
広島県北広島町の一棟貸し古民家宿「hitaru 石橋邸」に、サウナ好きなら一度は憧れる本格空間が誕生した。
築100年を超える蔵を丸ごと改装し、フィンランド製HARVIAストーブによるセルフロウリュ、水風呂、外気浴デッキ、露天風呂までを備えたプライベートサウナとして、2026年7月1日から利用が始まる。
蔵の扉を開けた先にある、洞窟のようなサウナ室
石橋邸の敷地に長く残されていた蔵は、単なる保存対象ではなく、実際に使われることで価値を受け継ぐ建物として選ばれた。
内部は自然が長い年月をかけて削り出した洞窟をイメージして設計されており、左官仕上げの柔らかな曲面と間接照明が、蔵の重厚な外観とは対照的な静けさを生み出している。

サウナ室にはフィンランドの老舗ブランド「HARVIA」のストーブが採用され、セルフロウリュにも対応。利用者は自分のペースで蒸気と香りをコントロールしながら、じっくりと発汗できる。
サウナ室・水風呂・シャワー・洗面スペースが蔵の中に集約されており、外に出ることなくスムーズな動線でととのえる設計も見逃せないポイントだ。

外気浴とインフィニティバスが完成させる、里山のととのい
蔵を抜けた先には、北広島町を代表する山のひとつ・寒曳山を望む外気浴デッキが広がる。春の新緑から冬の雪景色まで、四季の移ろいをそのまま外気浴の景色として味わえるのは、都市部のサウナ施設にはない贅沢だ。
さらに敷地内の露天風呂は、湯を満たすと水面が景色と溶け合うインフィニティバスとしても機能し、サウナ・水風呂・外気浴・入浴を一つの流れとして体験できる。


古民家×蔵×サウナという組み合わせが持つ意味
近年、全国各地で古民家や蔵といった歴史的建築をサウナへ転用する動きが広がりつつある。ただ、その多くは既存の空間にサウナ設備を「後付け」する形にとどまることが多い。
今回のhitaru石橋邸の蔵サウナは、動線設計から内装の質感、熱源のブランド選定まで一貫して作り込まれている点で、単なる古民家活用の一例にとどまらない完成度を持つ。
HARVIAのストーブは国内外の本格志向サウナ施設で広く採用されているブランドであり、それを地方の一棟貸し宿が導入している事実は、宿泊業界におけるサウナ設備投資の本気度を物語っている。


「hitaru 石橋邸」はどんなサウナーにお勧めか
貸切制で日帰り利用も可能なため、周囲を気にせずロウリュや温度調整を試したいソロサウナーや、静かな環境でじっくり発汗したい上級者に特に向いている。
一方で、子どもは露天風呂で水遊びを、大人はサウナと外気浴をと、それぞれのペースで過ごせる設計は、サウナ初心者を含む家族連れやグループ利用にも開かれている。



ジョー
蔵という「時間を溜め込んだ建物」にサウナを入れるという発想、正直かなり好きだ。洞窟のような曲面壁の中でロウリュの湯気に包まれる感覚は、都会のビル型サウナでは絶対に味わえない種類の没入感だと思う。寒曳山を望む外気浴デッキ付きというのもズルい。静かに一人でととのいたい人にも、家族でわいわい水遊びしたい人にも刺さる懐の深い設計だ。
hitaru 石橋邸(蔵サウナ)
所在地:広島県山県郡北広島町大朝1913-1
提供開始日:2026年7月1日
利用形態:貸切制(宿泊者・日帰り利用者対象)
日帰り利用:3時間貸切、55,000円(税込)/4名まで(5名以上は1名につき1,100円税込)
宿泊者利用:55,000円(税込)のオプションでチェックインからチェックアウトまで自由利用可能
利用スタイル:水着着用(持参またはレンタル・有料)
熱源:フィンランド製HARVIAストーブ、セルフロウリュ対応
URL:https://hitaru.jp/