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地域産材を活かしたサウナ施設を創る!yueと森未来が持続可能な森林管理を推進

by furosauna

サウナ施設の新たな形として、地域産材を活用した温浴施設の開発が進んでいる。株式会社yue(本社:東京都渋谷区)と、持続可能な森林管理を目指す株式会社森未来(本社:東京都港区)が連携し、地域の木材を活かしたサウナを提供することで、環境負荷を軽減しつつ、心地よいサウナ体験を実現するプロジェクトが始動した。

サウナと森林の持続可能な関係

温浴施設は、大量の水とエネルギーを消費する一方で、地域の自然環境と密接に関わっている。特に、森林は水の浄化や気候調整の役割を果たし、温浴施設の水資源の質を支えている。そこで、地域の森林を持続的に管理し、木材を適切に活用することで、サウナ施設の環境負荷を低減することが求められている。

本プロジェクトでは、yueが展開するサウナ施設「しずの湯」に、森未来が提供するトレーサビリティが担保された地域産材を使用。これにより、サウナ施設の建材においても環境配慮が行われることとなる。

地域材を活かしたサウナのメリット

地域の木材を使用することには、以下のようなメリットがある。

  1. 環境負荷の低減:地元産材を使用することで、輸送にかかるCO2排出を削減。
  2. 地域経済の活性化:林業や木材産業が活性化し、地域の雇用創出に貢献。
  3. 高品質なサウナ体験:地元の気候に適した木材を使用することで、より快適なサウナ環境を実現。

yueは、古い銭湯をリノベーションし、新たな温浴文化を提供する企業として、年間5店舗の新規開業を計画している。サウナの文化をより多くの人に広めるために、持続可能な森林管理と連携しながら、環境に優しい施設の運営を目指している。

一方、森未来は「Sustainable Forest」をミッションに掲げ、森林資源の持続可能な利用を推進。木材の調達に関する透明性を確保し、環境負荷の少ない建材を提供することに注力している。今回の連携により、両社の強みを生かした新たなサウナ施設が誕生することとなった。

サウナ業界における環境意識の高まり

近年のサウナブームにより、多くの新しい施設が誕生している。しかし、持続可能性を考慮したサウナ施設はまだ少なく、環境負荷の低減が課題となっている。地域産材を使用することで、サウナ施設の環境負荷を減らしながら、より良いサウナ体験を提供することが可能となる。

森未来の木材調達担当・冨山脩太朗氏は「サウナ施設において、地域材を活用する意義は大きい。森林資源の循環を促進しながら、より快適なサウナ環境を提供できる」と語る。

今後の展望

今後、yueは地域産材を使用したサウナ施設の拡充を進め、持続可能な温浴文化の確立を目指す。森未来もまた、さらなる木材流通の変革を推進し、サウナ業界と連携しながら、環境に配慮した木材の供給を拡大する予定である。

環境と調和したサウナ文化の発展が期待される中、yueと森未来の取り組みは、サウナ業界における持続可能な未来を切り開く重要な一歩となるだろう。

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