
宮崎県都城市のスノーピーク都城キャンプフィールド内、関之尾公園プールに、サウナ施設「SEKINOO POOL SAUNA in Snow Peak MIYAKONOJO」が2026年9月26日にグランドオープンする。運営は宮崎発のサウナブランド「ONE SAUNA」を手がける株式会社Libertyship。プレオープンは9月19日から25日まで実施される。
夏だけのプールが、なぜサウナ施設に変わるのか
関之尾公園プールは夏季限定の屋外プールだった。つまり年間の大半は使われないまま、維持費だけがかかる施設でもあったということだ。この「季節限定施設の稼働率」問題は、全国の公営プールや観光地の季節営業施設に共通する課題として、業界内でもたびたび語られてきた。


一方でサウナ需要は秋から冬にかけて高まる傾向がある。夏はプール、それ以外はサウナという組み合わせは、既存の水面・更衣室・駐車場をそのまま活用しながら稼働期間を一年に広げる、比較的低コストな通年化モデルといえる。
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大型新設投資による通年施設化が主流の中、既存資産の転用でこれを実現している点は、地方の遊休施設活用の一つの型として注目に値する。

黒霧島デザインのバレルサウナと、選べる焼酎ロウリュ
このバレルサウナ最大の特徴は、都城市の霧島酒造とのタイアップだ。外装テント生地には「黒霧島」のロゴとブランドデザインがあしらわれ、黒と金を基調とした外観に仕上がっている。

さらに受付では、霧島酒造の複数の焼酎銘柄から1本を選び、小瓶に移してロウリュに使用できる。銘柄によって蒸気の香りが変わるため、訪れるたびに違う一本を選ぶ楽しみがあるという設計だ。なお香りを楽しむ演出であり、飲用の提供ではない点は明記しておきたい。
地元の酒蔵とサウナ施設が同じ土地の資源から立ち上がっていることを、視覚と香りの両方で伝える仕掛けと言える。

サウナ室には宮崎県産スギ材を使用し、水風呂とプールには霧島連山のふもと・関之尾に湧く天然水を使用。外気浴にはスノーピークのチェアが用意される。
木・水・香りのすべてを同じ土地の資源でまかなう構成は、ONE SAUNAが掲げる「地産地消のサウナづくり」というブランド哲学の実装例だ。

予約枠だけ稼働させるIoT運用
サウナの運転は、Libertyshipが開発するIoTサウナ管理システム「ON-SAUNA」が予約に合わせて自動制御する。予約時刻に合わせてヒーターの予熱と水風呂の給水が始まり、利用後は自動排水される仕組みだ。常時稼働ではなく予約枠だけ動かすことで、少人数運営でも通年営業を成立させやすくなる。
現地常駐スタッフを最小化しながら適温を維持できる点は、地方の小規模施設が通年営業に踏み切る際の実務的なハードルを下げる要素として評価できる。

黒霧島バレルサウナどんなサウナーにお勧めか
最大8名までの完全貸切制のため、家族連れやグループでのソロ的利用、周囲を気にせず会話しながらととのいたい人に向いている。
また焼酎ロウリュという体験の性質上、土地の文脈ごと楽しみたい「ご当地サウナ」志向のサウナーにも刺さるだろう。



ジョー
夏だけ働いて、あとは静かに水を溜めているだけのプール。そんな「季節限定施設」の余生に、焼酎とスギの香りで新しい仕事を与えたのがこの施設だと思う。個人的には、ロウリュで焼酎の銘柄を選べるという設計が地味にずるい。香りは記憶に直結するので、「あの日選んだ銘柄」でまた行きたくなる人が絶対出てくる。
SEKINOO POOL SAUNA in Snow Peak MIYAKONOJO
所在地:宮崎県都城市関之尾町 スノーピーク都城キャンプフィールド内 関之尾公園プール
プレオープン:2026年9月19日(土)〜9月25日(金)
グランドオープン:2026年9月26日(土)
営業時間:12:00〜17:30
定休日:水曜
料金(税込):1.5時間 8,800円/2名〜
サウナ室数・熱源種類:バレルサウナ1室(熱源記載なし)
水風呂数・温度:関之尾の天然水(湧水)使用
収容人数:完全貸切、1組最大8名
主な設備:焼酎ロウリュ(無料・銘柄選択制)、スノーピークチェアでの外気浴
アクセス:関之尾滝まで徒歩圏、施設内にレストラン「Blue Bird dining」「Snow Peak Cafe」あり
運営会社:株式会社Libertyship(予約受付・管理、サウナ設備・IoT管理)
公式URL:https://sauna.travel/products/snow-peak-miyakonojo-poolside-sauna