
西武秩父駅前温泉 祭の湯が、サウナと日本酒を融合させた画期的なイベントを打ち出した。2026年1月16日から2月15日まで開催される「秩父地酒まつり」だ。
このイベントでは、従来の温浴施設の枠を超えた体験が用意されている。特に、サウナ愛好家にとって見逃せないのが、日曜日限定で実施されるロウリュパフォーマンスである。
日本酒一升瓶を使った特別なロウリュ
実際に、各酒蔵の日本酒一升瓶を使用したロウリュが展開される。サウナストーンに水をかける際、日本酒の熱気を浴びているような演出が楽しめるのだ。
開催時間は13時、15時、17時の3回。もちろん、蒸気にアルコール成分は含まれていない。しかし、視覚的な演出により、まるで日本酒に包まれるような非日常的な体験ができる。

女性限定の酒粕パック体験
さらに、女性専用の塩サウナでは特別なサービスが用意されている。それが、秩父錦の酒粕を使ったパック体験だ。
土曜日限定で実施されるこの体験では、肌のトーンアップが期待できる酒粕が配布される。ただし、アルコールが含まれているため、20歳以上限定のサービスとなる。なお、配布される酒粕は水で薄められており、肌への塗付用だ。

「祭の湯」の露天風呂も日本酒仕様に変身
温泉エリアでは、露天風呂「花見湯」をはじめとする各浴槽が「日本酒の湯」へと変わる。秩父錦の酒粕を使用したオリジナルの湯だ。
乳白色のお湯には酒粕エキスが配合されている。保湿成分により、肌はしっとりと仕上がる。また、ほのかな吟醸香がリラックス効果を高めてくれるだろう。
自宅でも楽しめるよう、オリジナル入浴剤の販売も予定されている。販売開始日は公式HPで告知される予定だ。

飲んで楽しむ地酒の数々
イベントでは、秩父を代表する3つの酒蔵が参加している。矢尾本店、武甲酒造、長瀞蔵(藤﨑摠兵衛商店)だ。
特に注目したいのが、3酒蔵新酒飲み比べセットである。1,000円で「甕口酒」「しぼりたて」「長瀞純米吟醸 直汲み」の3種が味わえる。
加えて、通常は長瀞蔵でしか手に入らない「長瀞 純米 しぼりたて」も数量限定で販売される。日本酒ファンには見逃せないラインナップだ。


日本酒初心者にも優しいメニュー
一方で、日本酒が苦手な方向けのメニューも充実している。武甲酒造が考案したオリジナルカクテルは、しぼりたてとにごり酒にサイダーを加えた甘口タイプだ。
他にも、長瀞ハイボールや武甲酒造おすすめブレンドなど、新しい飲み方を提案するメニューが揃う。これにより、日本酒の楽しみ方の幅が広がるだろう。
祭の湯、フードメニューも酒粕づくし
飲むだけでなく、食べるメニューも豊富だ。秩父錦清酒仕立てのおつまみ3種盛りや、酒粕を使用した豚味噌焼きが提供される。
デザートでは、秩父錦 甕口酒を使用したジェラートが登場する。ミルクベースに日本酒を合わせた大人の味わいだ。シングル560円、ダブル680円で楽しめる。
手作り甘酒も用意されており、武甲酒造の酒粕による優しい甘さが特徴である。


秩父地酒まつりは、サウナと日本酒という意外な組み合わせで新しい体験を提供する。ロウリュパフォーマンス、酒粕パック、日本酒の湯と、五感で楽しめる仕掛けが満載だ。
冬の秩父で、温泉とサウナ、そして地酒の魅力を存分に堪能してほしい。
西武秩父駅前温泉 祭の湯
所在地:〒368-0033 埼玉県秩父市野坂町1-16-15
イベント期間:2026年1月16日(金)~2月15日(日)
公式サイト:https://www.seibu-leisure.co.jp/matsuri/