ホーム » 全ての記事 » 広島に“蔵サウナ”誕生へ!築100年の古民家を再生「SAUNA WABI-SABI」2026年4月開業

広島に“蔵サウナ”誕生へ!築100年の古民家を再生「SAUNA WABI-SABI」2026年4月開業

鮎が育つ超軟水の水風呂と薪ストーブ。広島・湯来町に新たなサウナ拠点

広島県広島市佐伯区湯来町に、築100年の古民家と土蔵を再生したサウナ施設「SAUNA WABI-SABI」が2026年4月初旬にグランドオープン予定だ。さらに現在、クラウドファンディングも開始され、プレオープン体験などのリターンを用意して支援を募っている。

同施設は、広島の温泉文化が息づく湯来町の自然環境を活かしたサウナ施設である。とくに注目されているのが、地下水を掛け流す水風呂と特大薪ストーブを備えた蔵サウナだ。さらに、古民家の縁側や蔵の2階での内気浴など、日本の美意識を取り入れた空間設計も特徴となっている。

1500年の温泉文化が残る湯来町

まず、施設が誕生する広島市佐伯区湯来町は、古くから温泉文化が根付く地域だ。湯来町には1500年前に発見されたと伝えられる「湯来温泉」、そして江戸時代に広島藩主の湯治場として栄えた「湯の山温泉」が存在する。

これらを合わせた「湯来・湯の山温泉郷」は、全国でも珍しい国民保養温泉地と国民保健温泉地の両方に指定された温泉地である。

さらに、町を流れる水内川では“清流の女王”と呼ばれる鮎が育つほど水質が良い。また、夏にはホタルが舞うほど自然環境が豊かな山里としても知られている。

一方で近年、温泉街では過疎化の影響もあり、歴史ある古民家や土蔵が空き家として残る状況が続いている。そこで誕生したのが、古民家と土蔵を再生したサウナ施設「SAUNA WABI-SABI」だ。

SAUNA WABI-SABI

築100年の蔵を再生した薪サウナ

「SAUNA WABI-SABI」の中心となるのは、築100年の土蔵をリノベーションしたサウナ室。最大20名が入れる広さを持ち、分厚い土壁とヒノキ材による高い保温・保湿性能を備える空間だ。さらに、サウナストーブには特大の薪ストーブを採用している。

薪が生む輻射熱は、一般的なサウナとは異なるやわらかな熱を生み出す。そのため、湿度を含んだやさしい体感となり、初心者でも入りやすいサウナ環境を目指しているという。

また、ロウリュも自由に楽しめる設計となっており、薪が燃える様子を眺めながらサウナを楽しめるのも特徴だ。

SAUNA WABI-SABI
SAUNA WABI-SABI

鮎が育つ超軟水を掛け流す水風呂

一方、水風呂にもこの土地ならではの特徴がある。

水風呂には、湯来町の地下から汲み上げた天然地下水を使用。しかも冷却を行わず、そのまま掛け流す方式を採用している。水の硬度は約20mg/L前後の超軟水。そのため肌への刺激が少なく、水風呂が苦手な人でも入りやすい水質だという。

また、年間を通じて水温は15〜16℃前後で安定。清流で鮎が育つほどの水質が、そのまま水風呂として使われている点も特徴となっている。

SAUNA WABI-SABI

星空と自然の音を楽しむ外気浴

さらに、外気浴スペースにはウッドデッキを設置。昼間は山の景色、そして夜は湯来町の星空を眺めながら休憩できる。

街灯が少ない土地のため、都市部とは違う星空が広がるという。また、鳥の声や風の音、牧場の牛の鳴き声など、自然の音がBGMになる環境も特徴だ。

一方、内気浴スペースは「古民家の縁側と畳の部屋」と「蔵の2階の静かな休憩空間」の2種類用意されている。派手な設備ではないものの、落ち着いた空間でサウナの余韻を楽しめる設計になっている。

SAUNA WABI-SABI

「侘び寂び」をコンセプトにしたSAUNA WABI-SABIの空間

施設名「WABI-SABI」は、日本の美意識である侘び寂びに由来する。

土壁のひびや木材の質感など、100年の時間が刻まれた建物の風合いをあえて残した設計だ。さらに、薪が燃える音や蒸気の香り、水の感触など、五感でリセットできる場所を目指しているという。

SAUNA WABI-SABI

クラウドファンディングも開始

また、「SAUNA WABI-SABI」では施設づくりを支援するクラウドファンディングも開始されている。

支援者には、プレオープン体験やサウナ利用権などのリターンが用意されているという。さらに、このプロジェクトは、古民家や土蔵といった地域資産を活用しながら、新しいサウナ文化を生み出す取り組みとしても注目されている。

クラウドファンディングはこちら:https://camp-fire.jp/projects/850154/view

若いサウナ好き2人が挑むプロジェクト

この施設を立ち上げたのは、齊藤将輝氏と濵田悠河氏。学生浪人時代に同じ塾で出会い、サウナ好きという共通点からプロジェクトを開始した。

サウナ業界での実績はゼロの状態からスタート。さらに、一人は仕事を辞め、もう一人は仕事と両立しながら施設づくりを進めてきた。

借入は3,000万円。それでも「自分たちが一番通いたいサウナを作りたい」という思いで挑戦しているという。

温泉文化とサウナ文化の融合する「SAUNA WABI-SABI

湯来町は、長い温泉文化を持つ地域である。しかし一方で、時代の流れとともに温泉街の活気は少しずつ薄れてきた。

そこで「SAUNA WABI-SABI」は、古民家や蔵を再生しながら、温泉文化にサウナ文化を重ねる取り組みとして誕生した。

1500年続く癒やしの文化に、サウナという新しいページを加える。そして、この土地ならではの水と自然を活かした体験を提供することを目指している。


SAUNA WABI-SABI

オープン予定:2026年4月初旬
所在地:広島市佐伯区湯来町伏谷430-1
アクセス:広島市内から車で約40分
利用形態:予約制(空きがあれば予約なし利用可)
定員:約30名
利用形態:男女利用可能(水着着用)
駐車場:あり(台数制限あり)
クラウドファンディング:https://camp-fire.jp/projects/850154/view

合わせて読みたい

フロサウナは、いま注目のフロ、サウナ、スパなどの情報を求めさまよう「温浴開拓者」たちの「温浴メディア」です。