日本蔵をベースに菊間鬼瓦を施した「伊予の湯治場 喜助の湯」の名物サウナ「鬼サウナ小屋」に、新アイテムが設置された。その名も「鬼壺(おにつぼ)」。愛媛県内の伝統工芸の菊間瓦の窯元と共同開発したものだ。耐熱性のある「鬼壺」に水を貯めて、ゆっくり蒸発させることで、サウナ室内の乾燥を防ぐという。
進化するサウナ。「鬼サウナ小屋」室内の乾燥を防ぐ「鬼壺」
サウナブームとなる昨今、「サウナ室内の乾燥」は常につきまとう課題のひとつ。室内の乾燥を防ぐため「伊予の湯治場 喜助の湯」では、愛媛の伝統工芸「菊間瓦」の窯元である、小泉製瓦有限会社とタッグを組み、「鬼壺」を開発した。
これまで、サウナ室内の乾燥を防ぐために30分ごとに自動ロウリュを行っていた同施設。このたび開発した「鬼壺」にロウリュ水を貯めることによって室内の乾燥を防ぎ、快適な湿度を保つことに成功した。利用者が「息苦しさ」や「肌のヒリヒリ」を感じることなく過ごせるよう、湿度を20%前後にキープできるという。
鬼をコンセプトにデザインした、話題の「鬼サウナ小屋」をさらに快適に
2022年6月に男性・露天エリアに、新設された「鬼サウナ」は、入口に魔除けを兼ねた「菊間瓦」製の鬼瓦を設置。テーマが異なる赤と青の2つの小屋には、それぞれの室内に日本初となる「菊間瓦」製の「鬼丸と鬼玉」の2種類のサウナストーンが導入されている。サウナストーンや鬼瓦は、どちらも「菊間瓦」の窯元・小泉製瓦有限会社が製作した。
全国的に知られている「菊間瓦」を使用した「鬼サウナ小屋」は、「四国サウナの聖地」として多くのサウナーが全国から巡礼しているという。
伊予湯治場 喜助の湯
〒790-0066愛媛県松山市宮田町4(JR松山駅前)
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