アート集団チームラボは、「今行くべき全国のサウナ」ランキングである「サウナシュラン」で3年連続のグランプリを受賞し、2022年度からは「殿堂入りサウナ」となった「らかんの湯」とコラボレーションした展覧会「チームラボ 廃墟と遺跡:淋汗茶の湯」を、九州・御船山楽園にて開催中だ。
本展は、300万年続く自然と遺跡に囲まれた、歴史と森のサウナで感覚を研ぎ澄まし、サウナ後のディープリラックスをより深める「月茶」(げっちゃ) を飲み、森の中の廃墟のアート空間に没入する、アート・サウナ・茶の新たな体験を模索している。12月4日までは、御船山楽園では紅葉まつりも開催中。
本展では、アート・サウナ・茶の新しい体験ができる御船山楽園ホテル「らかんの湯」の日帰り入浴とチームラボによる廃墟のアート群のセットチケットを販売。入浴せずに作品だけ見ることができるチケットも販売する。
御船山楽園ホテルのロビーに展示されているランプの作品「呼応するランプの森とスパイラル – ワンストローク」も11月末までは秋限定の紅葉の景色が広がる。チームラボの作品は、実際の季節によって変化することも特徴のひとつ。12月からは冬の装いに変わるという。
300万年前、有明海から隆起して生まれたといわれる御船山。その森の中には、樹齢3000年の神木や、1300年前に名僧行基が入山し五百羅漢を安置した洞窟など、様々な遺跡が点在する。そして、近代に作られ、わずかに時代が変わったことで使われなくなった廃墟も残る。
異なる時間軸が交差しながら、長きにわたり続いてきた、御船山の歴史と森。チームラボは本展において、そこに佇むサウナで「ととのい」、廃墟のアートに没入することで、歴史と自然の一部となり、長い時間と世界に再びつながることを目指すという。
チームラボ 廃墟と遺跡:淋汗茶の湯
御船山楽園、御船山楽園ホテル、らかんの湯
佐賀県武雄市武雄町大字武雄4100