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秩父のサウナで茶葉香る水風呂体験!武甲温泉の夏限定「納涼水風呂」が話題

by furosauna

秩父のシンボル武甲山の麓にある秩父湯元武甲温泉が、梅雨明け後の本格的な夏の暑さ対策として、地元横瀬町産の廃棄茶葉を使用した「納涼水風呂」の提供を開始した。この取り組みは、温浴・サウナ愛好者にとって新たな体験を提供するだけでなく、地域の持続可能な成長にも貢献する画期的な試みである。

サウナ×茶葉の革新的な取り組み

株式会社温泉道場が運営する秩父湯元武甲温泉では、2025年7月18日(金)から7月31日(木)まで、男女水風呂において横瀬町産の廃棄茶葉を使用した「納涼水風呂」を実施している。

この水風呂は、サウナで火照った体を冷やす際に、茶葉のさわやかな香りを楽しめる特別な仕様となっている。サウナ文化が日本でも定着する中、従来の水風呂体験に新たな価値を加える試みとして注目を集めている。

地域循環型のサウナ体験

今回使用される茶葉は、横瀬町で生産されたもののうち、加工過程で廃棄となるものを譲り受けて活用している。この取り組みにより、地域生産者の廃棄コストの削減と、持続可能な成長への一助となることを目指している。

茶葉の提供者である石黒夢積さんは、2017年4月に横瀬町地域おこし協力隊第1号として移住し、お茶作りに出会った。今後の後継者不足が深刻と感じ、お茶作りを学び、緑茶や横瀬の和紅茶の発信やイベント出店、商品開発などを行っている。

横瀬の茶葉が持つ特別な品質

横瀬町のお茶の歴史は古く、江戸時代から栽培されている。茶園は山々に囲まれ、朝霧と寒暖の差により香り高い風味が特徴である。また、害虫を捕食する鳥などの天敵が多く、農薬に頼らない栽培が可能なため、多くの農家が埼玉県の特別栽培農産物の認証を受けている。

このような高品質な茶葉を使用した水風呂は、サウナ体験をより豊かなものにしてくれる。

サウナ以外の夏の暑さ対策も充実

武甲温泉の浴室では、納涼水風呂以外にも暑さ対策として、スーッとした爽快感を感じる「クールシャンプー」の提供や、体温と同じくらいの温度のお風呂「不感温浴」を実施している。サウナと組み合わせることで、夏ならではの温泉体験を楽しむことができる。

充実のサウナ施設とアクセス

秩父湯元武甲温泉は、西武鉄道・横瀬駅より徒歩約10分の立地にあり、緑に囲まれた露天風呂や、ジェットバス、サウナ等を備えている。宿泊施設、キャンプ場も併設しており、秩父・長瀞観光の拠点として利用できる。

秩父湯元武甲温泉の「納涼水風呂」は、サウナ愛好者にとって新しい体験を提供するだけでなく、地域資源の有効活用という社会的意義も兼ね備えた取り組みである。茶葉の香りに包まれながらのサウナ体験は、この夏限定の特別な時間となることだろう。


秩父湯元武甲温泉 

所在地:埼玉県秩父郡横瀬町横瀬4628-3
アクセス:西武鉄道・横瀬駅より徒歩約10分
公式サイト:https://www.buko-onsen.co.jp/
「納涼水風呂」開催時期:2025年7月18日(金)~7月31日(木)
開催場所:男女水風呂
使用茶葉:横瀬町産の廃棄茶葉

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