奈良市に位置する高級貸切宿「ならまち 蒸風呂邸」で、歴史と最新技術を融合させた新感覚の宿泊体験が話題を呼んでいる。株式会社ファンバウンドが展開する「今昔荘」ブランドの一環として、2024年11月からクラウドファンディングを開始したプロジェクトでは、奈良時代にちなんだ「からふろ(サウナ)」とVR体験を組み合わせた宿泊プランが初日で完売するほどの人気だ。
歴史と現代が融合する新たな観光拠点
「ならまち 蒸風呂邸」は、奈良時代の文化を体現した宿泊施設。施設の中心には「からふろ」と呼ばれる個室サウナが設置されており、ヒノキを使用した贅沢な空間が特徴である。この個室サウナにはロウリュ設備が備わり、サウナ後には地下から汲み上げた水を使用した水風呂でクールダウンが可能だ。さらに、日本庭園を望む外気浴スペースも用意されており、心身を「ととのえる」ための理想的な環境が整っている。
今回のプロジェクトでは、これらの伝統的な設備に加えて、VR(仮想現実)体験を提供するという斬新なアイデアが加わった。サウナで体を温めた後、VRヘッドセットを装着することで、世界中を旅するかのような感覚を楽しむことができる。この「サウナ×VR」の体験は、宿泊者にこれまでにないリラックスと刺激をもたらしている。
クラウドファンディング初日で完売
「からふろ」の新プランは、クラウドファンディング開始からわずか12時間で超早割プランが完売するという驚異的な反響を得た。実際に体験した宿泊者からは、「ヒノキの香りに包まれたサウナで癒された後、VRで世界中を旅するような非日常のひとときを過ごせた」という声が寄せられている。このプランは、単なる宿泊体験ではなく、五感を刺激するエンターテイメントとして評価されているという。
奈良県の観光活性化に貢献
「ならまち 蒸風呂邸」は、奈良県が進める文化遺産保存活動や観光活性化の取り組みにも寄与している。観光客に歴史的価値を伝えながら、現代的な快適さを提供する施設として、地域の魅力をさらに引き出す。
施設運営を手掛ける株式会社ファンバウンドは、鹿の保護を目的とした募金活動や地域イベントの開催など、地域密着型の活動にも力を入れている。これにより、観光需要の拡大だけでなく、地域住民との共生も実現している。
今後、「今昔荘」ブランドでは、さらなる体験型宿泊プランの開発を予定している。特に、奈良の豊かな文化遺産や自然環境を活用した新たなプロジェクトが進行中である。観光客にとって忘れられない思い出を提供しながら、地域の魅力を世界に発信していく方針だ。
「ならまち 蒸風呂邸」の「からふろ」プランは、歴史と現代技術を融合させた全く新しい宿泊体験を提供している。サウナで癒され、VRで世界を旅するという特別なひとときは、訪れる人々に忘れられない思い出を残すだろう。
奈良時代の情緒と最新技術が織りなす「ならまち 蒸風呂邸」で、非日常の体験を楽しんでみてはいかがだろうか?
今昔荘 奈良 ならまち – 蒸風呂邸 –
所在地:〒630-8381 奈良県奈良市福智院町17
特徴:個室サウナ(からふろ)、VR体験、日本庭園、露天風呂、水風呂完備
予約方法:公式ウェブサイトまたはクラウドファンディング特設ページ