
サウナ大国・北海道の熱気が、帯広の玄関口でさらなる高まりを見せようとしている。
2028年春、JR帯広駅より徒歩1分という至近の地に「サウナ&スパリゾート 北海道ホテル帯広駅南」が開業することが決定した。同施設は、十勝で120年以上の歴史を刻む「北海道ホテル」が手掛ける2軒目の拠点であり、サウナを旅の主役に据えた「都市型リゾート」の完成を目指している。
TTNEプロデュースが導く、帯広サウナ文化の「次の一手」
特筆すべきは、サウナクリエイティブ集団「TTNE」が館内のサウナ施設を全面的にプロデュースする点だ。
既存の「北海道ホテル」は、モール温泉を用いた「モーリュ」や白樺の壁にロウリュする「ウォーリュ」など、独創的なサウナ体験で全国のサウナーを魅了してきた「聖地」の一つである。今回の新ホテルでは、その伝統を継承しつつ、複数のサウナ、清涼な水風呂、そして都市の風を感じる外気浴スペースを完備するという。
フロサウナ編集部が注目したいのは、単に「サウナがある」というレベルを超え、コンセプトに「Rest & Recovery(休息と回復)」を掲げている点だ。従来のサウナが「日々の疲れをリセットする場所」であったのに対し、ここでは宿泊や食事、フィットネスと連動させ、翌日のパフォーマンスを最大化させるための「回復拠点」としての役割を強化している。これは、サウナを単なる娯楽ではなく、ウェルネスの基幹システムとして捉える近年のトレンドを色濃く反映したものと言える。


モール温泉×多層的サウナが生む、駅前1分の「重力からの解放」
スパエリアの核となるのは、北海道遺産にも認定されている希少な「モール温泉」だ。植物性の有機質を豊富に含み、肌触りの良さから「美人の湯」とも称されるこの温泉と、TTNE流の過激かつ洗練されたサウナセッティングが融合する。
さらに、ホテルの最上階には「貸切サウナ」と専用ラウンジが設置される予定だ。帯広市内のホテルにおいて、この規模の貸切サウナと宿泊者専用ラウンジを併設するのは初の試みだという。これまで北海道のサウナ旅といえば、郊外の大型リゾートへ足を運ぶのが一般的だったが、本施設の誕生により、駅前という都市機能の利便性を享受しながら、極めてプライベート性の高い「ととのい」を得ることが可能になる。

なぜ、あえて2028年なのか。再開発が変える「サウナ旅」の動線
開業は2028年春と、少し先の未来を見据えている。これには旧長崎屋帯広店跡地の大規模再開発プロジェクトが深く関わっている。駅前の広大な敷地には、ホテルだけでなく商業施設やパブリックスペースも整備され、地域住民と旅人が交差する「自由空間」が形成される計画だ。
サウナーにとってのメリットは、移動効率の劇的な向上である。帯広駅徒歩1分、バスターミナル至近という立地は、十勝地方の他施設を巡る「サウナホッピング」の拠点としてこれ以上ない条件を備えている。日中は十勝の広大な自然の中にあるアウトドアサウナを楽しみ、夜はこの新拠点でモール温泉と洗練された室内サウナで一日を締める。そんな「十勝サウナのフルコース」を、駅前を起点にストレスなく設計できるようになる。



「サウナ&スパリゾート 北海道ホテル帯広駅南」はどんなサウナーにお勧めか
本施設は、特に以下の層に刺さるはずだ。
- 効率と質を重視するアーバンサウナー:移動時間を最小限に抑えつつ、最高峰のスペック(TTNE監修・モール温泉)を求める層。
- 「ご褒美サウナ旅」を求めるカップル・家族:スイートルームにはプライベートサウナと露天風呂が完備されるため、他人の目を気にせずラグジュアリーな「ととのい」を共有できる。
- ワークとサウナを両立させたいビジネスパーソン:24時間フィットネスや充実したラウンジ、駅前の利便性は、出張を「回復の機会」に変えたい層に最適だ。
既存の「北海道ホテル」が培ってきたクラフトマンシップと、再開発による現代的なインフラの融合。2028年、帯広駅前は単なる通過点から、サウナのために訪れるべき「デスティネーション」へと変貌を遂げるだろう。


ぶっちゃけ「2028年まで待てるか!」と言いたくなったのですが、楽しみはあとに取っておくのがフロサウナスタイル。TTNEが帯広の玄関口でどんな「ハンパないととのい」を仕掛けてくるのか想像するだけで白樺の香りがしてきます。既存の北海道ホテルが“クラシックな名作”なら、ここは“最新のハイテク要塞”。ストイックに追い込みたい上級サウナーから、贅沢に甘やかされたいVIPまで、全員まとめて「モール温泉の沼」に沈めてくれることを期待。
サウナ&スパリゾート 北海道ホテル帯広駅南
所在地:北海道帯広市西4条南12丁目3番地
開業予定:2028年春
サウナ設備:TTNEプロデュース、複数種類のサウナ、貸切サウナ(9F)、オートロウリュ対応予定
温泉:北海道遺産モール温泉(循環ろ過)
客室数:130室(一部客室にプライベートサウナ・露天風呂あり)
付帯施設:レストラン、フィットネスジム、クラブラウンジ、カフェラウンジ
URL:https://www.hokkaidohotel.co.jp/obihiro-south/