
Japan Sauna&Spa(Thailand)Ltd.は2025年1月11日、タイ王国バンコクにおいて同国初となる本格的な日本式サウナ施設「Totonoi Sauna&Onsen」をグランドオープンした。この施設は、近年世界的に注目を集める日本のサウナ文化を、東南アジアの中心地であるタイに本格導入する画期的なプロジェクトだ。
施設内には最新鋭のサウナ設備が充実しており、VIPルームを含む合計4基のサウナ室を完備している。特筆すべきは、フィンランド発祥の伝統的なサウナ手法である「アウフグース」を定期的に実施するサウナ室だ。スタッフによって行われるアウフグースサービスは、サウナストーンに水をかけることで発生する蒸気を活用し、より深い発汗効果と心地よい温熱体験を提供する。

また、ハーバルスチームサウナ室では、タイ現地で調達される新鮮なハーブを日替わりで使用。タイの伝統的なハーブの香りと、日本式サウナの技術を融合させた独自のウェルネス体験を実現している。
サウナ後の温度差交代浴を楽しむための設備も充実し、18℃と12℃の2種類の水風呂を用意。さらに、3基の温泉施設も併設され、日本の温浴文化を完全な形で体験できる環境を整えている。


施設の特徴として、日本の文化的要素を随所に取り入れている点が挙げられる。エントランスでは日本の草履に履き替え、日本庭園を眺めながらのサウナ後の外気浴が楽しめる。また、畳敷きの休憩スペースでは日本のテレビ番組を視聴しながら、食事をとることも可能である。
サウナ利用時に必要なアメニティも充実しており、オリジナルデザインのサウナハットやポンチョ、サウナマットなどを販売。また、サウナ後のリラクゼーションを提供するマッサージサービスも完備し、熟練したセラピストによる本格的な施術を受けることができる。





立地面では、バンコクの中心部に位置するスクンビット通りのソイ32に所在し、BTSトンロー駅から徒歩5分という好アクセスを誇る。都市部のビジネスパーソンやホリデーメイカーにとって利便性の高いロケーションとなっている。
同社は今後の展開として、2025年2月7日から9日にかけて開催される、タイ最大級の日本文化イベント「Japan Expo Thailand」への出展を予定している。このイベントを通じて、タイの人々に向けて日本のサウナ文化の魅力を発信する計画だ。

近年、世界的なウェルネストレンドの高まりと共に、日本のサウナ文化への注目度が増している。本施設の開業は、アジアにおける日本式サウナの普及の重要な一歩となることが期待される。同社は「サウナ文化を世界へ広めるべく、これからも邁進していく」としており、今後のさらなる展開が注目される。
Totonoi Sauna&Onsen Bangkok -整-
8 Soi Sukhumvit 32, Khlong Tan, Khlong Toei, Bangkok 10110 タイ