
“ととのう”その先へ。自然の中での心身の回復を目指すサウナ施設、THE WATERS
岐阜県山県市。「奇跡の清流」として知られる円原川(えんばらがわ)のほとりに、新たなサウナ施設が誕生する。その名は「THE WATERS -Retreat Terrace Enbara-」。2026年3月14日(土)、いよいよ本オープンだ。
運営するのは合同会社タキビデザイン。コンセプトは明快で、サウナや”ととのい”はあくまで手段。目的は、非日常の自然の中での心身の回復、すなわちリトリートだ。
「足し算」ではなく「引き算」を選んだサウナ
多くのサウナ施設が、高スペック・洗練されたデザイン・光や音の演出など、体験を強化する「足し算」を重ねる。しかし、THE WATERSが選んだのは逆の道だ。余分なものを引き、自然のあるがままを活かすこと。
1日わずか2組限定、完全貸切制という運営は、効率や回転率の観点から見れば合理的とは言えない。それでも、静けさを守り、自然や地域への負荷を抑え、一人ひとりが深くととのう体験をつくるために、あえて「引き算の道」を歩む。「多くの人に使われる場所ではなく、深く使われる場所であること」。これがTHE WATERSのサウナづくりの根幹だ。


3つの体験が、このサウナを唯一無二にする
都市の”ファストサウナ”では心身が回復しきらないと感じる人のために生まれた、”自然の中のスローサウナ”。そこには3つの際立った特徴がある。

① ハーブ蒸しサウナ ——「潤」を極めた空間
- SAUNACHELIN「Sauner of the Year 2024」受賞の「madsaunist」によるセッティング監修
- 過熱水蒸気発生装置「Ouroboros」を2台搭載。息苦しさのない蒸気体験
- 季節のハーブを使用。香りと効能による深いリラックス効果



② 奇跡の水風呂 ——伏流水がつくる、ここだけの水
- 広大な石灰岩地質の天然フィルターで濾過された、円原川のクリアブルーな伏流水
- 夏でも14℃、冬は11℃近辺と、年中安定した水温。ミネラル豊富な中硬水
- キリッとしているのにやわらかい、独特の感触



③ 静寂の外気浴 ——苔むす森に包まれる時間
- 苔むした岩、土の香り、川のせせらぎ、木々の揺らぎ、鳥の声が五感を刺激
- もののけ姫や屋久島を想起させる、神秘的な自然の光景
- ただ「そこにいる」だけで満たされる、神聖な空間



オーナーが20年以上かけて選んだ場所
THE WATERSのオーナー・河合祐樹は、アウトドアライターとして20年以上にわたり全国の川を巡ってきた人物だ。下った川は70本以上。その中から選んだのが、円原川だった。
石灰岩地質が育む伏流水、安定した水温と水質、そして守られた静けさ。「ここは守るべき特別な場所だ」という確信が、このサウナ施設の原点となっている。


一方でこの地域は、人口減少が進む限界集落でもある。河合はそれゆえに、自然を守りながら関係人口を増やし、地域を持続可能につなぐ道を長年模索してきた。その核に据えたのが、自然と深く向き合うためのサウナ体験だ。
道のりは順調ではなかった。一度は拠点となる土地を失い、ゼロからの再出発も経験している。それでも想いに共感した仲間たちの力を借り、プレオープン期間を経て着実に整備を重ねてきた。その結果、東京・大阪など遠方からもわざわざ訪れる人が増えている。

THE WATERS -Retreat Terrace Enbara-
所在地: 岐阜県山県市円原9
本オープン: 2026年3月14日(土)
利用スタイル: 1日2組限定・3時間・完全貸切
公式サイト: https://thewaters.jp