
新潟市西蒲区の日帰り温浴施設「サウナと天然温泉じょんのび館」にて、名物設備「森のサウナ」が2026年2月28日に大規模リニューアルオープンを遂げた。同施設は木造サウナ室と角田山麓の自然景観を誇るが、今回の改修は単なる老朽化対策にとどまらず、空間と体験価値の根本的な再構築を目的に実施されている。
檜の芳香と微細な蒸気に包まれる「森のサウナ」の全貌
サウナ室は床・壁・天井の全面にヒノキ等の木材を配し、内部へ裸で踏み込むような独特の没入感を創出している。壁面には木材を斜めに組み上げる立体的な施工を施し、足元を中心とした柔らかな間接照明が落ち着いた環境を演出する。

サウナストーブ自体は従来型の巨大ストーブを維持しつつ、サウナストーンには蓄熱性に優れるレッドシリカと熱拡散に長けた橄欖岩の2種類を組み合わせて導入した。これにより80度前後の室温設定でありながら高い湿度が持続し、肌への刺激を抑えたマイルドな熱感を実現している。
この記事に関連するページ
さらにオートロウリュの機構を従来のストレート型から噴霧状の拡散タイプへ一新。細かな霧状の蒸気が室内全体へ均一に広がり、肌や呼吸を通じて蒸気そのものを全身で浴びる感覚を提供する。
座面には豪快な丸太が配置され、大きな窓越しに森の緑を眺めながら過ごせる設計となっている。室内は従来のレイアウトから約7席増設されて約32人収容可能となり、スタッフによるアウフグースも定期開催される。

刺激重視のトレンドに対する五感調和のアプローチ
昨今のサウナ業界におけるリニューアル施策では、100度超の極端な高温化やシングルの水風呂導入といったスペック数値の過激化が目立つ。これに対してじょんのび館の試みは、極端な熱ストレスを与えるのではなく、木の香り・微細な蒸気・緑の視覚効果といった五感の調和を重視している点に独自性がある。
地方の温浴施設が単なる設備更新に留まらず、地域の自然環境と調和した高付加価値なサウナ環境を構築した事例として極めて高い注目を集めている。

地下天然水かけ流しとpH9.0美肌温泉による相乗効果
サウナ後のクールダウンには、角田山の地下天然水をかけ流しで使用する水風呂が用意されている。肌当たりの柔らかい質感により、急激な冷感刺激を感じさせることなく滑らかに体温を落ち着かせることができる。

水風呂に隣接するウッドデッキの外気浴スペースでは、森の空気を吸い込みながら深いくつろぎを得られる動線が確保されている。
さらにじょんのび館は、pH9.0という全国トップクラスのアルカリ性を誇る「美肌の湯」を併設している点も大きな強みだ。サウナで発汗した後の入浴により、肌表面が保湿される温浴相乗効果が得られる。



館内には「森のサウナ」のほかドライサウナやスチームサウナ、露天風呂、食事処、休憩エリアが揃い、いつでも大人880円という価格帯で滞在できる。なお浴室は日替わりの男女入れ替え制となっており、「源氏蛍の湯」の稼働日に森のサウナを体験可能だ。(源氏蛍の湯は偶数日が男性、奇数日が女性)
9月下旬からはサウナアパレル「TOTONOW」との数量限定コラボロンTも販売され、注目を集めている。

おすすめのサウナー層と体験
じょんのび館は、過度な高温刺激よりも上質な蒸気と自然との一体感をじっくり楽しみたいソロサウナーや中・上級者に強く推奨したい。また身体への負担が少ないマイルドな温感設計は、サウナ初心者にとっても理想的な入門環境といえる。




コマシ
単なる温度マニア向けじゃない、レッドシリカと橄欖岩で「湿度を極めた」セッティングに唸りました。噴霧ロウリュと地下天然水、さらにpH9.0温泉の保湿コンボは、スペック数値合戦に疲れた大人サウナーにこそ刺さる極上空間です。
サウナと天然温泉 じょんのび館
所在地:新潟県新潟市西蒲区福井4067番地
営業時間:10:00~22:00
休館日:毎月第1・第3水曜日(祝日の場合は翌日、12月31日〜1月1日休業)
利用料金:大人平日880円〜
サウナ設備:森のサウナ(約30人収容・レッドシリカ&橄欖岩・噴霧状オートロウリュ)、ドライサウナ、スチームサウナ
水風呂:地下天然水かけ流し
温泉泉質:アルカリ性低張性ナトリウム・カルシウム塩化物泉(pH9.0)
男女入れ替え:源氏蛍の湯(偶数日男性/奇数日女性)、平家蛍の湯(偶数日女性/奇数日男性)
URL:https://www.jonnobi.com/