
滋賀県長浜市に完全プライベートなラグジュアリー宿泊施設が誕生した。「和乃リトリートひといき」の離れとして、2025年3月に大正時代の町屋を3棟リノベーションした新棟がオープンしたのである。じゃらんnetでは口コミ評価★4.9を獲得し、サウナファンや芸術に触れながら非日常を味わいたい旅行者から注目を集めている。
時を忘れる「リトリート体験」の核となるプライベートサウナ
新棟の最大の特徴は、24時間いつでも利用可能な完全プライベートサウナの設置だ。セルフロウリュが可能なサウナ室は、宿泊者が好きな時間に自分のペースで利用できる。水風呂には滋賀の伝統工芸である信楽焼の陶器が使用されており、地域性を感じさせる設えとなっている。
シャワーにはウルトラナノファインバブル「ボリーナ アヴァンティ」を採用。一般的なシャワーよりも細かい泡で、肌へ優しくも深い洗浄力をもたらす。サウナと水風呂の繰り返しで心身をリフレッシュした後、このシャワーで流せば極上の「ととのい」体験が得られるだろう。

大正レトロとアートが融合する唯一無二の空間
この施設は単なるサウナ付き宿泊施設ではない。大正時代の町屋らしい雄大さとレトロな意匠が特徴で、10人でも余裕で寛げるダイニングスペースには、当時の趣を感じさせるミッドセンチュリーの英国家具が配置されている。180cmを超える幅のダイニングテーブルは、2人でゆったりと過ごすのにも、家族や友人グループで賑やかに過ごすのにも適した設えだ。
さらに注目すべきは「プライベートアートギャラリー」の存在だ。長浜は北大路魯山人をはじめとした多くの文化人が訪れ、作品を残してきた土地柄。和乃リトリートひといきでは「アーティストインレジデンス」として、若手アーティストが滞在して作品を残す取り組みを実施している。
新棟では、それらの作品を誰にも邪魔されることなく鑑賞できるプライベートギャラリーを新設。季節ごとに展示が入れ替わり、大正レトロを感じる書斎をそのままギャラリーとして活用したA棟の空間は、まさに時を忘れさせる没入体験を提供する。

オールインクルーシブプランも用意
「分散型町屋ホテル」の特性を活かし、食事は近隣のレストランや居酒屋、スーパーなどで自由に楽しむことができる。一方で、宿泊者限定で利用できる有名イタリアンレストラン「Biwacollage」の朝食付きプランも用意されている。
現在はオープン記念として、ゴールデンウィークにも利用できるお得な朝食付きプランも販売中だ。

「和乃リトリート」に込められた願い
施設名の「和乃リトリート」には、宿泊者がありのままの姿に戻れるような体験を送って欲しいという願いが込められている。決して華美ではないものの、こだわりの寝具、アメニティ、浴室が上質な癒しの時間を提供する。
エントランスに飾られた現代アート作品は、「遠い水平線の彼方に、忘れた記憶を思い出すかのような体験」を表現。扉を開けた瞬間から別世界に迷い込んだような非日常感を味わうことができる。

サウナブームが続く中、プライベート空間で自分だけのペースで楽しめるサウナ施設は貴重な存在だ。大正レトロの空間でアートを鑑賞しながら、心身ともにリフレッシュできる「和乃リトリートひといき」は、サウナ愛好家に新たな選択肢を提供している。
長浜城下 町屋ホテル 和乃リトリートひといき(新棟)
所在地:滋賀県長浜市元浜町17−2
オープン:2025年3月