
2024年11月15日から16日、京都府京丹後市で開催された「ユニオンルーキーズセミナーⅢ in 京丹後」で、アウトドアサウナを中心としたユニークな体験が話題を呼んだ。この研修旅行は、関西電力労働組合とTRAPOL合同会社が共同で企画したもので、地域の魅力を最大限に活かしたプログラムが特徴だ。
京丹後で楽しむアウトドアサウナ
今回のセミナーで注目を集めたのが、古民家を改修して作られたサウナ「五箇サウナ」である。このサウナは、自然の中に溶け込むようなデザインで、川のせせらぎを聞きながら「ととのう」ことができる。自分で火を起こして温度を調整する薪サウナは、都会ではなかなか味わえない特別な体験であり、訪れた参加者たちは自然と一体化する感覚を楽しんだ。
さらに、サウナ後には川辺でのととのいスペースが用意されており、自然の中で深いリラクゼーションを堪能できる。このアウトドアサウナは、地域の古き良き文化を体現しながらも、現代人の癒しのニーズに応える新しい形のサウナとして注目されている。


サウナ体験と地域文化の融合
セミナーでは、サウナだけでなく、地域の暮らしや文化を学ぶ体験プログラムが多数用意されていた。例えば、地元の「丹後ばら寿司」作りや、伝統的な「丹後ちりめん」の工場見学と着付け体験が行われた。これらの体験を通じて、参加者は地域文化への理解を深めるとともに、地元住民との交流を楽しんだ。
また、セミナーでは持続可能な社会を学ぶための「ビーチクリーン活動」も行われた。地元の海岸でのゴミ拾いを通じて、自然環境を守る大切さを学び、その後のサウナ体験でリフレッシュするというプログラムは、多くの参加者に強い印象を残した。
海ごみを使ったアップサイクル体験や、環境問題に関するディスカッションも行われ、地域環境と向き合うきっかけを提供した。


アウトドアサウナで「ととのう」特別な時間を
京丹後市のアウトドアサウナは、自然に囲まれた環境の中で心と体をリセットする最適な場所である。川辺のととのいスペースや薪の香り漂うサウナ室で、訪れる人々に特別な癒しの時間を提供している。
研修旅行の一環として体験した参加者たちからは、「サウナで心身ともにリフレッシュできた」「地域の自然や文化と一体になれる貴重な体験だった」といった好評の声が寄せられた。このアウトドアサウナは、京丹後の地域資源を最大限に活用し、サウナ文化の新しい可能性を示している。

サウナを通じた地域活性化の可能性
今回のセミナーを企画したTRAPOL合同会社は、「現地の暮らしに溶け込む旅」をコンセプトに、地域文化と旅行体験を融合させた新しい形の研修を提案している。京丹後市のアウトドアサウナを活用したプログラムは、地域の魅力を広く発信するとともに、サウナを通じた地域活性化の可能性を感じさせるものであった。