埼玉県さいたま市に位置する「おふろcafe utatane」が、オープン11周年を迎える2024年11月23日(土)より、「フィンランド化プロジェクト」と銘打った大規模リニューアルを実施する。この施設は、フィンランドのサウナ文化や北欧のインテリアデザインを取り入れた温浴体験を提供し、日本国内でもフィンランドの魅力を存分に味わえる場所として注目されている。
フィンランド人デザイナーとのコラボで実現する新しい館内着
このプロジェクトの目玉となるのが、フィンランドの人気インテリアブランド「Kauniste Finland」とのコラボレーションで開発された新しい館内着だ。現地のデザイナーとともにゼロから企画されたこの館内着は、優美でありながら洗練されたテキスタイルパターンが特徴で、まるでフィンランドにいるかのような特別な時間を演出してくれる。
この館内着は、単なる着心地の良さを追求したものではなく、北欧の生活様式や美意識を反映したデザインが取り入れられ、来場者にとって視覚的にも心地よい体験が提供される。これにより、温浴体験がさらに上質でリラックスできるものとなるだろう。
サウナコタのリニューアルで感じる本場フィンランドのサウナ文化
「おふろcafe utatane」では、フィンランドのサウナ文化を体感できる蒸気浴室「サウナコタ」も大幅にリニューアルされる予定。このサウナコタは、フィンランドサウナアンバサダーの新谷竹朗氏が監修しており、フィンランドで学んだサウナの蒸気の流れを再現するため、セルフロウリュの体感デザインが見直される。
また、サウナコタ内には新たな看板装飾やフィンランドのサウナ小屋をイメージした写真展示が追加され、フィンランドのサウナ文化に触れる機会を提供。これにより、来場者は日本にいながら本場フィンランドのサウナ文化をより深く体験できるようになる。
北欧の味覚を取り入れたカフェメニューのリニューアル
「Nordic Cafe & Dining Matka」では、北欧の港町ヘルシンキをイメージした空間装飾とともに、フィンランドを旅して得たメニューに基づいた新たな料理が提供される。ミートボールやサーモンスープなどの定番メニューに加え、現地で人気のサウナドリンク「ロンケロ」をイメージしたクラフトジンカクテルも新登場する。
また、平日限定の食事付き入館パック(1,958円〜)にも北欧メニューが追加され、より気軽にフィンランドの味覚を楽しめるよう工夫されている。
フィンランド語でのおもてなしと異国情緒あふれる空間
フィンランド化プロジェクトのもう一つのユニークな試みは、スタッフによるフィンランド語での接客だ。来館者は「Moi!(こんにちは)」や「Kiitos!(ありがとう)」といったフィンランド語で挨拶され、異国の雰囲気に包まれながらリラックスできる。また、館内の放送も日本語とフィンランド語の二か国語で行われるため、まるでフィンランドにいるかのような非日常的な体験ができるだろう。
期間限定のフィンランドポップアップショップ
さらに、このリニューアルに伴い、フィンランドの首都ヘルシンキにある「Kauniste Finland」のポップアップショップも期間限定で開催される。ここでは、フィンランドで販売されているインテリアグッズを直接手に取って見ることができ、フィンランドのデザインに触れながら、日常生活に北欧の美意識を取り入れるヒントを得ることができる。
「おふろcafe utatane」のフィンランド化プロジェクトは、日本国内にいながら本場フィンランドのサウナ文化や北欧デザインを体感できるユニークな取り組みであり、温浴施設の新しい可能性を示している。サウナが好きな人はもちろん、北欧の文化やデザインに興味のある人にとっても見逃せないスポットとなることは間違いない。
おふろcafe utatane
埼玉県さいたま市北区大成町4丁目179-3