サウナ監修は「しきじの娘」こと笹野美紀恵氏
ヴィラに備わるプライベートサウナの監修は、サウナの聖地とも言われる「サウナしきじ」の娘として知られる笹野美紀恵氏が手掛け、細部にまでこだわり抜かれている。数々のサウナや温浴施設をプロデュースしてきた経験のもと、最高のサウナに仕上がった。全棟どのサウナも大きな窓があり、夏には緑豊かな高原の景色、秋には紅葉を楽しみ、冬にはあたり一面の雪景色を臨める贅沢な設計だ。四季折々の風景を切り取り、絵画のように楽しむことができるこの空間演出は、訪れるたびに違った楽しみ方ができるサウナと言えるだろう。
もはや聞くだけでととのいそうなくらいのサウナ。入ってみると、すべての感覚を絶妙なバランスで刺激するサウナだった。もはや言葉や語彙は失われ、得も言われぬ感覚が身体中を駆け巡っていく。「笹野さん、なんてものを作ったんですか…」とサウナ室でひとりごちる。
サウナ室は温度設定が自由にでき、最大110℃まで調整可能。この日は95℃で設定してみた。熱源はスウェーデン製のサウナヒーター「TYLO(ティーロ)」だ。サウナヒーターの上のお玉にセルフロウリュをすることも可能となっている。このセルフロウリュがなんとも心地よく、普段はサウナ室に入っている時間が10分程度の筆者も思わず15分くらい入ってしまうほどだ。なんならもっと入っていられるくらい居心地がいい。決して温度が低いわけではなく、しっかりと熱くて汗も想像以上に出ているというところが、このサウナ室の不思議さを物語っている。
水風呂は季節にもよるが15℃(10月現在)ほどでちょうどいい。水源八ヶ岳連峰や蓼科山の山麓に降り注いだ雨水から得られる地下水で、水質もかなりいい上に飲める!そんな水風呂が悪いわけがナイッショー!と、気分はもはやラウンド終了後のゴルファーだ。
サウナ後は、目の前の緑豊かな森を眺めながら外気浴。清涼感あふれる澄んだ空気の中で、心地よい風を感じながら深呼吸すれば、日常の疲れがすっと消えていく感覚が味わえる。そして何より静かだ…。木々のざわめきと風の音以外は何も聞こえない。都会の喧騒から離れ、ただただ自然との対話で浄化される貴重な時間だ。サウナ直後にも関わらず、ぐったりすることもなく何度でも入りたくなる。木々や風の音、森の香り、肌に優しく触れる風、目の前の緑、大自然がもたらした飲める水。自然がもたらした恵みと、人類の叡智を凝縮したようなサウナのシンフォニーを体全体で感じ、まさに五感で「ととのったー!」となる場所だ。
とりあえずの4セット。許されるならば10セットくらいやりたくなる。もはやサウナの無限ループに突入だ。「迷わず入れよ!入れば分かるさー!(サウナに)」と、私の中に脈々と流れる猪木イズムが溢れてくる場所、それが「THE BEITH」。恐るべし…。あとでまた入ろうと心に決める。
「しきじの娘」笹野美紀恵さんからメッセージをいただきました!
