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横浜中華街のサウナ「HARE-TABI SAUNA & INN」初となる男女水着サウナイベント「第一回SAUNA DAY」!イベントの様子を徹底レポート

by furosauna

横浜中華街に2023年にオープンしたサウナ「HARE-TABI SAUNA&INN(ハレタビ サウナ)」が、2023年11月27日(月)と28日(火)に横浜中華街と連携し、他では体験できないコンテンツを取り揃えたイベント「横濱中華街 SAUNA DAY」を開催した。本イベントは、水着を着用し男女のサウナを自由に往来できるサウナイベント。サウナを楽しむだけではなく、アウフグースや足つぼ、音楽鑑賞や横浜中華街と連携した「サ飯」など、これでもかというくらいにハレタビサウナ&横浜中華街を楽しめる、充実した内容となった。

今回は、フロサウナ編集部とも親交のある首都圏のスパメディア「SpaWorks(スパワークス)」の山野氏がイベントスタッフとして潜入。アッツアツの現場から、アッツアツのイベントレポートが届いたので紹介したい。


目次

メディアが運営スタッフとして潜入!?ハレタビサウナ初の男女水着サウナイベントの裏側を語る


蒸気サウナ(水車型オートロウリュサウナ)

「横浜中華街を巻き込んだサウナイベントやるんです!」
ハレタビサウナのスタッフさんからメッセージが届く。イベント内容を見ると…

  • 男女どちらのサウナにも同時に入れる
  • 水着参加でスマホ撮影OK
  • 浴室で生演奏
  • あの“サウナ王”太田さんとサウナができる
  • 横浜中華街40店のクーポン付き

上の内容でもコンテンツは一部。プロ熱波師のアウフグースはもちろん、足ツボマッサージなど、見れば見るほど横浜らしい特典と演出が盛り沢山!! 唯一無二のイベントが始まる予感がした。

「ハレタビサウナ」男性浴室

「お手伝いさせてくれませんか?」
連絡をもらった直後に、自らイベントスタッフを志願。イベントの深部まで関わりたいと直感的に思った。スパ・サウナ施設を紹介するメディアとして、ハレタビサウナの施設情報や特長はもちろん理解している。首都圏のスーパー銭湯やサウナ施設には、年間200施設以上通っている。しかしお客さん目線での発信だけだと一般の方の口コミと変わらない。

スタッフさん目線で“ハレタビサウナ”の裏側を知れば、メディアとしてもっと魅力を伝えられるのではないかと以前から考えてはいた。

「ハレタビサウナ」宿泊スペース

他のイベントにはない「横浜中華街のサウナイベントを、内側から盛り上げるメンバーになりたい!」。メディアとしてだけではなく、イベントへの純粋な興味も含め、そう強く思った。


“横濱開港オロポ”のオーダーが止まらない!?楽しくて忙しい!イベントの裏側


横濱開港オロポ

イベント当日、“黄色いジョッキ”がエントランスに溢れていた。ハレタビサウナの看板ドンリク「横濱開港オロポ」だ。「おいしそう!」と思うのも束の間。次から次へとオーダーが入り、お客さんも長蛇の列。楽しもうと思っていた気持ちが吹き飛び、気が引きしまった。

浴室に入るとすぐに、チャイナ服を身にまとった女性に声をかけられた。ハレタビサウナのスタッフさんだ。イベント仕様の装いが華やか!!

同じくチャイナ服を着た男性が目立つ。スタッフさんかなと思ったら熱波師のプロ集団『アウフグースプロフェッショナルチーム』の「箸休めサトシ」さんである。イベント限定アウフグースのために、わざわざコスチュームを用意してきてくれた。運営側だけじゃない。サンタのサウナハットを被った女性サウナーのお客さんや、SNSでよく見かけるインフルエンサーさんも水着で参戦している!!

「来て良かった…」。サウナをせずに、雰囲気だけでととのいそうになっていたら……

「スタータードリンク・ジンジャーショットは飲みましたか? サウナ前に体を温められますよ!」
“サウナ王”で知られる「楽楽ホールディングス」代表取締役の太田広さんが、文字通り体を張って水着で接客をされている。『ガイアの夜明け』などのメディアにも多数出演されるサウナビジネスの立役者がドリンクを配ったり、お客さんの記念撮影に応じたりされているではないか……!!イベントのゲストとして ゆっくりされているのだろうと思っていたから、ギャップに驚く。

“サウナ王”こと「楽楽ホールディングス」代表取締役 太田広氏

「これは働かねば」、そう思っていた矢先……
「写真撮って!」サウナ王に呼ばれ、日本初導入の水車ストーブの前で写真撮影。スマホがくもって撮影がうまくいかない。常に貯水している水車式のオートロウリュが、サウナ室の湿度を上げているのだ。ハレタビサウナならではの特長が、カメラマンを泣かせる……。


