
淡路島の東向きの高台に、全7棟すべてがプライベートサウナを備えた宿が生まれる。「SANU 2nd Home 淡路島1st」が、2026年10月1日に兵庫県淡路市で開業する。サウナ室から半露天風呂、そして水平線へと続く動線が、この拠点の核だ。
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開業の概要 全国40拠点目、関西初の新築
運営するのは会員制セカンドホームサービスを展開するSANU。今回が全国40拠点目にあたる。同日には「TOKOWA 伊勢志摩」も開業し、関西圏での展開が一気に本格化する。
日鉄興和不動産との共同開発で、SANU 2nd Homeとしては関西エリア初の新築建築による拠点だ。所在地は淡路市生穂で、神戸市内から車で約60分、大阪市内から約90分。明石海峡大橋を渡る行程になる。

サウナが主役 全7棟がプライベートサウナ、半露天風呂と朝日をつなぐ
見どころは、全室にプライベートサウナと半露天風呂が付くことだ。客室構成はMedium 5棟、Large 2棟の計7棟。1棟ごとに専用のサウナと湯が用意されるため、他の宿泊客と時間をずらす必要も、混雑を気にする必要もない。
立地は東向きの高台で、海と空に開けた半露天風呂から水平線の朝日を望める。サウナで温まり、湯で緩め、海風に当たりながら外気に触れる。この一連の流れを、ひとつの敷地の中で完結できる設計だ。早起きして朝日の下でととのう、という楽しみ方もできる。



なぜ特別なのか 「通う」ためのサウナ
近年、全室にサウナを備える宿泊施設は珍しくなくなった。ただ、多くは「特別な一泊」を演出する非日常型だ。淡路島1stの狙いは少し違う。キッチンには調理器具や調味料、カトラリーまで揃い、地元の直売所や養鶏場で買った食材を自分で料理する。サウナも観光の目玉ではなく、暮らしの延長にある習慣として置かれている。
淡路島は食料自給率が100%を超える土地とされ、食材の調達先に事欠かない。サウナのあとに自分で焼いた魚と野菜を食べる、という流れは、大浴場付きのリゾートホテルでは成立しにくい。サウナ、湯、食が同じ生活動線に収まっていることが、この拠点の個性だ。
同じ「サウナ付き宿」でも、一度きりの贅沢を売る宿と、何度も通う暮らしを提案する宿では体験の質が変わる。前者は非日常への没入が価値になるが、後者は日常に組み込める気軽さが価値になる。淡路島1stは後者の側に立つ、と読める。


建築と香り サウナの余韻を支える空間
建築はSANUのオリジナル建築モデル「RAY」。建築家の芦沢啓治氏が手がけ、木の温もりを残しつつ、移ろう光を設計の中心に据えた連棟建築だ。朝夕で表情を変える自然光が室内に入り、インテリアまで一貫したデザインでまとめられている。
客室には、淡路島を拠点に活動する和泉侃氏(Olfactive Studio Neディレクター)が手がけるお香「THE ROOT 595」も導入される。淡路島は日本有数の線香産地だ。サウナで感覚が研ぎ澄まされたあとの休憩時間に、香りが加わる。
客室は2タイプ。Medium(定員4名、ダブル2台)はテラス脇の半露天風呂から海と空を一望できるワンルーム。Large(定員6名、クイーン1台に追加寝具4セット)は海を望む室内風呂とリビング、小上がりの小畳スペースを備え、大人数でも過ごしやすい。愛犬と泊まれるドッグフレンドリー対応の客室もある(一部客室)。


「SANU 2nd Home 淡路島1st」どんなサウナーにお勧めか
サウナ初心者・サウナ付き宿デビューの人
会員登録なしで1泊から泊まれる「Stay」プランがあり、試しやすい。
ソロ・少人数でじっくり入りたい人
専用サウナなので、自分のペースで温度や時間を選べる。
グループ・ファミリーで楽しみたい人
Largeなら6名まで泊まれ、キッチンで料理しながら順番にサウナを楽しめる。
朝サウナ派
東向きの高台という立地は、日の出との相性がよい。



コマシ
全室サウナ付きの宿は増えたが、「食べる場所」まで自分で調達して調理するところまでセットになっている宿は少ない。直売所で買った卵と野菜を抱えて帰り、サウナで温まってから台所に立つ。想像するだけで、ととのったあとの空腹が心配になる。朝サウナ好きと、外食に頼らず籠もりたい人には、特に刺さるはずだ。
SANU 2nd Home 淡路島1st
所在地(エリア):兵庫県淡路市生穂2961-2
開業日:2026年10月1日(木)
サウナ室数・熱源種類:全7棟にプライベートサウナ(Medium 5棟、Large 2棟)
収容人数:Medium:4名/Large:6名
主な設備:半露天風呂(全室)、キッチン、Wi-Fi、ドッグフレンドリー対応(一部客室)
アクセス:神戸市内から車で約60分/大阪市内から車で約90分(明石海峡大橋経由)
運営会社:株式会社SANU/日鉄興和不動産株式会社(共同拠点開発)
公式URL:https://www.sa-nu.com/areas/awajishima/sites/awajishima1st