
長野県千曲市の日帰り温泉施設「湯のさとちくま白鳥園」が、2026年8月1日にリニューアルオープンする。
昭和35年の開業から66年、平成27年に現在の名称へ改めてから約11年。節目とも言える今回の刷新で、白鳥園は温泉とサウナを核とした「三世代が一日過ごせる交流拠点」へと姿を変える。
館内には新たにフィットネスパークとカフェスペースが加わり、2階には無料Wi-Fiとレトロゲームを備えた「湯あがりラウンジ」も誕生する。食堂メニューも刷新し、信州米豚のとんかつやご当地味噌を使ったラーメンなど地域色を強めた。
「遊ぶ・動く」「憩う」「くつろぐ」「味わう」「つながる」の5つの過ごし方を軸に、天候や世代を問わず集える場を目指すという。

サウナと地下水かけ流しの水風呂は、刷新後も揺るがぬ主役
にぎやかな新機能が並ぶ今回のリニューアルだが、温浴の核はやはりサウナと水風呂にある。木の温もりを感じる造りのサウナは、落ち着いた空間でじっくり体を温める仕様。
水風呂は地下水をかけ流しにしており、源泉かけ流しの露天風呂、寝湯やつぼ湯を備えた内湯とあわせて、温冷交代浴を静かに完結できる構成だ。
小さな子ども連れや介助が必要な人でも入りやすい福祉風呂を備えている点も、家族利用を前提とした設計の表れと言える。フロントにキャッシュレス端末を導入し、湯上がりの動線をスムーズにした点も見逃せない。



温浴施設の「複合化」の流れに、白鳥園はどう応えたか
ここ数年、日帰り温泉やスーパー銭湯では、サウナや浴槽単体の魅力だけでなく、フィットネスやカフェ、コワーキングスペースなどを併設し「一日中滞在できる施設」へと機能を広げる動きが業界的に見られる。白鳥園の今回のリニューアルも、この複合化トレンドに沿った動きと位置づけられる。
一方で、サウナの熱の作り込みや水風呂の質に特化して勝負する専門施設も根強い支持を集めており、業界全体としては「複合型」と「専門特化型」の二極化が進んでいる状況だ。
白鳥園は、昭和からの歴史を持つ地域密着の温浴施設という立ち位置を生かし、専門特化ではなく複合型の道を選んだと言えるだろう。


「湯のさとちくま白鳥園」はどんなサウナーにお勧めか
一つは、子連れで温泉とサウナを楽しみたいファミリー層だ。1階のフィットネスパークで子どもが体を動かしている間に、保護者が交代でサウナと水風呂に入る、という使い方ができそうな設計になっている。
もう一つは、静かに温冷交代浴を味わいたいソロサウナー。源泉かけ流しの露天風呂と地下水の水風呂を行き来し、2階の湯あがりラウンジでWi-Fiを使いながらだらだら過ごす、という一日も想定できる。




ジョー
木の香りのサウナで静かに温まって、地下水でキュッと締める、というオーソドックスな流れを大事にしているタイプの施設だ。熱波演出でテンションを上げるより、じっくり系の温冷交代浴が好きな人、あるいは子どもを遊ばせながら自分もサ活したい親御さんに、特に刺さりそうな一軒である。
湯のさとちくま 白鳥園
所在地:長野県千曲市大字戸倉2254番地
リニューアルオープン日:2026年8月1日(土)
泉質:アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性温泉)
温浴設備:内湯、露天風呂(源泉かけ流し)、サウナ、寝湯、つぼ湯、福祉風呂、地下水かけ流しの水風呂
新設:FITNESS PARK(1階)、カフェ「PS.Beep」(1階)、湯あがりラウンジ(2階・Wi-Fi完備)
営業時間:入浴9:30〜21:00(最終入館20:30)、食堂11:00〜21:00(LO20:00)
休館日:毎月第2・4火曜日
駐車場:第1・第2駐車場200台、広場南駐車場60台
公式サイト:https://www.hakuchoen.jp/