名湯/泉質で選ぶサウナ × 品川・大崎・五反田
サウナに通い慣れると、次に気になるのは「お湯の質」だ。温泉の泉質、軟水の肌感、黒湯の温まり方——品川エリアには、泉質で選ぶに値する銭湯が3軒ある。いずれも一度その湯に触れると、普通のお湯に戻れなくなる可能性がある。
このエリアを選ぶ理由:武蔵小山温泉・清水湯は都内銭湯初の療養泉認定を受けた2種の源泉を持ち、宮城湯は天然温泉(メタケイ酸泉)、松の湯は地下から引いた温泉水を全浴槽に使用している。「泉質で選ぶ」なら品川の名湯3軒は必訪だ。
武蔵小山温泉 清水湯

大正時代から続く清水湯の地下には、2種類の源泉がある。浅い層からは黒湯、さらに深く掘り当てた「黄金の湯」は都内銭湯初の療養泉認定を受けた。ヒノキオールを配合した乾式サウナの後、水風呂には20℃の黒湯温泉が張られている。
2種の源泉が同じ銭湯に収まっていることの意味を、入って確かめてほしい——そういう施設だ。女性専用岩盤浴と露天風呂もある。武蔵小山の地下、1,500mの太古の海水が今日も沸いている。
| 住所 | 東京都品川区小山3丁目9−1 |
| 営業時間 | 火〜土 12:00〜翌0:00 / 日 8:00〜翌0:00 / 月曜定休 |
| 料金 | 入浴550円+サウナ料金(公式サイトで確認) |
| 性別 | 男女別 |
宮城湯

昭和から続く銭湯の浴槽を満たすのは、天然温泉のメタケイ酸泉——ほのかな黄褐色に染まる湯が、肌をひたひたと包む。チラーで冷やした水風呂の後、3階の露天スペースで外気に当たる動線は、品川エリアでも屈指の完成度だ。
入浴とサウナと露天が揃って800円。昭和27年のタイルが輻射熱を蓄えるサウナ室は、温度計の数字より確実に体が温まる。泉質と施設の両立が、宮城湯の本当の実力だ。
| 住所 | 東京都品川区西品川2丁目18−11 |
| 営業時間 | 月火木〜日 15:00〜翌0:00(土曜13:00〜、日曜11:00〜)/ 水曜定休 |
| 料金 | 入浴とサウナ込み800円 |
| 性別 | 男女別(木曜入れ替え) |
中延温泉 松の湯

「試しに掘ってみたら温泉が出た」という経緯を持つ銭湯だ。現在はカランを含む全浴槽にその温泉水を使用。日本庭園に面した炭酸泉の露天風呂がサウナ後の外気浴を担い、昭和の宮造り建築が令和のサウナコースを受け止めている。
温泉は掘って終わりではなく、施設のすみずみまで使い切ってこそ価値がある——その結論が松の湯の設計に表れている。950円で、温泉とサウナとロウリュと庭園露天が揃う。
| 住所 | 東京都品川区戸越6丁目23−15 |
| 営業時間 | 火〜土 15:00〜翌0:00 / 日 10:00〜翌0:00 / 月曜定休 |
| 料金 | 入浴とサウナ込み950円 |
| 性別 | 男女別 |