
雪国観光圏は、東京都内の老舗銭湯「小杉湯」との特別コラボレーション企画を開催する。「エコロッジ雪国の湯 in 小杉湯」と題したこのイベントでは、雪国観光圏を代表する3つの温泉地の入浴剤を使用した「変わり湯」が楽しめるほか、雪国の魅力を伝えるトークイベントも実施される。
3つの名湯を都内で堪能できる貴重な機会
雪国観光圏は新潟県、群馬県、長野県にまたがる3県7市町村からなる広域観光圏だ。今回の企画では、この圏域を代表する松之山温泉、越後湯沢温泉、上州みなかみ温泉の入浴剤を用いた特別な湯を、東京都内の「小杉湯 原宿」と「小杉湯 高円寺」で体験できる。
「変わり湯」の日程は以下の通りだ。4月21日(月)から23日(水)には「上州 みなかみ温泉」、25日(金)から27日(日)には「越後 松之山温泉」、そして28日(月)から30日(水)には「越後 湯沢温泉」の湯を楽しむことができる。

雪国の魅力を伝えるトークイベントも開催
イベント期間中の4月27日(日)には、小杉湯 原宿の「チカイチ」において、16時から17時までトークイベントが行われる。ゲストには小杉湯3代目の平松佑介氏や各温泉地の代表者が登壇する予定だ。雪国の温泉文化や「雪国エコロッジ」の取り組みについて知ることができる貴重な機会となるだろう。
「雪国エコロッジ」とは、「地域環境の保護」「地域社会への貢献」「本物の自然や文化との交流」などの条件を満たした上質で小規模な宿泊施設を指す。雪国観光圏では、「雪と水を守る」「雪国の食と地場産業を維持する」ことを重視し、約40項目のエコロッジ要件を定めている。現在、雪国観光圏内には12軒の旅館がこのコンソーシアムに参加している。

100年続く銭湯文化と雪国の温泉文化の融合
今回の企画の舞台となる「小杉湯」は、新潟県出身の初代が昭和8年に東京都杉並区高円寺で開業した老舗銭湯だ。「きれいで・清潔で・きもちのいい」をモットーに、長年地域に愛されてきた。
3代目の平松氏は「社会には銭湯が必要だと証明したい」との思いから、令和5年4月に原宿の商業施設「ハラカド」の地下1階に「小杉湯原宿」をオープン。「日々の連続に溶け込んだ些細な幸せ…ケの日のハレ」を実践し、100年先も続く東京の銭湯を目指している。
「小杉湯原宿」には、「銭湯を中心とした街のような空間」をテーマにした「チカイチ」が併設され、畳やカーペット、ビールスタンドなどが設置されている。令和5年10月に設立された「株式会社ゆあそび」が「小杉湯原宿」とその周辺フロア「チカイチ」のプロデュース事業を行っており、企業や地域との連携も小杉湯の魅力となっている。

東京にいながらにして雪国の名湯を体験できる貴重な機会。日々の疲れを癒やしながら、雪国の温泉文化に触れる特別な10日間となるだろう。
イベント詳細
会場:
小杉湯 原宿/東京都渋谷区神宮前6丁目31−21 東急プラザ原宿ハラカド B1F
小杉湯 高円寺/東京都杉並区高円寺北3丁目32−17
開催期間: 2025年4月21日(月)~30日(水)
トークイベント: 4月27日(日)16:00~17:00 小杉湯 原宿「チカイチ」にて