
日本ガラスびん協会は、夏の風物詩として親しまれている「ガラスびんでシュワシュワ市」を7月1日(火)から9月7日(日)まで開催すると発表した。今年で12回目を迎えるこのイベントは、2014年より続く「夏休み!!ガラスびん地サイダー&地ラムネ in 銭湯」をリニューアルしたもので、昨年から新たな形で実施されている。
お風呂上がりに全国各地の”シュワシュワ”するご当地飲料を銭湯で楽しめるこの企画は、今年さらなる拡大を見せている。北海道や群馬県の銭湯が初参加し、これまで以上に多くの方にガラスびん飲料の魅力を体験してもらえる内容となっている。
過去最大規模の参加銭湯数を実現
今年のイベントには、北海道から兵庫県まで全国12都道府県から94の銭湯が参加する。地域別の内訳は以下の通りである。
参加銭湯一覧(都道府県別)
●北海道(2銭湯)
さつき湯(バス:西28丁目駅)、滝乃湯(JR札沼線:当別駅)
●青森県(2銭湯)
長生湯(バス :棟方志功記念館前)、八戸銭湯 ALWAYS(JR八戸線:本八戸駅)
●群馬県(1銭湯)
上の湯(JR両毛線:桐生駅)
●東京都(23銭湯)
大星湯(都営新宿線:曙橋駅)、大塚仲町 大黒湯(丸ノ内線:茗荷谷駅)、ひだまりの泉 萩の湯(JR山手線:鶯谷駅)、薬師湯(東武スカイツリーライン:とうきょうスカイツリー駅)、こんぱる湯(東西線:木場駅)、白山湯(有楽町線:豊洲駅)、中延温泉 松の湯(東急線:中延駅)、井草湯(西武新宿線:井荻駅 徒歩6分)、大塚記念湯(JR山手線:大塚駅)、小杉湯(JR中央線:高円寺駅)、杉並湯(丸ノ内線:新高円寺駅)、巣鴨湯(都電荒川線:庚申塚駅)、平和湯(JR山手線:池袋駅)、十條湯(JR埼京線:十条駅)、第一金乗湯(東武東上線:上板橋駅)、岡田湯(東武スカイツリーライン:西新井駅)、湯処じんのび(東武大師線:大師前駅)、若松湯(東武スカイツリーライン:五反野駅)、立川湯屋敷 梅の湯(JR中央線:立川駅)、府中湯楽館 桜湯(京王線:府中駅)、神明湯(西武拝島線:東大和市駅)、湯遊邸 松の湯(西武新宿線:武蔵関駅)
●神奈川県(3銭湯)
横浜天然温泉 くさつ(京浜急行線:井土ヶ谷駅)、小松湯(バス:大島五丁目)、千年温泉(JR南武線:武蔵新城駅)
●石川県(2銭湯)
pocapoca御経塚の湯(JR石川線 額住宅前駅)、pocapoca諸江の湯(浅野川線:磯部駅)
●愛知県(7銭湯)
白山温泉(名鉄:東枇杷島駅)、八千代湯(名鉄:名城公園駅)、人蔘湯(名鉄:豊橋駅)、清水温泉(バス:新開地駅)、龍美湯(名鉄:一宮駅)、ぽかぽか温泉 新守山乃湯(JR中央本線:新守山駅)、娯楽湯(JR中央本線:新守山駅)
●岐阜県(1銭湯)
のはら湯(名鉄:名鉄岐阜駅)
●三重県(1銭湯)
玉の湯(近鉄:四日市駅)
●京都府(18銭湯)
大徳寺温泉(バス:大徳寺前)、むらさき湯(地下鉄烏丸線:北大路駅)、紫野温泉(地下鉄烏丸線:北大路駅)、門前湯(地下鉄烏丸線:北大路駅)、源湯(JR嵯峨野線:円町駅)、山城温泉(京福電鉄北野線:北野白梅町駅)、鴨川湯(地下鉄烏丸線:北大路駅)、銀座湯(京阪鴨東線:神宮丸太町駅)、平安湯(京阪鴨東線:神宮丸太町駅)、玉の湯(地下鉄東西線:京都市役所前駅)、トロン温泉稲荷湯(阪急京都線:四条大宮駅)、初音湯(地下鉄烏丸線:烏丸御池駅)、サウナの梅湯(京阪本線:清水五条駅)、小町湯(阪急京都線:西院駅)、京都南区 旭湯(JR京都線:西大路駅)、洛陽湯(JR京都線:西大路駅)、京極湯(阪急京都線:西京極駅)、新地湯(京阪本線:中書島駅)
●大阪府(28銭湯)
