愛媛県今治市の「しまなみ温泉 喜助の湯」では、サウナに魅了された社員がつくる、愛媛県愛が強すぎる日本初のサウナ「みかんサウナ」を女性エリアに、2023年3月上旬にオープン予定。女性にうれしい、肌や髪にやさしいスチームサウナだ。
サウナ好きの社員で構成される「kSc」のメンバーが作り上げる
「日本一、サウナーを応援する施設を目指す」を理念に、サウナ好きの社員が立ち上がり、2021年4月に結成されたのが「kisuke Sauna club（kSc）」（キスケサウナクラブ）だ。「サウナの魅力や楽しさを世の中に広めたい！」という強い思いを持つ3人によって始動し、①サウナ情報・魅力の発信、②快適なサウナ環境の整備、③地域への貢献という3本柱を原則として、特色あるサウナ開発と、エンターテイメントを意識した独自のイベントを開催してきた。
結成から約半年後の2021年11月に、国産素材の全面的な使用にこだわった愛媛県初の本格フィンランド式サウナ小屋を、「しまなみ温泉 喜助の湯」にオープン。フィンランド式サウナの特色である、熱したサウナストーンにアロマ水をかけて発生する蒸気（ロウリュ）浴を自ら楽しめる、セルフロウリュを導入した施設として話題となった。
2022年2月には、同じく「しまなみ温泉 喜助の湯」に、男女が着衣で楽しめる低温サウナを新設。「高温サウナが苦手な人でもリラックスして楽しめる空間」をコンセプトに、サウナの楽しみ方の裾野を広げ、より多くの人にサウナに親しんでもらえる安らぎの場となった。
そして2022年6月には、「伊予の湯治場 喜助の湯」（松山市）に、高温サウナの「蒼」と超高温サウナの「炎」、女性エリアにはミストサウナの「霞」（かすみ）をオープン。「蒼」と「炎」のサウナストーンには、愛媛県の伝統工芸で、鬼瓦で名高い菊間瓦製の「鬼丸」「鬼玉」を使用し、「鬼サウナ」として大きな注目を集めている。
また、サウナ開発だけでなく、kScはサウナファンのさらなる獲得をめざしたイベントも数多く開催。直近では、2022年11月23日の勤労感謝の日に、子供たちによる熱波隊が働くパパへ、大うちわで熱風をプレゼントする「いつもお疲れ様熱波」という独自のイベントを開催した。
また、12月には冬至に合わせて、愛媛県鬼北町のゆずを用いた「柚子ロウリュ」イベントを予定し、地域の産業への貢献にも役割を果たしている。
kScプロデュースの「みかんサウナ」が、3月上旬オープンに向けて始動
現在のサウナブームにより、都心部では男女ともサウナファンが増えているが、地方でのサウナ利用は男性7：女性3の比率で、女性サウナファンが少ない状況だ。そこでkScは、「女性にももっとサウナの魅力を伝えたい！」という思いのもと、2022年6月に「伊予の湯治場 喜助の湯」の女性エリアに、ミストサウナ「霞」をオープンした。「肌や髪の調子がよくなった」などの声も多いという。
新しく作られる「みかんサウナ」は、室温40～60℃、湿度80～100％のスチームサウナ方式を予定。愛媛県西部の肱川流域では、朝霧が川を下る「肱川あらし」という現象がみられますが、「みかんサウナ」では肱川あらしを思わせる大量のミストを発生させる。
デザインは地元今治市の怪島（けしま）をかたどったこだわりの外観に、屋根にみかんの木をシンボルツリーとして展示。サウナ室内の装飾には、約240年の歴史を誇る愛媛の伝統工芸品の砥部焼を採用する。
プロデュースには、女性の目線から砥部焼の魅力を全国に発信するという思いで結成された７人の女性作家グループ「とべりて」のメンバーでもある「砥部焼 すこし屋 松田窯」の松田知美氏が行う。
しまなみ温泉 喜助の湯
愛媛県今治市日吉町1－2－30
