サウナで脳内スパーク!プロレス入場曲が「ととのい」を覚醒させるってマジ?

by furosauna

いざ実験! サウナで入場曲を聴きまくってみた!

百聞は一見にしかず!理屈をこねくり回すよりも、実際に試してみるのがフロサウナ編集部の流儀!

というわけで、都内某所のプライベートサウナ施設に潜入。今回は、独断と偏見で選んだ「テンション上がりそうな」以下の10曲を聴きながら、3セット以上のサウナ&水風呂を敢行しました!

それぞれの”ととのいの記録”を、とくとご覧あれ!

1. スパルタンX(三沢光晴)

言わずと知れた、日本のプロレス界が生んだエメラルドグリーンの英雄、三沢光晴のテーマ。あのイントロの緊張感から、一気に高まるどこか情緒的なメロディは、まさしくリングの上の三沢そのもの。サウナ室でこれを聴くと、まるで自分もエメラルド・フロウジョンを喰らう覚悟を決めているかのような、研ぎ澄まされた集中力が生まれる気がします。汗と一緒に邪念が全て流れ落ち、水風呂に飛び込めば、そこには至高の「ととのい」が待っていた!

ととのい度:★★★★★ (いきなり出ました!星5つです!研ぎ澄まされた集中系ととのい)


2. 爆勝宣言(橋本真也)

破壊王・橋本真也の入場曲。力強いドラムとギターが、まさに“爆勝”への道を切り開くような迫力満点の一曲!サウナ室でこの曲が流れると、もう大変。全身の毛穴が「ハッシーモト!ハッシーモト!」と叫びながら開いていくような感覚に陥り、普段の何倍も汗が噴き出る! 水風呂に飛び込む頃には、もはや自分が液体になりそうなくらいの覚醒状態。脳汁ドバドバ、これぞまさに爆勝「ととのい」!

ととのい度:★★★★☆ (爆発的なパワー系ととのい)


3. 愚零闘武多協奏曲(グレート・ムタ)

悪の化身、グレート・ムタのテーマ。怪しげで不気味なイントロから、狂気をはらんだメロディへと展開する様は、まさに“魔界の狂宴”。薄暗いサウナ室でこれを聴くと、まるで毒霧を浴びたかのように身体が熱くなり、ゾワゾワと鳥肌が立つ。水風呂に入っても、その怪しい感覚は消えず、どこか異世界にトリップしたような「ととのい」に!もはや「ととのい」を通り越して「覚醒」に近い状態だったかもしれません。悪の魅力に憑りつかれる、危険な「ととのい」です…。

ととのい度:★★★★ (狂気に満ちた覚醒系ととのい)


4. 炎のファイター <オーケストラ・ヴァージョン>(藤田和之)

あえて、アントニオ猪木バージョンではなく、藤田和之が受け継いだオーケストラバージョンをチョイス。重厚感と荘厳さが加わり、まるで神が降臨するかのよう。サウナ室でこれを聴くと、熱波がまるで「迷わず行けよ、行けばわかるさ!」と語りかけてくるような錯覚に。当時、PRIDEで全く負け知らずだった”不沈艦”エメリヤーエンコ・ヒョードルをあと一歩のところまで追い込んだ藤田和之の姿が頭に浮かび鳥肌が立つ。サウナなのに。そして一歩一歩、限界まで自分を追い込み、水風呂で全てを解放。単なる「ととのい」を超え、どこか厳粛な気持ちになる、神聖な「ととのい」でした。

ととのい度:★★★★☆ (魂を浄化する神聖系ととのい)


5. 風になれ(鈴木みのる)

ここで歌詞のある曲も投入してみる。“キング・オブ・パンクラス”鈴木みのるの入場曲。どこか寂しげで、しかし強い決意を秘めたメロディは、孤高の戦士の生き様を体現しています。中村あゆみのハスキーボイスが脳波とシンクロ。「かっぜーにーなれー!」と一緒に叫びたくなる。風か…つまり熱波か…!そして、サウナ室でこれを聴いていると、自分自身が何を探し求めてサウナに入っているのか、という哲学的な雰囲気に。水風呂で全てを流し去ると、残るのは静かで、しかし確固たる「ととのい」。誰にも邪魔されない、自分だけの「ととのい」を追求する孤高のサウナーにオススメです。