浪華温泉ジャブジャブランド(阪神なんば線:千鳥橋駅)、昭和湯(阪急京都本線:淡路駅)、田島新温泉(大阪メトロ千日前線:南巽駅)、春日湯(大阪メトロ谷町線:平野駅)、神徳温泉(大阪メトロ谷町線:千林大宮駅)、あべの橋(大阪メトロ御堂筋線 天王寺駅)、いりふね温泉(大阪メトロ御堂筋線:西田辺駅)、入船温泉(JR大阪環状線:新今宮駅)、日之出湯(大阪メトロ御堂筋線:動物園前駅)、銀水湯(阪急京都本線:崇禅寺駅)、宝湯(阪急京都本線:十三駅)、姫松温泉(南海本線:住吉大社駅)、千歳温泉(JR大阪環状線:鶴橋駅)、めがね温泉(バス:田島三丁目)、しきしま温泉(JR東西線:放出駅)、共栄温泉(阪急宝塚本線:石橋駅)、城南温泉(阪急宝塚本線:池田駅)、平和温泉(阪急宝塚本線:石橋阪大前駅)、日の本湯(大阪メトロ谷町線:守口駅)、なごみ湯(南海本線:泉佐野駅)、梅月温泉(大阪メトロ長堀鶴見緑地線:門真南駅)、巣本温泉(京阪本線:萱島駅)、永和湯(近鉄大阪線:俊徳道駅)、第二寿湯(近鉄大阪線:布施駅)、三宝湯(バス:瑞光四丁目)、みどり温泉(近鉄南大阪線:矢田駅)、寿楽温泉(大阪メトロ四つ橋線:北加賀屋駅)、ヘルシーバス ニュー栄(JR関西本線:八尾駅)
●兵庫県(6銭湯)
灘温泉・六甲道店(JR神戸線 :六甲道駅)、湊河湯(バス:東山町駅)、二宮温泉(JR東海道本線:三ノ宮駅)、蓬莱湯(阪神本線:尼崎センタープール前駅)、ゆ~もあらんど福栄(阪神本線:杭瀬駅)、川西極楽湯(阪急宝塚本線:川西能勢口駅)
47種類の個性豊かなご当地飲料が登場
イベント期間中は、全国各地の特色を活かした47種類のガラスびん飲料が提供される。北海道の「メロンラムネ」「とうきびラムネ」「ラベンダーラムネ」から始まり、青森県の創業100年以上の歴史を持つ「三島シトロン」、話題性抜群の「イカスミサイダー」など、地域の特産品や文化を反映した多彩なラインナップが揃っている。
静岡県からは富士山をテーマにした「富士山サイダー」「富士山頂コーラ」「富士山ゆずサイダー」など、地域のシンボルを活用した商品が多数参加。また、大阪府の「ビリケンサイダー」「ビリケンコーラ」のように、ラベル裏におみくじが付いているユニークな商品も登場する。

豪華プレゼントキャンペーンも実施
昨年好評を博したSNS投稿キャンペーンも今年再び実施される。参加者は湯上がりの風景を参加商品のガラスびん飲料とともに撮影し、ハッシュタグ「#シュワシュワ市」をつけてInstagramまたはXに投稿することで、抽選で10名にガラスびん詰めセットがプレゼントされる。
さらに、各銭湯では先着100名に「シュワシュワ市ステッカー」を配布予定となっており、記念品としても楽しめる内容となっている。

銭湯文化の新たな魅力発信
このイベントは単なる飲料の販売促進にとどまらず、日本の銭湯文化と地域の特産品を結びつけた文化的な取り組みとしても注目されている。お風呂でさっぱりした後に、ガラスびんから直接飲む炭酸飲料の爽快感は、まさに夏の風物詩と言える体験である。
日本ガラスびん協会の主催により、一般社団法人全国清涼飲料連合会が協賛している本イベントは、伝統的なガラスびん飲料の魅力を再発見する機会としても重要な意味を持っている。プラスチック容器が主流となった現代において、ガラスびん特有の口当たりや冷たさ、そして開栓時の音など、五感で楽しめる体験を提供している。
夏の暑さを銭湯で癒し、ご当地の味でさらなる爽快感を味わえるこのイベントは、地域の魅力発見と銭湯文化の継承という二つの意義を併せ持つ貴重な機会となっている。期間中は各地の銭湯で、その土地ならではの味覚体験を楽しんでみてはいかがだろうか。
ガラスびんでシュワシュワ市
開催期間:2025年7月1日(火)~9月7日(日)