ハレタビサウナでアウフグース初開催 〜イベント限定“中華街熱波”〜


イベント業務を必死でこなしていると、茶色い液体が入ったバケツがサウナ室に次々と運ばれてくる。ハレタビサウナで初開催となるアウフグースの準備だ。いつもは女性サウナ室でしか味わえないロウリュ用の中国茶「ジャスミン茶」と、「ウーロン茶」が男性サウナ室に登場。横浜中華街の中国茶専門店の「悟空茶荘」さんとコラボした特別なお茶のロウリュが男性も味わえるのは、イベントのうれしい特典だ。

中国茶ロウリュ

イベントだけのオリジナルの楽曲や、横浜中華街に合わせたチャイナ服を持参したプロ熱波師が乱舞する。ハレタビサウナ初のアウフグース開催は、2日間しか味わえない中華街・横浜仕様の限定アウフグースとなった。


ゲストアウフギーサー

『箸休めサトシ』さん

スカイスパYOKOHAMA/アウフグースプロフェッショナルチーム所属。ストーリーに沿って五感全てで楽しめる「エンターテイメント型アウフグース」が特徴。

『遥風』さん

朝日湯源泉ゆいる所属。「はるかぜ」の名に反して、パワー系ランバージャックで爆風を轟かせる‼
2022/2023アウフグース世界大会日本予選出場者

『オカミチオ』さん

スカイスパYOKOHAMA所属。体格と感性を活かしたリズミカルなアウフグースで手熱くおもてなし!
ACJ2023団体戦4位

『マイティー』さん

かるまるアウフグースチーム所属/筋肉担当のマイティー。ワールドクラスの筋肉から繰り出される力強い風、通称”マッチョグース”は受ける価値あり‼


アウフグースの後、横浜中華街の漢方をブレンドした漢方浄水水風呂がジャグジープールのように見えた。水着のお客さんがバイブラに揺られ、頭上のファンを見ながら口を開ける。水風呂の真上に内気浴用のファンを設置したのは、ハレタビサウナが日本で初めてだろう。

内気浴の間は、サウナ室の熱波とはまた違う優しい風をアウフギーサーがサービスしてくれる。お客さんになりたい気持ちを抑えながら、足置きの場所を整理したり、サウナ室の汗を拭いたりした。


イベントだけの浴室生演奏 〜ハンドパン・中国古箏〜


REO MATSUMOTO

サウナ後にリラックスする時間“ととのいタイム”にも、イベントだけの掛け算がある。一つは浴室に楽器を持ち込んだLIVEだ。

初日のLIVEでは、横浜出身のアーティスト「REO MATSUMOTO」氏による「ハンドパン」の演奏を聴きながら贅沢にととのえる。ハンドパンとは、素手で金属を叩いて音を奏でる特殊な体鳴楽器である。叩く場所によって音が変わり、楽器内の空洞で音が共鳴する。優しく耳障りのいい音が浴室に飛び交う。直接的な音楽や楽器よりも、“chill”な感覚に浸りやすいのも、サウナにピッタリな特徴だ。

さらに、REOさんがこの日のために新曲を作成してくれたのだ。贅沢すぎるととのいLIVE!!デッキチェアやインフィニティチェアの頭上には、全席に1つ以上の空調が設置されている。内気浴の設備としてはオープン当初で日本初といわれていたハレタビサウナ自慢の設備である。

さらに、リラックスしながら、好きなタイミングでサウナドリンクを飲める。1番多かった注文はやっぱり「横濱開港オロポ」だ。

シチリアの塩を飲み口にまぶし、氷もオロポにして最後まで味が薄まらないようにする気遣いまで詰まった逸品。汗と一緒に失われたミネラルをチャージでき、サウナの間に飲むのがおすすめなのも理にかなっている。“ととのい”にここまでこだわった浴室イベントは、メディアの僕も初体験だった。

2日目の演奏は、中国古筝の演奏者「謝雪梅(しゃせつばい)」さんが、本場中国のチャイナドレスの装いで生演奏を披露。優しく耳に運ばれてくる繊細な生音は、ととのいには格別なBGM。

生演奏が終わると、浴室は拍手喝采!! サウナだけに留まらない、ライブで感じられる一体感もイベントらしさだろう。


ととのいにプラスアルファ〜横浜健康堂の足ツボマッサージ〜


ととのいスペースの奥に、いつもは見かけないカーテンで仕切られたブースがある。「横浜健康堂」の足ツボマッサージをサウナの後に受けられるイベント限定の(有料)サービスだ。ととのうには十分な15分間で積極的休養ができる。サウナで全身がほぐれた直後のマッサージが、気持ちよくないはずがない。「ととのおう」なんて構える必要もない。フランス製のインフィニティチェア・Lafuma(ラフマ)に体を預け、プロの施術に時間と足を委ねるだけだ。

