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河口湖の古民家ホテル「HOTEL SHINGEN」2027年春誕生、最大10名収容で武田信玄を感じるサウナも

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山梨県河口湖畔で、武田信玄の世界観を一棟に詰め込んだラグジュアリーホテルの建設が始まった。

プール、BAR、カラオケと並ぶ館内の目玉のひとつが、信玄ゆかりの言葉を体験の軸に据えたサウナだ。手がけるのはBROOKLYN DESIGN株式会社で、完成は2027年春を予定している。

古民家一棟を「泊まる博物館」に変えるプロジェクト

舞台となるのは山梨県南都留郡富士河口湖町勝山。プロジェクト名は「HOTEL SHINGEN」で、プロデュース・デザインを高崎省吾氏が担い、設計から運営までをBROOKLYN DESIGNが一貫して手がける。掲げるコンセプトは「泊まる博物館」だという。

武田信玄という人物や、山梨に受け継がれてきた文化・素材を建築や食、アクティビティへと落とし込み、滞在そのものを一つの文化体験へ変える試みとしている。館内では茶道、書道、陶芸、着物、蕎麦打ちといった体験コンテンツも計画されており、単なる宿泊施設というより体験型の文化拠点に近い設計思想がうかがえる。

HOTEL SHINGEN

「心頭滅却すれば、火もまた涼し」を体で味わうサウナ

なかでも注目したいのが、館内エンターテインメント設備のひとつとして計画されているサウナだ。コンセプトに掲げられているのは、武田家と縁の深い快川紹喜の言葉として知られる「心頭滅却すれば、火もまた涼し」。サウナ室で火と向き合い、水に入り、山梨の空気に触れるという一連の流れそのものを、信玄の時代を想起させる体験として設計するという。

サウナ好きなら分かる通り、「熱→水→外気」という基本の三工程自体は目新しいものではない。ただし、その一つひとつの工程に歴史的な言葉と物語を重ねて再解釈しようとする姿勢は、単なる設備としてのサウナとは一線を画す。

近年、貸切・一棟貸しタイプの宿泊施設にサウナを併設する動き自体は珍しくなくなってきたが、多くの施設ではサウナはあくまで「付加設備」の位置づけにとどまりがちだ。 HOTEL SHINGENの場合、サウナそのものが土地の歴史を体感させるコンテンツの一部として組み込まれている点が、他の宿泊系サウナと一線を画すポイントと言えるだろう。

HOTEL SHINGEN

最大10名、一棟貸しだからこそ実現する館内エンタメ

HOTEL SHINGENは最大10名までの宿泊が可能な一棟貸しスタイルを想定している。館内・敷地内にはプールやビリヤードを、別館にはBAR、カラオケ、サウナといったエンターテインメント設備を配置する計画だ。

日中は文化体験、夜は仲間との食事や酒、そしてサウナで自分と向き合う時間という一日の過ごし方が想定されているという。愛犬同伴での宿泊にも対応予定で、周囲を気にせず過ごせるプライベート空間としての性格が強い。

なお、HOTEL SHINGENは戦国武将をテーマにしたホテルブランドの第一弾と位置付けられており、今後は「HOTEL NOBUNAGA」「HOTEL KENSHIN」「HOTEL IEYASU」といった構想も控えているという。

各地域でもサウナが同様に体験コンテンツの一部として組み込まれていくなら、地域の歴史とサウナ体験を掛け合わせた新しい宿泊ジャンルとして定着していく可能性もありそうだ。

HOTEL SHINGEN

「HOTEL SHINGEN」はどんなサウナーにおすすめか

一棟貸し・最大10名という構成上、ソロでふらっと立ち寄るタイプの施設ではない。家族や気心の知れた仲間とグループで訪れ、文化体験と合わせてサウナ時間を楽しみたい人、あるいは「ととのう」という行為そのものに物語性や意味づけを求めるタイプのサウナーに向いている。

編集部
コマシ

快川紹喜の言葉を熱と水の工程に重ねる発想は思いのほか本気度が高い。温度計の数字より、入る前にどんな物語を背負うかで”ととのい方”が変わるタイプの人には刺さりそうな一軒だ。ただし完全に「仲間を誘って行く」施設であって、ソロサウナーが気軽に立ち寄れる場所ではない。

HOTEL SHINGEN

所在地(エリア):山梨県南都留郡富士河口湖町勝山
開業日/リニューアル日:2027年春完成予定(着工済み)
収容人数:最大10名(一棟貸し)
主な設備(ロウリュ/アウフグース/外気浴等):プール、サウナ、BAR、カラオケ、ビリヤード ほか
運営会社:BROOKLYN DESIGN株式会社
URL:https://brooklyndesign.jp/

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