2021年7月北海道当麻町にオープンした古民家再生サウナ・カフェ・宿泊の複合施設“りとりーとびれっじToma”が「屋外型サウナで密を避けられる」と好評だ。利用者はオープン当初から200%増加しているという。
今、北海道では空き家問題が深刻化している。北海道の平成30年の調査では、空き家など居住世帯のない住宅は39万500戸で総住宅数の13.9%にものぼる。10年後には4軒に1軒は空き家になると予測され、雪による倒壊など周囲に悪影響を及ぼす廃墟が急増する可能性があるという。
この空き家問題を打開しようと、空き家・古民家を活用した地方創生事業を展開する株式会社LCフィールドパートナーズは、2021年7月に北海道当麻に複合施設“りとりーとびれっじToma”をオープン。築四十年の空き家となっていた古民家をカフェに再生。サウナやキャンプ・RVパーク、宿泊施設も備え、地元の農家や企業と連携した複合施設として運営されている。そして、施設の利用権を当麻町のふるさと納税の返礼品になるなど、「ととのう町」としてサウナによる地域活性を目指している。
“りとりーとびれっじToma”内に設置されるサウナ「北の洞窟サウナ」は、その土地の土や砂を用いて造られるアースバッグ工法によって建設された、洞窟のようなサウナ。他にも、電気ストーブサウナと薪ストーブサウナの2棟、バレルサウナ2棟があり、温度感も雰囲気も違う様々なサウナが楽しめる。四季により景色も変わる大自然の中でサウナを楽しめる上に、密を避けながらサウナでととのうこともできると利用者が急増中だ。利用者からは、「大自然の中で外気浴が楽しめ、洞窟のような空間の珍しいアースバッグサウナに入れることは楽しい」「洞窟のような空間内で瞑想しながら、自分で薪をくべたりできるサウナは他にはない」という声も多いという。
サウナ利用以外にも宿泊して貸し切りサウナを十分に満喫したり、当麻町産の野菜をふんだんに使ったカレーを食べることができる。貸し切りプランも用意されているので、グループでも利用可能。電源の取れるRVパークとしてキャンピングカーの停泊スペースも2台分あり、様々な楽しみ方ができる施設だ。
都会の喧騒から離れ、少人数でゆっくりとした時間を過ごしながらととのう。コロナ禍での新しいサウナの楽しみ方だ。
りとりーとびれっじToma 概要
URL : https://retreatvil-toma.com
所在地 : 〒078-1334 北海道上川郡当麻町北星2区5537-1
定休日 : 月・火(祝日営業、振替休業あり)
電話番号: 080-3504-3577(午前11時から午後20時まで)
EMAIL : info@retreatvil-toma.com