘めている。

「KKRホテル金沢」はどんなサウナーにお勧めか
KKRホテル金沢は、特に「静寂の中で自分と向き合いたいソロサウナー」や「金沢観光と本格サウナを両立させたい旅好き」に最適だ。テレビのないサウナ室と、10分間隔のオートロウリュが生む安定した熱気は、瞑想的なサウナ体験を約束する。
また、畳敷きの洗い場はシニア層や家族連れにも優しく、幅広い層が安心してサウナ文化に触れられる入り口となっている。



ジョー
宿泊者限定でこのスペックは、正直「攻めすぎ」で最高。10分間隔のオートロウリュは、もはや専門店レベル。畳の洗い場での「足裏リラックス」からサウナに入る動線は、北陸の冬に絶対刺さる。混雑を避けたい大人のソロサウナーにこっそり教えてあげたい。
KKRホテル金沢
所在地:石川県金沢市大手町2-32
オープン日:2026年8月15日(予定)
サウナ仕様:オートロウリュ完備(10分に1回稼働予定)、対流式(ストーン)、テレビ無し
水風呂:自然水(水道温度)
浴室特徴:畳敷きの洗い場、洗い場間仕切り完備、半露天風呂、ReFa製シャワーヘッド導入
源泉:大野お台場温泉(ナトリウム-塩化物強塩温泉)
利用対象:宿泊者限定
URL:https://kanazawa.kkr.or.jp/