2024年12月より、山形県かみのやま温泉にある老舗旅館「日本の宿古窯」で、新たにサウナ付きスイートルーム「古窯スイート」が誕生する。蔵王連峰を望む絶景のパノラマビューとともに、完全プライベートサウナで極上のリラックス体験を提供するこのスイートルームは、家族旅行からインバウンド観光客まで、多様なニーズに応える豪華な宿泊施設として注目されている。
蔵王連峰を望むスイートルームの特徴
古窯スイートには、87平米のツインルームと102平米の和洋室の2タイプがある。それぞれの部屋からは蔵王連峰やかみのやま市の美しい里山風景を一望でき、特に夕暮れ時や夜景の景色は息をのむほどの美しさだ。インテリアには、山形特産の金山杉や地元アーティストの工芸品を使用し、和モダンの洗練された空間が広がっている。
プライベートサウナで特別な癒しを
古窯スイート和洋室には、完全プライベートサウナが設置されている。檜で作られたサウナ室ではセルフロウリュが可能で、温かい蒸気が全身を包み込む贅沢な時間を過ごせる。サウナ後は専用の外気浴スペースで蔵王連峰を眺めながら“ととのい”を楽しむことができ、自然と一体化する癒しの体験を提供する。
源泉かけ流しの露天風呂
各スイートルームには、源泉かけ流しの露天風呂または半露天風呂が付属している。泉質は「ナトリウム・カルシウム・塩化物・硫酸塩温泉」で、三大美人泉質として知られ、美肌効果や健康促進効果が期待される。湯船に浸かりながら見渡す四季折々の蔵王連峰の景色は、この旅館ならではの贅沢だ。
旅館全体の地域活性化への取り組み
古窯スイートは、観光庁の「地域一体となった高付加価値化事業」に基づく施設改修の一環として開発された。地元山形県上山市の持続可能な地域活性化を目指し、山形の自然や文化を体験できる宿泊体験を追求している。地元素材の活用や伝統文化を取り入れた客室設計が、その取り組みの一例だ。
多様な旅のニーズに対応
古窯スイートは、1~5名の宿泊に対応しており、家族旅行やグループ旅行だけでなく、インバウンド観光客にも最適だ。また、部屋にはデスクも備えられており、ワーケーションにも対応可能な環境が整っている。
予約情報と今後の展望
2024年12月25日からサービスが開始される「古窯スイート」の予約は公式サイトまたは電話で可能だ。この新しい宿泊プランは、日本の宿古窯が掲げる「これまでにないくつろぎを、山形で」という理念を体現するもので、地域観光の新たな柱として期待されている。
山形の自然と文化に包まれながら、サウナと温泉で極上の癒しを体験できる古窯スイート。特別な日や記念日に訪れる旅先として、注目を集めるだろう。
日本の宿古窯:山形県上山市葉山5-20