新潟県南魚沼市に、2021年7月に開業した1棟貸切タイプの宿「里山十帖 THE HOUSE IZUMI」。新潟・魚沼地域に残る貴重な古民家をフルリノベーションし、プライベートな滞在ができる宿だ。
2023年2月、新しく開業するのは、里山十帖から車で約30分、ひと山越した十日町市川西エリアの「SEN」。大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレの開催地で、アート巡りや日本三大薬湯として知られる松之山温泉にもアクセス良好。グループや家族での滞在を想定し、4名までは同料金に設定されている。
大地の芸術祭、越後妻有アートトリエンナーレ開催地である十日町市
里山十帖から車で30分ほどの十日町市川西エリア。十日町市は、国宝 火焔型土器が出土した地として有名なだけでなく、2000年にスタートした大地の芸術祭、越後妻有アートトリエンナーレの開催地としても注目を集める。
集落には1200年の歴史を伝える「千手観音」があり、大地の芸術祭のメイン作品として知られる、ジェームズ・タレルの「光の館」もすぐ近く。晴れた日の朝には川霧と越後三山の絶景が現れる。
2つのプライベートサウナを存分に
「SEN」の宿泊者だけが楽しめるプライベートサウナ。河岸段丘の森、樹齢500年以上の大ケヤキを望む場所に佇むアウトドアサウナだ。
体感温度を調節するフィンランド式のセルフロウリュで、6名まで一緒にサウナを楽しめる。天井は徹底した断熱を施した上で檜板を貼り、壁には蓄熱効果の高い十和田石が貼られる。
さらにもう一つ、建物内にもセルフロウリュ可能な定員2名のサウナを用意。岩をくり抜いて作った野趣あふれる水風呂も備えている。朝晩で2つのサウナを、男女分かれて、2家族で分かれてなど、さまざまな形で楽しめる。
客室
約100年前に建てられた旧家をフルリノベーション。上下階合わせて167m2。家の中心になるのは大きな吹き抜けで、1階のリビングルームと2階団欒スペースをシームレスに繋げる。可能な限り壁を抜いて窓に変更されているため、室内は開放的で明るい。
2台のセミダブルベッドは「シーリー」を、羽毛布団や敷き布団は京都の高級寝具メーカー『IWATA』を採用。1階の和室に敷き布団2枚、2階の団欒ルームに布団を3枚敷けば最大7名様まで宿泊可能だ。
ダイニングテーブルと一体となったキッチンは調理も可能。家具はフィン・ユールの『ジャパンソファ』「トレイテーブル」(ワンコレクション)、アルネ・ヤコブセンの「スワンチェア」や「セブンチェア」(フリッツ・ハンセン)などを配置。まるで椅子博物館のような贅沢な空間が広がる。
朝夕食
地元のお母さんのもてなしによるBBQプラン(冬は里山十帖特製レシピによる鍋プラン)を基本に、十日町の日本料理店「ゆげ」のシェフが出張して特別コースを提供するケータリングサービスも用意されている。
周辺には「ミシュランガイド新潟2020特別版」に掲載されたレストランも多数。レストラン巡りの拠点にもぜひ利用できる。朝は地元食材にこだわった身体に優しい朝食をセルフサービスで。食材を持ち込んでの調理も可能。
里山十帖 THE HOUSE SEN
新潟県十日町市伊勢平治13-1