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未来すぎるサウナが大阪・関西万博に爆誕!?「太陽のつぼみ」が“ととのい”の常識をぶち壊してきたので体験レポ

by furosauna

2025年の大阪・関西万博。テクノロジーだ!SDGsだ!と未来の話が飛び交う中、異彩を放つヤバいスポットが出現していた。

——その名も、万博史上初のサウナ施設「太陽のつぼみ」。

「サウナって万博でやるもんなん?」「話題先行なんちゃう?」そんな疑念を胸に現地へ向かった取材班だったが、気づいたときには…ガッツリ“ととのって”いた。

これ、ぶっちゃけ未来のサウナです。

今回は、万博史上初のサウナとして話題の「太陽のつぼみ」に全力で潜入してきた取材班による、エモさ9割・情報1割のガチ体験レポをお届けします。ええ、ととのいすぎて思考も湯気になりました(笑)

夢洲駅の通路。万博気分が盛り上がる!

「サウナの日」に発表された、“未来のととのい装置”とは

発表されたのは2024年3月7日、そう、“サウナの日”。発表会に集まったのは、太陽工業の社長・能村祐己氏、演出家の小橋賢児氏、建築家の小室舞氏、そして総合プロデューサーでありサウナ界のレジェンド・秋山大輔氏。さらに現れたのは芸人界きってのサウナー、サバンナ高橋茂雄さん。高橋さんも、「これサウナなんすか?」「未来の宇宙船じゃなくて?」と半笑いでツッコみつつ、目は真剣。そう、ガチサウナーである彼ですら驚くほどの革新っぷりだ。

「太陽のつぼみ」とはなんぞや? ざっくり言うと、木材ゼロ、ETFE膜材という未来素材でできたトンガリ三角錐のサウナに、音・光・香りの演出を詰め込んだ“ととのい型アトラクション”。しかも万博が終わったら移設可能という、サステナビリティ界の優等生っぷり。

設計思想は「ととのい×未来×物語」。これはもう、サウナというより“儀式”だ。

さっそく現地潜入!混雑する万博、その片隅に“静かなる熱狂”があった

某日、平日の昼過ぎ。万博会場はガッツリと混雑。SNSで「空いてる」って言ってた人、出てきなさい!

人気のアメリカ館やイタリア館はすでに本日分終了。結局、取材班が体験できたのは比較的空いてるパビリオン数件……と、そこに「太陽のつぼみ」予約の時間が!

会場の西ゲートから歩いて5分。視界に入ってきた白く光るドーム、アレです。

「えっ、これがサウナ?建築オブジェじゃなくて?」と正直ポカンとする外観。でもね、中入って30秒後には「これ考えた人、天才やん」って土下座したくなる完成度でした。

混んどるやないかい!

いざ体験!ととのいが、脳に直接くる。

受付を済ませ、水着に着替えて中へ。そこに待っていたのは、真っ白で高天井、光が柔らかく反射する幻想空間。サウナというより“異世界転生した未来の瞑想ポッド”って感じ。

しかもここ、ただのサウナじゃない。AIのナレーションに導かれながら、香りと熱と音と光に包まれ、自分を内省していくストーリープログラム形式。フランス料理のコースのように楽しむスタイルだ。ロウリュと連動したライティング演出、膜構造による柔らかな拡散光、心を解きほぐすアロマと音響……いやこれ、サウナというより“トリップ”でしょ!

あんまり言うとネタバレになるので、演出の全貌を書くことは控えます。

こちらがサウナ内。真っ白で清潔感があり、なんだか別世界のような気がしてワクワク!

そして検証!万博サウナはぬるいのか?→ぜんぜん熱い。

サウナガチ勢としては「イベント用にマイルド設定なんじゃ?」と不安もあった。だが、結果から言おう。

ぜんぜん熱い。むしろ、絶妙すぎて泣いた。

室温は70~80℃。だけど湿度が高くて、体感的には90℃以上。しかも膜のヒダ構造と天井ファンが優秀すぎて、熱が逃げないし呼吸もラク。ガチ勢はもちろん、初心者でも「無理しないでイケる」絶妙なセッティング。この絶妙バランス、サウナ師匠・秋山さん、すげぇっす…

サウナに入っていると、ときどき海風が強く吹くこともある。しかしそれがいい!膜がバタバタとなびくと、風の存在がとても身近に感じられるのだ!どしゃ降りの雨でも、照りつける猛暑でも、自然音すらもBGMになるのだ!

ととのいの極み!水風呂&外気浴が優勝してた

サウナでアツアツに仕上がったら、次は水風呂。「頭まで浸かれる系水風呂」がしっかり冷えてて、しかも清潔感バツグン。そしてそこからの導線、最高のロケーションで外気浴へ。

寝そべるのはブレインスリープのマットレス。視界には大阪湾、頬を撫でる海風、膜がバタつく音。これもう人生のエンドロールやん…。

「この瞬間だけ、世界がちゃんと優しかった」——そんな意味不明なポエムが脳内で再生されるほどのととのい。ここから人生の第2幕が始まるんじゃないかと錯覚するくらいだ。

水風呂かっこええーー!!
水風呂は頭まで浸かってOK!
ブレインスリープに寝そべり、海風を感じながらじっくりとととのう

サウナなのになんで木じゃないの?そこには未来のビジョンがあった

そもそも「太陽のつぼみ」は、木材を一切使っていない。

理由は、エコロジーとテクノロジーの融合。ETFE膜材は軽量で丈夫、光の透過率も高くて演出にも最適。さらに空気の力で構造維持するため、万博後に移設可能。未来に優しすぎる設計。

そう、ここは“サウナの未来見本市”なのです!

そしてこの施設をプロデュースしたのが、TTNEの「サウナ師匠」こと秋山大輔さん。数多くのサウナイベントやサウナアワードなどを手がけたサウナ界のトップランナーだ。

秋山さんいわく、「これは汗をかくだけの施設じゃない。“ととのい”を五感で感じる“儀式”です」とのこと。その言葉通り、五感フルブーストで未来と向き合える体験がここにはあった。

「サウナ師匠」こと秋山大輔さん

今後は?「太陽のつぼみ」、旅するサウナになるってよ

この施設、なんと解体して他地域に移設可能。つまり万博だけで終わらない。サウナ文化の“未来のつぼみ”が、日本中で花開く可能性を秘めてるんです。

このととのい体験、あなたの街にもやってくるかもしれません。

中心に「サウナ師匠」こと秋山大輔さん。そして体験した「日本サウナメディア協会」の面々。

「太陽のつぼみ」は、未来と現在をつなぐ“熱狂型ととのい装置”

「ととのった」というより「生まれ変わった」くらいのインパクト。万博の中でもぶっちぎりで体験価値が高かった(全部見てないけど)。

未来のテクノロジー、サウナの本質、そして“いま”を大切にする時間——それ全部をギュッと詰め込んだ装置、それが「太陽のつぼみ」なのだ!

予約は大変だけど、これは行くべし!

壁には著名人からのたくさんの寄せ書きが!
我ら「日本サウナメディア協会」も!フロサウナがある〜!

太陽のつぼみ(Tsubomi of the Sun) 

場所:大阪・関西万博 西ゲート側(夢洲会場)
料金:無料(ドリンク付き)※水着は持参または会場購入
予約:完全予約・抽選制
公式サイト:https://www.taiyo-tsubomi.jp

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