
群馬・水上温泉に、温泉ファンやサウナーと家族旅行者が同時に満足できる本格温浴宿が誕生する。
「大江戸温泉物語Premium 松乃井」が2026年8月7日にグランドオープンし、5月11日より宿泊予約の受付を開始した。
3つの露天風呂、2つの大浴場、そして5室の貸切風呂、そしてサウナという構成は、単なる温泉旅館のリニューアルではなく、「湯めぐりを旅の中心に置く」という明確な意志の表れだ。
水上温泉という土地が持つ文脈
水上は、関越自動車道の水上ICから約5分、東京都心から新幹線と車を合わせても2時間圏内という立地にある。谷川岳を望む自然環境と、利根川の渓谷沿いという地形が、古くからこの温泉地を「東京の奥座敷」として機能させてきた。
群馬県はサウナ文化との親和性が高い土地でもある。草津や伊香保など県内各地の温泉地が、近年は岩盤浴やサウナ設備の充実を競い合っており、温浴目的で群馬を訪れるサウナー・温泉愛好家の数は増加傾向にある。
そのみなかみに、全国75施設を展開するGENSEN HOLDINGSがPremiumラインで参入するのは、この地域の温浴需要がまだ伸びしろを持っていることの裏返しでもある。


3つの露天風呂と5室の貸切風呂が示すもの
「大江戸温泉物語Premium 松乃井」の温浴構成を整理すると、露天風呂3か所・大浴場2か所・貸切風呂5室という規模になる。
日本庭園を眼前に配した浴槽のほか、立ち湯・壺湯・寝湯といった形式の異なる浴槽が揃う構成は、単に広いというだけでなく「同じ湯質でも入り方を変えることで体験の密度を上げる」設計思想を感じる。温浴施設において、露天風呂の数や貸切室の多さは滞在の選択肢の広さを直接意味する。

特に貸切風呂5室という数字は、カップルや小さな子ども連れが「他者を気にせずじっくり温まる」ための現実的な受け皿として機能する。近年、日帰り温浴施設でも「サウナ→水風呂→外気浴」の動線を重視した設計が増えているが、宿泊施設でこれほどの浴場バリエーションを持つ施設は関東近郊でも多くない。
この規模は、「温泉を目的地として選ぶ」旅行スタイルへの対応として理解できる。

ととのいの後は、みなかみの山を見ながら食う
温浴体験と同じくらい、旅の満足度に直結するのが食事だ。
「大江戸温泉物語Premium 松乃井」が提供するレストランは、みなかみの山々を大きな窓越しに望む開放的な空間で、プレミアムバイキング形式を採用する。ライブキッチンでの調理と、卓上で蒸らす「温泉せいろ蒸し」というスタイルは、温泉宿らしい演出として機能する。
群馬のご当地グルメである「もつ煮込み」と「ソースカツ丼」の提供も明記されており、地域食材への意識は一定ある。プレミアムラウンジではアルコールを含むフリードリンクを提供し、暖炉のあるライブラリーも併設される。
ととのった後に、山を見ながらビールを飲む。それがこの施設の過ごし方の基本になるだろう。


「大江戸温泉物語Premium 松乃井」どんなサウナー・温浴好きにお勧めか
本施設が最も刺さるのは以下のような層だ。
・子連れ温浴派:屋内キッズパークと夏季限定の屋外プールがあるため、子どもの過ごし場所を確保しながら自分は温浴に集中できる。温泉宿でこの両立ができる施設は実は少ない。



・露天風呂コレクター:露天3種+貸切5室という構成は、「1滞在で複数の浴場体験をしたい」タイプのサウナーや温泉好きの需要にそのまま応える。
・都市近郊の週末サウナ旅を探している人:東京から2時間圏内、かつ自家源泉を持つという条件は、週末の1〜2泊旅として現実的な選択肢になる。日帰りでは味わえない自家源泉の湯を宿泊でゆっくり楽しみたい層に向いている。



ジョー
露天3種に貸切5室、さらにキッズパーク付き。子どもが走り回っている間に壺湯で30分溶けていられるなら、それはもうととのいの一形態かもしれない。自家源泉の宿で週末に湯めぐりを完結させたい「温泉派のサウナー」に、特に刺さるはず。
大江戸温泉物語Premium 松乃井
オープン日:2026年8月7日(金)
所在地:群馬県利根郡みなかみ町湯原551
アクセス(車):関越自動車道 水上ICより約5分
アクセス(電車):JR水上駅より車で約5分
予約開始:2026年5月11日(月)
公式サイト:https://www.ooedoonsen.jp/matsunoi/
電話予約:050-3615-3456(受付9:00〜19:00)
温浴設備:露天風呂3か所・大浴場2か所・貸切風呂5室 ・その他設備:屋内キッズパーク・屋外プール(夏季限定)・プレミアムラウンジ・ライブラリー