【台湾式足ツボマッサージ】YOKOHAMA健康堂 施術師 高橋拓也さん

回によっては、完売となる人気だった。一部のお客さんからは、「事前予約をさせて欲しい」「マッサージ師さんがもう一人いてくれたら」など、うれしい改善要望ももらえた。ちなみに今回のイベントでマッサージが決まったきっかけは、施術師の高橋さんが相当なサウナーだからだそうだ。


イベントスタッフのやりがい 〜「楽しい」と「ととのい」の両立にチャレンジ〜


カップルや友達同士でイベントに参加して撮影や会話を楽しむグループや、サウナをじっくり味わい、浴室LIVEに耳を傾けるお1人様も来ている。スタッフとして撮影のお手伝いをしながら、ドリンクを届けるためにロッカーナンバーを読み上げる。騒がしくならないよう声を小さくしつつも、イベントで撮影を楽しむ方には元気に対応する。

特別な“SAUNA DAY”だった」と、お客さんに少しでも思っていただけるように全力で気を配った。普段の業務すら慣れていない即席スタッフの僕には、お客さんの顔色を伺いながらサービスをするのは本当に難しい。

サウナの形はさまざま。個人の中にしか正解はない。お客さんの数だけサウナがあるとよくわかった。そして通常営業のハレタビサウナはもちろん、スーパー銭湯・日帰り温泉・銭湯が、スタッフの皆さんの気遣いや、サウナ・スパへの愛で回っていると、裏側に入らせてもらったからこそ実感できた。スタッフも施設の一部なのだと。

〜スタッフの採用条件は「サウナ愛」〜
サウナ好きしか採用していないため、サウナの話題が絶えないそう。『チャイハネ』など、接客に常に力を入れている会社なのでお客さんから見ても「愛嬌」のあるサウナ好きが集まっている。(※ハレタビサウナのスタッフにご興味がある方はお問い合わせください。)


横浜中華街×ハレタビサウナ〜信頼し合う連携プレイ〜


イベントの魅力は、イベントの前後にもある。

イベントで受けられるサービス「サウナドリンク」の3杯目に「横浜サ旅」ビールを飲むお客さんが続出した。「横浜ビール」とハレタビサウナが共同開発した特別なビールだ。横浜市の水源にあたる道志川の水を使い、サウナ後が1番おいしく感じられるようにこだわっている。

横浜サ旅ビール

サウナイベントの前後で、ハレタビサウナが提携する横浜中華街40店ものクーポンを使えるのがうれしい。サウナ後の“サ飯(サウナ飯)中華“や、ショッピングもお得になるのは中華街で開催するイベントの特権だ。

ハレタビサウナは、通常営業でも横浜中華街の「重慶飯店」などでお得に食事ができる。40店舗ものクーポン展開は、普段から横浜中華街と連携し合って信頼されているからこそ実現できた特典なのだろう。

クーポン提携店の中華料理屋「青葉」さんや「廣新樓」さんは、「いっぱいお客さん来たよ!」と報告をしてくださった。同じく中華料理を提供する「鳳林」さんには、イベントの効果で満席になった。一時は、入店をお断りするほどの盛況となった。

鳳林で提供されるサウナ飯「ピリ辛石焼牛バラ焼そば」

2時間半のサウナ体験だけではなく、1日中“横浜サ旅”ができる。まさに「横濱中華街SAUNA DAY」である。


横浜サ旅の拠点にハレタビサウナ 〜「ハレ」とは「非日常」〜


サウナで横浜中華街を盛り上げる」をコンセプトにしたハレタビサウナらしい非日常の2日間が幕を閉じた。スタッフとして「ととのい・思い出・サウナ体験」を作るため、ハレタビサウナの一員になれたのは、温浴施設のメディアを展開する僕には、貴重な財産である。

メディアもイベントもサウナも「誰かを喜ばせたい」という思いがなくては、人に感動は与えられないと実感できた。

左:“サウナ王”こと「楽楽ホールディングス」代表取締役 太田広氏/右:筆者

横浜中華街は、東京から30分で行ける“非日常(ハレ)”な街。いつもとちょっとだけ違う横浜サ旅の拠点に、「ハレタビサウナ」を。

イベント第二弾にも期待!

(取材・文:山野 隼)


第二弾が2024年3月4日(月)、5日(火)に開催決定!詳細は下記より。

筆者プロフィール:山野 隼(やまの はやと)

首都圏で日帰り入浴ができるスパ・サウナ施設の検索サイト「SpaWorks|スパワークス」を運営。東映株式会社でキャリアをスタート。映画プロデューサーや営業などに従事し、入社10年目で独立。現在は、映像ディクターやライターとしてフリーランスで活動中。

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