ととのい度:★★★★ (孤高の集中系ととのい)

6. パワーホール(長州力)

“革命戦士”長州力の入場曲。力強く、そしてどこか泥臭いメロディは、まさしく長州の生き様そのもの。サウナ室でこれを聴けば、もう「オレはお前の咬ませ犬じゃないぞ!」と誰もいないのに叫びたくなるのをこらえるのが大変。ロウリュの蒸気がまるで長州のラリアットのように全身を打ち付け、普段より一段と汗が吹き出る。水風呂でクールダウンすると、その熱気を乗り越えた「キレてないですよ…」という、どこか脱力した、しかし確かな「ととのい」が訪れました。

ととのい度:★★★☆☆ (泥臭くも確かな実力派ととのい)


7. “AO”corner(アレクサンダー大塚)

K-1、PRIDEでも活躍した“キング・オブ・パンクラシスト”アレクサンダー大塚のテーマ。男臭い、そして強烈なインパクトのある一曲。サウナ室でこの曲が流れると、いつまでも挑戦者であり続けたい…という謎の感情に。熱波と共に、アレクのユニークなキャラクターが脳裏に浮かび、「これはアレクか?それともコージー冨田か?」という謎の疑問に思わず口角が緩む。水風呂では、その熱をコミカルに吹き飛ばすかのような、軽快な「ととのい」。普段のサウナとは一味違う、ユーモアのある「ととのい」を求める方におすすめです。

ととのい度:★★★☆☆ (ユニークな癒し系ととのい)


8. スカイ・ウォーク(ケンドー・カシン)

謎多き男、ケンドー・カシンの入場曲。「プロブレム」で始まる軽快なリズムと、どこか不穏なメロディが、カシンのトリッキーな動きを彷彿とさせます。サウナ室でこの曲を聴いていると、まるで自分がカシンのように掴みどころのない、しかし確かな存在感になったような感覚に。熱波がまるでカシンの奇妙な攻撃のように、身体の隅々まで染み渡ります。水風呂では、その熱を涼やかにかわすかのような、どこか達観した「ととのい」。謎めいた「ととのい」を求める方に。

ととのい度:★★★☆☆ (謎めいた達観系ととのい)


9. 奇跡の獣神(獣神サンダー・ライガー)

“怒りの獣神”ではなく、アニメのタイアップで短期間使用された「奇跡の獣神」をあえて選曲。サウナ室にこの曲が流れ出すと、筆者の脳内には「あれ?期待してた曲(怒りの獣神)じゃない!?」というざわめきが(自分で選んだくせに)。熱波が来ても、どうも気分が乗り切らない。なぜなら「怒りの獣神」のほうが今は聴きたかったから。期待値マックスで待機していたのに、メインイベントがいきなり休憩時間になったような、消化不良感が拭えません(自分で選んだくせに)。水風呂に入っても、なんだか「ととのい」きれないモヤモヤが残りました(何度も言いますが、自分で選んでます)。やはり、あの獣神には、怒りのサウンドが一番だと、サウナ室で改めて確信した次第です。

ととのい度:★★☆☆☆ (ちょっと残念な肩透かし系ととのい。自分で選んだくせに)


10. U.W.F. プロレス・メインテーマ

最後に、プロレスに格闘技の要素を導入し、多くのファンを魅了したU.W.F.のメインテーマ。重厚で、どこか哲学的なサウンドが特徴です。静かにサウナ室でこの曲を聴いていると、まるで自分もU.W.F.の思想を体現する戦士になったかのような、ストイックな気持ちになります。脳裏に浮かぶのはヘンゾ・グレイシー戦のときの田村潔司。あの入場時の鳥肌が、また再び時を越えてサウナ室に舞い降りてくる。熱波がまるで、己の肉体と精神を鍛え上げるかのように感じられ、汗が流れ落ちるたびに、雑念が削ぎ落とされていく。水風呂では、その鍛え上げられた身体をクールダウンさせるかのような、研ぎ澄まされた「ととのい」。まさしく、闘うサウナーのための「ととのい」でした。

ととのい度:★★★★★ (ストイックな哲学的ととのい)

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