
サウナブームが続く日本において、新たな選択肢が登場した。バレルサウナの国内導入実績No.1を誇るtotonoü Japan株式会社が、北欧エストニアのSaunasell社と共同開発した屋外用キャビンサウナ『Saunasell Aris』シリーズを2025年6月18日より販売開始すると発表した。
この新製品は、従来のバレルサウナが持つ手軽さと、北欧仕様の本格的なサウナ建築理論を融合させた「サウナの進化版」として位置づけられている。
totonoüの実績が示すサウナ市場の拡大
totonoüは、これまでに700台を超えるサウナの累計販売台数を誇り、個人顧客だけでなく、NOT A HOTEL、ホテル伊豆急、東京建物などの大手事業者への導入実績も豊富である。特に屋外設置が可能なバレルサウナは、2020年の創業以来多くの顧客に支持され、同社の成長を支える主力製品となっている。
しかし、日本のサウナ市場では屋外用サウナとしてバレルサウナ以外の選択肢が限られており、高級ラインナップの屋外用キャビンサウナは価格が高止まりしている状況が続いていた。

北欧との連携で生まれた革新的なサウナ
この課題を解決するため、totonoüは北欧エストニアで培ったネットワークを活用し、急激な成長を遂げているサウナ製造メーカー・Saunasell社との対話を開始。2024年夏のエストニア出張でSaunasell社を訪問し、対面での会議や製品ワークショップを重ねた結果、「日本にも適している北欧仕様のサウナ」として『Saunasell Aris』シリーズが誕生した。

『Saunasell Aris』シリーズの革新的特徴
過酷な環境に耐える北欧産サーモウッド
新製品には、雨風や雪などの屋外環境や日本の高温多湿にも耐えられるよう、サーモ加工を施したサーモウッド(パイン)を使用している。40mm厚の重厚な木材を採用し、-20度にも及ぶ北欧の冬でもしっかり温まる仕様を実現した。

機能性とデザイン性を両立する耐熱強化複層ガラス
前面がガラス張りという特徴的なデザインは、木とガラスが調和した北欧ならではのミニマルでスタイリッシュな外観を演出している。一般的にサウナ室では熱を逃がしてしまうガラス素材は避けられがちだが、耐熱強化ガラスの使用と二層構造により、外気の影響を受けにくい快適なサウナ環境を実現した。

日本人向けにカスタマイズされた三段ベンチ
熱めのサウナを好む日本人向けに三段ベンチを採用。Saunasell社の従来品では二段ベンチが採用されていたが、三段ベンチにより日本人の体格に合わせた使いやすさを考慮しつつ、足元の温かさをしっかりと確保した上質なサウナ体験が可能となった。
また、従来品では施工に3日程度を要していたが、日本の「木組み」技術に着想を得た設計改良により、パーツの簡素化と強度の補強を実現。施工期間を1~2日に半減することに成功した。

2つのサイズで多様なニーズに対応
『Saunasell Aris』シリーズは、以下の2つのサイズを展開する。

横幅:約1.5m、奥行:約1.7m、利用人数:2~3人
特徴:コンパクトサイズで設置場所の自由度が高い

横幅:約2.2m、奥行:約1.7m、利用人数:最大6人
特徴:横幅にゆとりがあり、ベンチも広々としている
totonoü公式ウェブサイト:https://totonou.co/