
東京・二子玉川の玉川高島屋S.C.に、男性専用のサウナ施設が2027年3月に誕生する。南館11階の約1,000㎡にサウナ室5つと浴槽4つを設け、外気浴エリアからは多摩川を望む計画で、百貨店を核とする商業施設の最上階が、サウナーの滞在先へと姿を変える。
株式会社高島屋と連結子会社の東神開発が、2026年10月15日に発表した。
サウナ室5つ・浴槽4つ、多摩川を望む外気浴エリアを備える
発表によると、施設面積は約1,000㎡で、館内にはサウナ室が5つ、浴槽が4つ並ぶ。屋外には多摩川を見渡せる外気浴エリアを、屋内には自然豊かな街並みを眺められる内気浴エリアを、それぞれ用意するという。
公開されたイメージパースには、エントランスや内気浴ラウンジのほか、「ビューサウナ」「イベントサウナ」と題された空間も含まれている。


室数と眺望から読む、このサウナの立ち位置
サウナ室が5つあるという数字は、サウナーにとって「その日の気分で選べる余白」を意味する。「ビューサウナ」「イベントサウナ」という名称が示すとおり、性格の異なる室を並べる構成で、1つの熱に賭けるのではなく、滞在の中で体験を切り替えられる点が今回の計画の特徴だ。

都内の男性専用サウナといえば、都心のビルに構える専業施設が広く知られている。こうした施設が「サウナそのもの」を目的に通う場として育ってきたのに対し、玉川高島屋S.C.の計画は、買い物や食、趣味の時間とサウナを地続きにしている点で発想が異なる。
景色を外気浴の核に据えた設計も、サウナ専業施設とは別の角度から「ととのう」体験を組み立てる試みと言える。

サウナの前後を埋める、10階「大人の遊び場」と地下の食
同じ2027年3月には、サウナ施設の真下にあたる南館10階に、古着、雑貨、カプセルトイ、サウナグッズ、漫画、飲食を集めた「大人の遊び場」も開業する。旧店舗の内装を生かした漫画喫茶も入り、サウナの前後に飲食や漫画を楽しみながら、南館上層階を行き来する使い方が想定されている。
サウナ施設の中でも食にこだわり、本館地下1階の食料品フロアと連携して、サウナと食事を組み合わせた滞在を提案するという。約7,000㎡の食料品フロアは、2027年3月の第1弾オープンを経て、6月にグランドオープンを迎える予定だ。
ととのったあとの一杯や一皿を、同じ建物の中で完結できるかどうかが、サウナ施設としての満足度を左右しそうだ。


世田谷の20〜40代男性サウナーを見据えた出店
リニューアル前の市場調査では、足元商圏である世田谷区に、20〜40代の男性サウナ利用者が数多くいることが分かったという。コスメやファッションをきっかけに男性客が増えている一方、これまで来館機会の少なかった層にも長く滞在してもらうため、最上階の立地を生かしたサウナ施設が選ばれた。
1969年の開業以来「地域貢献」を掲げてきた同S.C.にとって、2024年から続く中長期リニューアルと、ホームタウン構想「TAMAGAWA LOCO LIFE」の集大成に位置づけられる計画でもある。

「玉川高島屋S.C.」のサウナはどんなサウナーにお勧めか
世田谷や二子玉川周辺で、仕事帰りや休日にふらりと通える男性サウナーには、まず候補に入れたい施設だ。景色を眺めながらの外気浴を重視する人や、サウナのあとに食や漫画でゆっくり過ごしたい人にも向いている。
5つのサウナ室を巡って自分の好みを探したい、初心者から中級者のサウナーにとっても、入り口になりうるだろう。


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ジョー
サウナ室が5つあっても、結局いちばん長く座っているのは外気浴のベンチだったりする。多摩川の景色がどれだけ目線の高さに届くのか、サウナーとしてはそこが気になって仕方がない。ととのったあとに階下で漫画を読む、そんな休日を過ごしたい世田谷在住の仕事帰りサウナーに、特にお勧めしたい。
玉川高島屋S.C.
所在地:東京都世田谷区(玉川高島屋S.C.南館11階)
開業日:2027年3月(開業予定)
サウナ室数・熱源種類:5室
主な設備:浴槽4つ、外気浴エリア(多摩川を望む)、内気浴エリア(街並みを望む)、施設面積約1,000㎡
運営会社:玉川高島屋S.C.の運営:東神開発株式会社(株式会社高島屋の連結子会社)
URL:https://www.takashimaya.co.jp/tamagawa/sc/