
静岡県伊豆市の修善寺温泉に、2026年9月、新しい温泉宿「生のや-修善寺温泉-」が開業する。館内でひときわ目を引くのは、大浴場でも露天風呂でもなく、森の中に用意された貸切の「ととのい」空間だ。
サウナ、水風呂、温泉露天風呂をひと続きで貸切利用でき、時間や周囲の目を気にせず「ととのう」ことができる。
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貸切の「ととのい時間」に、この宿の核心がある
一般的な温泉旅館のサウナは、大浴場に併設された共用サウナであることが多い。利用時間や混雑を気にしながら「整えるつもりが慌ただしくなる」という経験をしたサウナーは少なくないはずだ。
生のやが用意したのは、その真逆の体験だ。木々のざわめきを聞きながら、サウナで温め、水風呂で締め、温泉露天風呂で緩める一連の流れを、誰にも急かされず自分のペースで回せる。
貸切という設計そのものが、この宿における最大の「サウナ体験」であり、スペックの派手さではなく「時間の質」で勝負している点に注目したい。



オールインクルーシブという設計思想
生のやは、温泉・食事・フリーバーなどを追加料金を気にせず楽しめるオールインクルーシブ型の宿でもある。
近年、日本の宿泊業界では、滞在中の細かな追加課金を気にせず過ごせるオールインクルーシブ型の施設が徐々に存在感を増しており、貸切サウナ付きの空間や客室も、その流れの中で選ばれる要素のひとつになりつつある。
生のやの貸切ととのい空間も、単体のサウナ施設としてではなく「宿泊体験全体の一部として組み込まれたサウナ」という文脈で捉えると、その位置づけが見えてくる。



全6室、和とモダンが調和する客室
客室は全6室のみ。ジュニアスイート3室、コーナースイート2室、デラックス・スパスイート1室(客室露天風呂付き)という構成で、いずれも定員2〜4名。小規模宿ゆえに、貸切ととのい空間の予約も比較的取りやすいことが期待できる。
夕食には伊豆の旬を活かした里山会席や国産A5黒毛和牛のすき焼きが用意され、温泉と食、サウナが一体となった滞在設計になっている。


「生のや-修善寺温泉-」どんなサウナーにおすすめか
正直に言えば、複数の熱源やキンキンの水風呂を求めて巡る「サウナ道」の対象としては、現時点で公開されているスペックは控えめだ。
むしろ向いているのは、ソロやカップルで、混雑や時間を気にせず静かにととのいたい人。温泉旅館としての贅沢とセットでサウナを楽しみたい、初心者〜中級のサウナーには特に相性が良いはずだ。



ジョー
大浴場でサウナ室の扉を開けるたびに「誰かいたらどうしよう」と一瞬身構える、あの小さなストレスから解放される宿だと思う。数値で殴ってくるタイプのサウナ施設ではないが、貸切で焦らずととのえる時間そのものが、実はいちばんの贅沢だったりする。温泉旅館的な満足感も欲しい、静かにひとりでととのいたい、そんな人には特に刺さりそうだ。
生のや-修善寺温泉-
所在地:静岡県伊豆市修善寺3344−1(伊豆・修善寺温泉)
開業日:2026年9月(グランドオープン)
収容人数:客室定員2〜4名(全6室)
主な設備:貸切ととのい空間(サウナ・水風呂・温泉露天風呂)、フリーバー「THE BAR」、ラウンジ「遊楽処」(ゴルフシミュレーション・卓球・カラオケ)
アクセス:車:東名沼津IC・新東名長泉沼津ICから伊豆縦貫道・伊豆中央道(有料)・修善寺道路(有料)で約30分/電車:三島駅で伊豆箱根鉄道に乗り換え、終点修善寺駅下車
公式URL:https://www.izu-shuzenji-hotel.com/