温泉旅館「The Ryokan Tokyo YUGAWARA」内に、完全予約制で新しいタイプの「おふろcafé」、「湯河原温泉 おふろcafé HITOMA(ひとま)」が2023年12月8日(金)にオープンする。コンセプトは「日帰り湯治とコンセプチュアルな体験」。完全予約制で、一人ひとりの時間と空間が確保され、自分の時間を過ごすことができるおふろcaféだ。
The Ryokan Tokyo YUGAWARAは原稿執筆パックや積読解消パック、御自愛パックなど、従来の旅館のあり方にこだわらない新しい旅館の形を問う宿として、2022年3月より運営。多くのクリエイターが宿泊し、創作、試筆活動に何度も利用しているという。
今回、おふろcafé HITOMAのオープンにより、日帰りで体験できる新しいコンテンツや、くつろげるエリアが追加。新しい過ごし方が加わり、よりひとりや少人数で集中できるような空間・ 客室に生まれ変わる。
創作家を支援する「クリエイターズルーム」
創作家を支援するクリエイターズルームが2部屋限定で登場。シンプルな部屋には、執筆活動・創作活動を支援する数々のアイテム(スタンドライト/タイプライターキーボード/トラックボールタイプマウス/ワイヤレスマウス/トレース台等)が備え付けられる。1日中こもって創作に勤しむことができる環境だ。
古性のちとコラボレートしたオリジナルインク作り体験
夏目漱石、与謝野晶子、島崎藤村など、多くの文豪達に愛された町「湯河原温泉」。そんな創作活動の聖地・湯河原で、「書く」ことを新しい目線で体験できる“オリジナルインク作り体験”が提供される。
この体験では、9色の原料の組み合わせにより計900色通り以上のインクを作ることができる。ガラスペンと色とりどりの紙も用意され、自分で作り上げたインクを使って今の気持ちを書いてみる時間も。スマートフォンでのコミュニケーションが当たり前の世の中で「時間を使って、書くまでの一連の流れを楽しむ」体験が楽しめる。自分で作ったインクは持ち帰り可能。
インク作り体験は写真家・コラムニストの「古性のち」氏とコラボレート。湯河原の土地や季節の色、感情に着想を得たオリジナルのインク5種類を開発。インク作り体験では、実際にコラボカラーのインクを作ることもできる。
コラボクリエイター 古性のち
1989年横浜生まれ。写真家・コラムニスト。2016年から世界30カ国を旅し日本に帰国後、タイ・チェンマイに移住。現在約20万人のファンを抱える自身のSNSでは写真と言葉を組み合わせた作品の発表をはじめ、暮らしに関するコラムやエッセイを展開中。若い女性を中心に人気を集める。共著「 Instagramあたらしい商品写真のレシピ 」、2022年単著「雨夜の星をさがして 美しい日本の四季とことばの辞典」を発売。
その他コンテンツ
茶室エリア「茶ノ間」
滞在中一人でリラックスしたいときに使用できるミニ茶室。注文したお茶を楽しめるのはもちろん、ふとしたタイミングでの息抜きにも最適な空間だ。
お食事エリア「お茶漬け喫茶」
喫茶のメニューに加えて、地元の魚や肉を使用した三種の出汁茶漬けを用意。一人でも気兼ねなくゆったりとした時間を過ごせる。
オープンに向けてクラウドファンディングを実施
11月8日より、オープンに向けたクラウドファンディングを開始。「常宿看板設置権」や「お気に入りの本の設置権」など、「みんなで作る旅館」をテーマに様々なリターンが用意されている。
施設概要
湯河原温泉 おふろcafé HITOMA(The Ryokan Tokyo YUGAWARA内)
神奈川県足柄下郡湯河原町宮上742