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サウナサブスク「FLEXKEY」が44施設へ拡大。低稼働時間帯に特化した定額モデルが問う、日常利用の可能性

サウナを”日常”にするサブスクが、静かに規模を広げている。

株式会社OPTIMISTが運営するサウナ・温浴施設向けサブスクリプションサービス「FLEXKEY(フレックスキー)」が、2026年5月より新たに4施設との提携を開始し、利用可能施設数が計44施設へ拡大した。あわせて、これまでクラウドファンディング支援者限定で先行運用してきた同サービスは、近日中に一般向け新規会員の募集を開始する予定で、2026年5月中旬に公式SNSで詳細が案内される見込みだ。

FLEXKEYとは何か。「空き時間」を売るという発想

FLEXKEYの仕組みは、サウナ・温浴施設が抱える「低稼働時間帯」に着目した点にある。平日の早朝・昼間・深夜帯など、通常営業はしているものの来店が伸びにくい時間帯に限定して利用枠を提供することで、会員は月額定額でサウナを利用できる。施設側は新たな設備投資や運営コストを負担することなく、遊休時間帯の稼働率を高められる構造だ。

サウナ業界では近年、スパ銭からセルフロウリュ付きの専門施設まで、施設の多様化が急速に進んでいる。一方で、混雑・料金・アクセスといったハードルから「サウナは特別な日に行くもの」という利用文化が根強い。FLEXKEYが掲げる「サブスクでサウナを、娯楽から日常に」というコンセプトは、こうした現状への明確なアンチテーゼだ。

FLEXKEY

FLEXKEYに5月から加わる4施設と、利用上限の変更

今回新たに提携に加わったのは、スゴイサウナ五反田駅前店豊島園 庭の湯オアシスサウナ アスティル萩の湯の4施設。サウナ愛好家に知られた名前が揃っており、既存の40施設と合わせて44施設が利用可能となる。

なお、一般会員募集の開始にあわせて、同一施設の月間利用回数に上限が設定される。サウナ施設は月4回、スーパー銭湯は月8回、銭湯は月12回が上限となる見通しだ(変更の可能性あり)。ただし、これは同一施設への上限であって、複数施設を組み合わせれば毎日の利用は引き続き可能だ。44施設という数がここで意味を持つ。「同じサウナに毎日通う」ではなく、「複数施設を使い分ける」という新しいサウナルーティンを前提とした設計だと読み取れる。

FLEXKEY
スゴイサウナ五反田駅前店
FLEXKEY
豊島園 庭の湯
オアシスサウナ アスティル
萩の湯

その他のFLEXKEY対象施設

  • PARADISE 三田
  • スゴイサウナ 赤坂店
  • スゴイサウナ&ステイ 麻布十番駅前店
  • ライオンサウナ 新橋
  • 生姜サウナ 金の亀
  • サウナ道場
  • タイムズ スパ・レスタ
  • サウナリウム高円寺
  • 天然温泉 満天の湯
  • 松本湯
  • 妙法湯
  • えごた湯
  • 巣鴨湯
  • 温窟サウナかま蔵 伊勢崎店
  • 温窟サウナかま蔵店 高崎店
  • 天空のアジト マルシンスパ
  • スパ&カプセルイン リアルサウナ錦糸町
  • サウナ横綱 本川越店
  • saunabal peoplexpeople
  • 富士見湯
  • 湯あそびひろば ニコニコ湯
  • 阿佐ヶ谷温泉 天徳泉
  • 仁岸湯
  • 久が原湯
  • 大森湯
  • 薬師湯
  • サウナ&カプセル サンフラワー
  • 湯乃泉 草加健康センター
  • 鳩の湯
  • 幸の湯
  • 八千代湯
  • 朝日湯
  • ぽかぽか温泉 新守山乃湯
  • 天然温泉たからゆ
  • 大黒湯
  • 平田温泉
  • 亀遊舘
  • 報徳湯
  • 比良温泉
  • 白山温泉

この仕組みが業界にとって持つ意味

施設にとってのメリットは、単なる稼働率の改善にとどまらない。来店機会の増加は、飲食・物販・レンタルといった副次的な売上の発生にもつながる。また、FLEXKEYの会員が日常的に通うことで、施設への習慣的な愛着が生まれ、通常料金での再来店につながる可能性もある。

定額サブスクが既存事業の補完として機能する構図は、ジムやヨガスタジオなどフィットネス業界ではすでに定着しているモデルだ。サウナ業界においても、こうした枠組みが整備されていく動きとして、FLEXKEYの拡張は一つの指標になりうる。

どんなサウナーに向いているか

FLEXKEYが特に刺さるのは、「できれば週に3〜5回はサウナに行きたいが、毎回払うと財布が痛い」というコスト意識の高いヘビーユーザー層だろう。また、在宅ワーク中心のライフスタイルで平日昼間に時間の融通が効く人にも相性がいい。

逆に「週末の夕方にゆっくり混雑を気にせず入りたい」という使い方には、時間帯制限があるため向かないケースもある。自分の生活リズムと施設の低稼働時間帯が合うかどうかを確認してから検討するのが得策だ。

編集長

なんと私も使っています。日中にちょっと時間があいたときに躊躇なくサウナにサク行きできるのは嬉しい。平日に自由時間のあるサウナー諸君、追加会員募集の続報を待て!

「FLEXKEY」サービス概要

  • 運営:株式会社OPTIMIST(東京都目黒区)
  • 提携施設数:44施設(2026年5月時点)
  • 新規会員募集:近日開始予定(2026年5月中旬に公式SNSで詳細案内)
  • 月間利用上限(同一施設):サウナ月4回/スーパー銭湯月8回/銭湯月12回(変更の可能性あり)
  • 公式Instagram:@flexkey.sauna.spa
  • 公式X:@flexkey711

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