
北海道最大級のサウナイベントが、今年も夏の札幌に帰ってくる。
2021年から積み上げてきた「サウナの街サっぽろ~Sauna City Sapporo~」が、今年で節目の第10回を迎え、2026年7月10日(金)〜12日(日)の3日間、シャトレーゼ ガトーキングダム 札幌を舞台に開催される。
5年で1万人。野外サウナイベントがここまで来た
国内の野外サウナイベントは近年急増しているが、「サウナの街サっぽろ」が他と一線を画すのは、その継続性と地域密着の深さにある。
「さっぽろ創世スクエア」「さっぽろテレビ塔」「さっぽろ羊ヶ丘展望台」など、札幌を代表する観光資源を舞台に回を重ねてきたこのイベントは、主催が企業ではなく「札幌商工会議所」という点も珍しい。商業的な盛り上げではなく、街としてサウナ文化を定着させようという意図が透けて見える。
累計来場者が1万人を超えたという事実は、サウナブームの恩恵を受けながらも、それだけでは説明しきれない根強いファンベースの存在を示している。
20台以上のサウナと、道外から招く本物のアウフギーサーたち
今回最も注目すべきは、コンテンツ密度の高さだ。
「サウナの街サっぽろ」会場内に設置されるサウナは、移動式トレーラーハウスやテントサウナを含め合計20台以上。屋外フェス形式のサウナイベントとして、これだけの台数を一箇所に集めるケースは国内でも稀と言える。

アウフグースのラインナップも充実している。道外からは、「日本を代表するプロアウフギーサー」とも称されるスター諸星氏(東京・K-PRO所属)、大阪・心斎橋の人気施設「サウナDESSE」看板アウフギーサーのなみきんぐ氏、東京の天然温泉平和島が誇る女性アウフギーサーコンビ「さとみきこ」が参加。さらに「Vihta JP」所属のウィスキングマイスター・君塚龍斗氏、武内祐美氏も加わり、ウィスキング体験という、通常のサウナイベントではなかなか出会えないコンテンツも提供される。
ウィスキングとは、白樺などの葉束で身体を叩いたり撫でたりするフィンランド発祥のボディトリートメント。日本ではまだ体験できる場所が限られており、専門の有資格者による本格施術は希少だ。





サウナ飯・グッズ・ワークショップまで。「サウナ文化を一日体験する場」として設計されている
内容はサウナ入浴にとどまらない。
スクラブ作りやウィスク作りといった体験型ワークショップ、サウナをテーマにした漫才、抽選会やじゃんけん大会まで用意されており、エンターテインメントイベントとしての側面も色濃い。
サ飯に関しては、ローストビーフクレープ、やみつきネギ味噌冷やし麺、ほたてバター油焼串など、北海道らしい食材も盛り込まれたキッチンカー4台が出店。サウナグッズ販売では北海道内温浴施設のオリジナルグッズも手に入る予定で、遠征してきたサウナーにとっても帰り道に手土産が揃う構成だ。



「サウナの街サっぽろ」はこんなサウナーにおすすめ
アウフグースをまだ体験したことがない人、あるいはいつもと違う空気感の中でととのいたい人に向いたイベントだ。施設のサウナ室と違い、屋外設置のサウナは開放感や非日常感が別格で、外気浴との連携もしやすい。
一方、スター諸星氏やなみきんぐ氏のような実力派アウフギーサーの熱波を目当てに来るベテランサウナーにも十分応える内容になっている。ウィスキングに興味があるが近くに体験できる場所がないという人にとっては、むしろこれが最短ルートかもしれない。
子どもと来場できる料金設定(小学生1,500円、3歳〜未就学児500円)も整備されており、家族でのサウナ入門イベントとして使う手もある。



ジョー
野外イベントのサウナは、施設のそれとはまるで別物だ。天井がなくて、外の空気がそのまま流れ込んでくるあの感覚は、やっぱり屋外でしか味わえない。20台以上のサウナが並ぶ光景は、写真で見るより実物のほうがきっと圧倒される。ウィスキング目当てで遠征するサウナーにとっては、旅程を組む価値が十分ある回だと思う。
サウナの街サっぽろ ~Sauna City Sapporo~ 第10弾
主催:札幌商工会議所
開催日:2026年7月10日(金)〜12日(日)
時間:10:00〜20:00(5時間入替制・2部制)
会場:シャトレーゼ ガトーキングダム 札幌
前売料金(中学生以上):1部 平日4,500円/休日5,000円、1日通し 平日8,000円/休日9,000円
当日料金(中学生以上):1部 平日5,000円/休日5,500円、1日通し 平日9,000円/休日10,000円
小学生:1,500円/3歳〜未就学児:500円/2歳以下:無料
URL:https://sauna-city-sapporo.com/