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茶室を模したサウナが話題!京都府京丹後市に古民家ヴィラ「野間野」が6月6日プレオープン

by furosauna

京都府京丹後市に、茶室を模したサウナを備えた一棟貸し宿泊施設『野間野(ノマノ)』が2025年6月6日にプレオープンする。運営は互恵デベロップアーク株式会社が手がけ、山と川に囲まれた自然豊かな環境で、日本の伝統美を活かしたサウナ体験を提供する。

野間野は、川や山に囲まれた京丹後・野間地区の豊かな自然の中に位置する。築100年の古民家を改装した施設では、茶室を模したサウナのほか、囲炉裏や暖炉を囲む空間で、時間が止まったかのような非日常体験を楽しめる。

完全プライベートなサウナ体験を一日一組限定で提供

野間野の最大の特徴は、一日一組限定の完全プライベートな環境でサウナを楽しめることである。最大12名まで宿泊可能で、お子さま連れや団体利用にも対応している。茶室を模したサウナではロウリュ楽しめ、古き良き日本らしさを十分に味わえる癒やしの時間を過ごすことができる。

サウナを含む施設の設計・デザインは、国内外で星付きレストランなどを手掛けるオヤマツデザインスタジオ株式会社が担当した。チーフデザイナー兼CEOの親松実氏による洗練されたデザインにより、古くから残る趣を活かしながら、過ごしやすく現代的な空間へと再構築されている。

日本の伝統美を活かしたサウナ空間のデザイン

室内のアート・インテリアは、美術家のミヤケマイ氏によるディレクションが施されている。ミヤケマイ氏は日本の文化、東洋哲学に基づいた物事の本質や表現の普遍性を問い続ける美術家で、ポーラ美術館や千葉市美術館など多数の展示実績を持つ。

施設内には、茶室を模したサウナのほか、囲炉裏、畳の間などが配置され、経験豊富なデザイナーや美術家による洗練された内装が特徴である。モダンなキッチンや脱衣所といったリノベーション部分と、かつての趣を残した土間や寝室が絶妙に融合している。

京丹後市の地域活性化を目指すサウナ施設の開業背景

野間野がある京丹後市弥栄町野間地区は、丹後半島の中心に位置し、四方を山々に囲まれ、雪解け水の清流「野間川」が中央を流れる自然豊かな地域である。この野間川の良質な水により育つ野間地区産の米は、特A米として評価を受ける丹後産コシヒカリの中でも最もよい自然環境で育っていると言われている。

一方で、京丹後市では人口減少が急激に進んでおり、昭和30年には1,200人を超えていた野間地区の人口は、平成29年には186人と、およそ85%の減少となった。互恵デベロップアーク代表取締役の松村恭宏氏の出生地が京丹後市であることから、同社では地域創生を目指した取り組みを続けており、自社の不動産設計・企画やリノベーションのノウハウを生かし、京丹後市の魅力を広く発信することで地域の活性化を後押しすべく、野間野のオープンに至った。

自然と共存する暮らしの価値を再認識できるサウナ体験

松村氏は「これからの社会は、AIによる変革を受け、感情や個性といった『人間らしさ』がより大切になる時代だと言われている。都市と地方、リアルとバーチャルの境界が曖昧になるなかで、自然とともに暮らすことの意味や、人と人とのつながりが生む価値を再認識することは、これからの時代をより豊かに生きるためのヒントになるはず」とコメントしている。

野間野を訪れる利用者には、京丹後市や野間地区の魅力を知ってもらうだけでなく、人の暮らしと自然とが近い場所でのサウナ体験を通して、さまざまな気づきや思い出を得てもらいたいとしている。自然と人が共存してきた渓流と里山の地で、便利さだけでは測れない「本当に大切なもの」を感じられる施設として期待されている。

オープンを記念して、通常価格よりお得に宿泊できるキャンペーンを実施している。


野間野(ノマノ) 

住所:京都府京丹後市弥栄町須川3441
Webサイトhttps://nomano.jp/

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