「THE BEITH」のおすすめポイントは、サウナ、水風呂、休憩スペースの他にも、ジャグジーなどのリラックスできる遊び空間を設けていること。景色をゆっくりと楽しんでほしいので、サウナ室の窓も大きくしています。無機質でなくゆっくり過ごしやすい場所になるように、サウナ室に漆喰の素材を使ったり、その他のスペースでも素材選びには徹底的にこだわっています。リファのアメニティも喜んでもらえるかなと思いますね。
ゴルフをしない方も、ここでゆったりと過ごしてほしいので、ベランダスペースも広げ、全体的にくつろげる空間を作り上げました。そんな「優しさと心地よさ」を感じられる施設を目指し、完成したのが「THE BEITH」です。
笹野美紀恵さんプロフィール
実家はサウナの聖地と呼ばれる「サウナしきじ」。アメリカ留学後、日米でモデルとして活動。2010年、ミスインターナショナルファイナリストになり、「美の親善大使」に任命される。2011年、株式会社ワンブロウを設立。海外経験による感性や語学力を活かして、飲食店や宿泊施設・温浴施設のプロデュース業を行い、製薬会社や多岐にわたる業種とのコラボレーションやPR、書籍販売、雑誌へのコラム、テレビ、ラジオへの取材、出演など幅広い活動を行う。サウナは単なる“熱い箱”ではなく心と体をリトリートするという考えを提唱。近年は医療機関と連携し、温浴施設のプロデュースのみならず、ウェルネス関連のプロデュースも行う。
お腹もペコペコのサウナ後、BBQや焚き火も贅沢に!
プライベート空間で心身をリフレッシュした後は、満天の星空の下でバーベキューを楽しむこともできる。家族や友人、愛犬と一緒に過ごす贅沢な時間が、ゴルフリゾートの滞在をさらに特別なものにしてくれるだろう。
バーベキューは事前予約で、夕食には地元信州の豊かな食材を活かしたBBQ(5,500円)や信州豚しゃぶ(4,400円)が楽しめる。食材の持ち込みももちろん可能だ。外で食べるご飯はおいしいに決まっているが、地のものをいただけるということが格別さに拍車をかける。
そして筆者が密かに楽しみにしていた「焚き火※」が始まる。通常は自身で火を起こす必要があるが、もたつく筆者を見かねて今回は特別にオーナーの小林氏が火を付けに来てくれた。
ただただ火を眺めるという時間は、心を無にすることができてリラックス効果が高い。炎には、「1/fゆらぎ」という自然界にある不規則かつランダムな「ゆらぎ」があり、これにより脳がリラックスするといわれている。
が、焚き火の前でそんな御託を並べたくもない。私はただただ火を見つめて、ときどきホロリと涙を流しては、「がんばれ、私」なんて言いながら空を見上げて大きく息をつきたいだけなのである。全盛期のメグ・ライアンみたいにさりげない強さと、か弱さを兼ね備えた感じで焚き火に浸りたいのだ。そんな雑念に近いことをぼんやりと考えていたが、それも焚き火の効果で徐々に薄れていく。筆者のような雑念を凝縮した塊にヒトのエキスを注入したような人間は、焚き火の前では何もなすすべがなく、無力なのである。これが焚き火なのだよ、明智くん。
※焚き火用の薪は、5本1,500円(税別)で購入可能。
そうやっているうちに寝落ち。いつの間にか寝床につき、目覚めると究極のリラックスを体験したような喜びがある。サウナ、焚き火、BBQの効果か、身体中から静かにエネルギーが湧き出してくるような感覚があった。
その他にも充実の設備がそろう「THE BEITH」
他にも、ペット同伴可能なコテージもあり、広々としたドッグランも完備されているため、愛犬家にとっても嬉しいポイントだ。ゴルフだけでなく、自然と触れ合いながら贅沢な時間を過ごすことができるこのリゾートは、忙しい日常から離れ、心からのリフレッシュを求める人々にとって理想的な場所となっている。
「サニーカントリークラブ」、そして1棟貸しヴィラ「THE BEITH」は、ゴルフファンにとって、単なるプレーの場を超えた特別なゴルフ&サウナリゾートだ。信州の自然の中で深呼吸をしながらのゴルフは、他にはないリラクゼーションを提供する。澄んだ空気、爽やかな風、そして広がる絶景が、ゴルフの楽しさを何倍にもしてくれる。そしてサウナファンにとっても、この場所は最高の「ととのい」を提供してくれるだろう。
これからのゴルフシーズン、ぜひこの場所で特別な時間を過ごしてみてはいかがだろうか。
THE BEITH(サニーカントリークラブ隣接)
長野県佐久市協和3491−280