
大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ株式会社が運営する「湯快リゾートプレミアム金波荘」が、2025年4月12日に「TAOYA和倉」としてリブランドオープンすることが発表された。能登半島地震の影響で一部施設が損傷し休業していたが、約1年3カ月を経て再始動する運びとなった。
能登の海を一望できるサウナ体験が新たな魅力に
今回のリブランドでは、新たにサウナと岩盤浴が新設される。施設からは能登の海を一望でき、海を眺めながら心と体をリフレッシュできる特別な空間となっている。温泉との組み合わせにより、温冷交代浴の効果も期待できる施設となっている。
「ゆったりと、たおやかに。」をコンセプトとするTAOYAブランドは、2023年から本格展開しているオールインクルーシブの温泉リゾートホテルである。宿泊料金には食事や夕食時のアルコール、ウェルカムドリンクや湯上りサービスなど、館内サービスの利用料金がほぼ含まれ、追加料金や支払いの煩わしさを気にせず滞在できることが特徴だ。


海と一体になるインフィニティ温泉の魅力
「TAOYA和倉」の目玉となるのは、能登の海に面したインフィニティ温泉である。どこまでも続く海を眺めながら波の音に耳を澄ませると、まるで海に溶け込んだような感覚を味わえる。また、大きな窓の大浴場からも能登の海を眺めながら温泉を楽しむことができる。
和倉温泉は豊富な塩分が含まれており、保湿・美肌効果もあるといわれている北陸随一の「海の温泉」として知られる。今回のリニューアルにより、その魅力をさらに引き立てる空間が完成した。

能登の食材を活かした多彩な料理
レストラン「calme(カルム)」では、能登の食材を活かしたバイキングメニューを提供する。ライブキッチンでは能登で獲れた海の幸を使った握り寿司や、能登米の海鮮パエリアなどが楽しめる。朝食には能登産牛乳を使ったフレンチトーストなど地元の食材にこだわったメニューが並ぶ。
夕食時には無料のアルコールも用意され、料理とのペアリングも楽しむことができる。能登の海をイメージし、静かで穏やかな様子を表現したレストランで、旅先ならではの味覚を堪能できる。


シーンに合わせて選べる客室とラウンジ
全客室から能登の海の眺望を楽しむことができ、和ベッドルームや和洋室だけでなく、露天風呂付の客室も和洋室、和室、洋室と多彩に用意されている。
ラウンジにはシックな雰囲気の暖炉を設えたスペースや、海を眺めるデッキラウンジがあり、気分に合わせて過ごし方を選ぶことができる。


能登地震発生から約1年3ヶ月、「営業再開した際にお客様にさらに喜んでいただける宿を作りたい」という強い思いでリブランドした「TAOYA和倉」。営業再開を地域復興支援の一環と捉え、観光業を通じて地域経済の回復と活性化を目指している。「ゆったりと、たおやかに。」全身で能登の自然・魅力を体感する贅沢な時間を過ごせる施設として、新たなスタートを切る。
TAOYA和倉
オープン日:2025年4月12日(土)
所在地:石川県七尾市和倉町ヨ部91-1
アクセス:能越自動車道 和倉ICより約10分
宿泊料金:17,900円(消費税込)~