北海道当麻町にある「Koti Private SAUNA Cottage」は、大自然の中でアースバッグサウナ、バレルサウナ、サウナカーが楽しめるサウナ・宿泊・キャンプ場の複合施設。施設がリニューアルオープンして以降、利用者数が急増し、リニューアル前の予約受付数に比べて400%も増加しているという。
「Koti Private SAUNA Cottage」は、株式会社リムズキャピタルの地方創生プロジェクトにより、築40年以上の古民家を宿泊施設・サウナ施設に再生し、昨年、アサヒサウナがプロデュースする形でリニューアルオープンした。施設は、キャンプスペース・RVパークも併設し、当麻町との連携も図っている。
サウナ施設は、アースバッグ工法によって造られた洞窟のようなサウナ2棟と、フィンランドから伝わる樽型のバレルサウナ2棟、そしてサイズの小さなサウナ室が載る新感覚の軽トラの荷台にもなるサウナカーがあり、温度や雰囲気の異なる様々なサウナを楽しめる。
今回、2023年7月の営業開始を目指し、日本初となるヘンプを使った小屋で作られる「ヘンプサウナ」が設置される予定だ。
ヘンプサウナとは
「ヘンプサウナ」とは、ヘンプクリートを壁材に使用したサウナのこと。ヘンプクリートは、大麻の茎(オガラ)と石灰を混ぜて作られる新しい建材であり、ヨーロッパ、アメリカなどで注目を集めている。大麻は、ヘンプシード、ヘンプオイル、CBDオイルなど健康推進や医療でも一部注目されているが、カーボンネガティブな素材として今後の普及が期待されているという。
この材料は、断熱性があり耐火性能も有し、ヘンプクリート自体はアルカリ性のため、害虫被害もなく、ホルムアルデヒドとも無縁。利用方法によっては、暖房効率を最大限に上げ、理想の快適空間を作ることができる素材だ。
今回、北海道ヘンプ協会の協会員であり、ヘンプクリートの普及に努める株式会社リムズが施工監修の下、クラウドファンディングにより集められた資金を活用し、地域ボランティアおよび応募者と協力して、日本初となるヘンプサウナを制作することになったという。
Koti Private SAUNA Cottage
北海道上川郡当麻町北星2区5537-1