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サウナシュラン選出、富山「The Hive」が3周年!世界が注目のサウナホテルが新施設「Co Hive」を今夏オープン

by furosauna

富山県立山町の限界集落に誕生したリトリート型サウナホテル「The Hive(ザ ハイブ)」が、2025年6月で開業3周年を迎えた。同施設は全国のサウナ施設の中から、既存の枠にとらわれず新しい試みによりサウナの価値を高めた革新的な施設に与えられる「サウナシュラン2022」に選出されるなど、世界中から人々が訪れるサウナの聖地として注目を集めている。3周年を記念し、これまでの利用実績を初公開するとともに、新たに温浴露天風呂付きスイートヴィラ「Co Hive(コ・ハイブ)」の今夏オープンを発表した。

サウナシュラン選出で一躍脚光を浴びた『The Hive』

『The Hive』は、株式会社Double Scoreが2022年に開業したリトリート型サウナホテル。富山県立山町の自然豊かな環境に「巣」をモチーフとした六角形デザインの建物が特徴的で、”土の中のサウナホテル”として親しまれている。

開業後まもなく「サウナシュラン2022」への選出を受け、限界集落という立地にもかかわらず、国内外から多くのサウナ愛好者が訪れる施設となった。フィンランド式のサウナ室「IRORI」を中心とした本格的なサウナ体験と、周囲のハーブや豊かな植生を感じながらの滞在が人気を博している。

初公開の利用実績データが示す人気の高さ

今回初めて公開された利用実績データによると、『The Hive』の人気ぶりが数字でも明らかになった。月間平均稼働率は55~85%と高い水準を維持し、特に2024年8月には100%稼働を記録している。

エリア別の利用者構成は関東からが50%と最も多く、続いて中部30%、関西10%、北陸その他10%となっている。宿泊者の構成比では2名利用が40%、5名以上のグループ利用も40%を占め、多様な利用形態に対応していることがうかがえる。

特筆すべきは海外からの利用者の多さで、台湾、香港、シンガポール、タイ、アメリカ、ロシア、ウクライナ、フィンランドなど世界各国からサウナファンが訪れている。これは同施設がサウナの本場であるフィンランドからも注目されるほどの品質を有していることを示している。

新施設「Co Hive」で更なる進化を遂げるサウナ体験

今夏オープン予定の「Co Hive」は、『The Hive』に隣接する完全プライベート設計の露天風呂付きスイートルームである。名称の「Co」は共同や協力を意味し、『The Hive』の世界観を受け継ぎながらも、より大規模なグループでの利用を可能にする。

設計は、木造集成材構造の豊かな空間に地元富山県の和紙と組子欄間の職人技を取り入れた設えが特徴だ。「巣」をモチーフとした六角形デザインは『The Hive』と共通し、統一感のある空間デザインを実現している。

屋根付きのテラス&露天風呂エリアでは、地元食材を使った炉端焼きを楽しむことができ、滞在そのものがリトリート体験となる設計。グループ貸切での宿泊利用はもちろん、『The Hive』のサウナとの併用も可能で、従来以上の大人数でのサウナ体験が実現する。

富山の自然に包まれた『The Hive』は、サウナ文化の新たな可能性を示している。「Co Hive」の開業により、さらに多くのサウナファンが集う場所として発展していくことが期待される。


The Hive(Healthian-wood内)

テーマ:”自然への没入の誘い” 覚醒を促すステイ・デザイン
所在地:富山県中新川郡 立山町日中上野18
アクセス:富山駅より車で約25分、立山駅より車で約15分、金沢駅より車で約1時間
公式WEB:https://the-hive.jp/

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