
気づけばサウナ室内にいるのは、サウナハットを目深くかぶる若者か、はたまた目を閉じて瞑想するサラリーマン。あれ、友達と連れ立ってギャハギャハ笑ってる集団、最近少なくなった?
そうなんです、今、サウナ業界では「ソロ活サウナー」が密かに、いや、もはや公然と激増しているという噂がまことしやかに囁かれているんです。
「え、サウナって友達とワイワイ行くもんじゃないの?」と思ったそこのアナタ。甘い&古い! 時代は変わったんです!かつては銭湯の延長線上で裸の付き合いが当たり前だったサウナが、今や「健全な孤独」を味わうための聖地へと変貌を遂げつつあるんです。

ソロ活はもはや当たり前! 「おひとりさま」が社会を席巻する時代
考えてみれば、ここ数年で「ソロ活」とか「おひとりさま」って言葉、耳にタコができるくらい聞くようになりましたよね。一人焼肉、一人カラオケ、一人ディズニー、一人夏フェス…。「え、そんなことまで一人でやるの!?」と驚いたのも今は昔。もはや「友達と一緒じゃないとできない」ことの方が少ないんじゃないかというレベルです。
昔は「一人でいる」って聞くと、ちょっと寂しいとか、友達いないのかな? みたいなネガティブなイメージがつきまとったもんです。
でも、今は違います!むしろ、自分の時間を大切にする「意識高い系」みたいな、ある種のステータスにすらなっているフワフワした空気すら感じます。

なぜ、こんなにも「おひとりさま」文化が浸透したのか? SNSを覗けばそのヒントが転がっています。
「誰にも気兼ねなく、自分のペースで楽しめる」
「他人に合わせるストレスがない」
「自分の好きなことに没頭できる至福の時間」
なるほどなるほど。現代社会に生きる私たちは、常に他者との繋がりを求められ、SNSでは「いいね!」の数を気にし、会社では同僚や上司との関係性に気を使い、挙げ句の果てには家族にも気を遣う。朝起きてから夜寝るまで、文字通り「気遣いの連続」なわけです。
そりゃあ、たまには誰にも干渉されずに一人になりたい! と思うのも無理はないよね。
