
伊勢参りの宿に、ドライサウナが加わる。藤田観光株式会社は2028年秋、三重県伊勢市に「ホテルグレイスリー伊勢(仮称)」を開業する予定だと発表した。上層階には温泉大浴場とドライサウナが設けられ、同社のWHGホテルズ直営施設としては初の導入例となる。
ホテルグレイスリー伊勢(仮称)の概要
所在地は伊勢市岩淵一丁目で、近鉄の宇治山田駅から歩いて4分、伊勢神宮の外宮までは徒歩7分という立地だ。藤田観光が土地を取得したうえで自ら建設・運営する直営施設で、客室は全128室(予定)。ツインルームが中心で、一部は3名以上の利用にも対応する。いずれも計画段階の情報で、今後変更される可能性がある。
直営初のドライサウナは何を意味するのか
藤田観光はこれまで賃借による出店を主体としてきたが、「中期経営計画2028」のもとで、市場や立地に応じて資産取得を含む多様な手法を使う方針に転じた。伊勢はその新方針にもとづく出店のひとつであり、そこに大浴場とドライサウナを組み込んだ点は、サウナファンとしては見逃せない。
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同社は今回の設備を、観光地での滞在ニーズの多様化に応える新たな展開モデルと位置づけている。サウナは客室の付属品ではなく、観光・レジャー向けブランド「ホテルグレイスリー」の魅力を押し上げる要素として扱われている、と読める。
宿泊特化型ホテルの世界では、大浴場を宿選びの決め手に育てたチェーンがすでに知られており、サウナを備えるビジネスホテルも珍しくなくなった。そうした流れのなかで、観光・レジャーを軸にしたブランドが、参拝客の訪れる土地に直営でサウナを持ち込む。出張の夜に使うサウナとは違う「旅の途中のサウナ」という文脈が生まれる点が、今回の面白さだ。
外宮から徒歩7分という立地
伊勢神宮は外宮から参拝するのが古くからの習わしとされる。その外宮から徒歩7分という距離は、参拝の前後に立ち寄りやすい近さだ。
藤田観光は、2033年の神宮式年遷宮に向けた関心の高まりや、伊勢市のインバウンド誘客の取り組みを、宿泊需要拡大の追い風と見ている。WHGホテルズが掲げる朝食コンセプト「早起きしたくなる、朝ごはん。」とあわせて提供される予定で、参拝・観光・ビジネスと多様な目的の旅行者に向けた宿になる。
旅の組み立てを考えるうえで、サウナのある宿という選択肢が伊勢に増えることは確かだ。

ホテルグレイスリー伊勢はどんなサウナーにお勧めか
・ドライサウナが好きな人。高温の乾いた熱を求めるサウナーにとって、伊勢での選択肢が増える。
・参拝や観光の合間に、温泉と サウナをひとつの建物でまとめて楽しみたい旅行派。
・3名以上のグループ旅で、客室は一緒に、サウナは自分のペースで楽しみたい人。

ジョー
ドライサウナと聞いて真っ先に気になるのは、熱源の種類と水風呂の深さだ。まだ何も明かされていないので、いまは想像だけで3セットまわしておこう。歩き疲れた参拝の帰りにととのいたいひとり旅のサウナーには、開業前から楽しみな一軒だ。
ホテルグレイスリー伊勢(仮称)
所在地:三重県伊勢市岩淵一丁目
開業日:2028年秋(予定)
サウナ室数・熱源種類:ドライサウナ
主な設備:上層階の温泉大浴場、ドライサウナ(全128室・ツイン主体、一部3名以上対応)
アクセス:近鉄「宇治山田駅」から徒歩4分、伊勢神宮(外宮)から徒歩7分
運営会社:藤田観光株式会社
公式URL:
https://gracery.com/ (ホテルグレイスリー)
https://whg-hotels.jp/ (WHGホテルズ)