
「伊予の湯治場 喜助の湯」が2025年6月21日、女性サウナ室を全面改装した「藍美 -Aibi-」サウナをオープンする。この改装は、サウナ好きスタッフによる「kSc -kisuke Sauna club-」の第7弾プロデュース企画として実施。愛媛の伝統工芸である「伊予絣」と佐田岬の「藍」染料を使用した唯一無二のサウナ空間だ。
愛媛の伝統工芸が融合した藍色のサウナ空間
「藍美 -Aibi-」サウナの最大の特徴は、愛媛の伝統工芸「伊予絣」の展示と、佐田岬半島で栽培された藍で染め上げられた国産檜のベンチと背もたれである。江戸時代から続く伝統織物「伊予絣」は、素朴な藍色を基調とした幾何学模様が特徴で、サウナ室に独特の彩りを添える。
藍染めの原料となるタデアイは、四国最西端・佐田岬半島で無農薬・無化学肥料で自然栽培されたものを使用。「岬藍(はなあい)」の協力により、抗菌・防臭効果が期待できる藍染めと肌触りの良い檜を組み合わせることで、五感すべてを満たす特別なサウナ空間を実現している。
「藍色」には鎮静効果があるとされ、筋肉の緊張を和らげ、心身をリラックスさせる効果が期待される。


男性浴室には待望の「内気浴エリア」誕生
同時に男性浴室には、「響乃間 -Hibiki no Ma-」と名付けられた内気浴エリアが新設される。この完全室内型設計のエリアは、季節や天候に左右されず、一年を通して安定した環境で”ととのい”を体験できる空間となる。
和の趣ある障子窓からの優しい灯りと、愛媛の自然を感じられる『愛媛の音』のBGMにより、極上のリラックスタイムを提供する。第17弾『伯方島 開山公園』の音など、愛媛県内の美しい自然や風景から収録した環境音が、まるで自然の中にいるかのような癒しの時間を演出する。

世界で唯一の菊間瓦製サウナストーン
「藍美 -Aibi-」サウナでは、愛媛県の伝統工芸「菊間瓦」を用いた、オリジナルサウナストーン「鬼丸・鬼玉」を採用している。今治市菊間町の老舗窯元「菊貞」の協力により開発されたこのストーンは、遠赤外線による穏やかな熱伝導と心地よい蒸気発生を実現するサウナ環境に最適な素材である。
創業300年以上の歴史を持つ「菊貞」ブランドの技術で作られた「鬼丸・鬼玉」には、魔除け・家内安全・無病息災の願いが込められており、新宮村のお茶を使用したセルフロウリュとの組み合わせにより、ここでしか味わえない特別な”ととのい”を提供する。

全国1位のサウナを支える「kSc」の挑戦
喜助の湯は2023年、2024年と2年連続で全国人気サウナランキング日本1位を獲得している。その活動の中心となる「kSc – Kisuke Sauna Club」は、サウナ文化の発信、快適な環境整備、地域への貢献を3本柱に事業を展開。
2021年の「kSc」発足以来、「鬼サウナ」「露サウナ」の完成、フィンランドプロジェクトの始動、アウフグースチーム「風弦(Fūgen)」の立ち上げなど、サウナ文化の発展に取り組んできた。2024年には「サウナ&スパホテル 喜助の宿 JR松山駅前店」を開業するなど、愛媛発のサウナ文化を全国に発信し続けている。

この新たなサウナ空間「藍美 -Aibi-」は、愛媛の伝統と文化、そして最先端のサウナ技術が融合した空間として、サウナ愛好家たちの新たな聖地となることだろう。
伊予の湯治場 喜助の湯
住所:愛媛県松山市宮田町4番地 キスケBOX1階
電話:089-921-0131
営業時間:5:00~26:00(最終受付 25:00)
HP:https://www.kisuke.com/yu-matsuyama/