サウナシュランで3年連続グランプリの「らかんの湯」が、「薬草スチームサウナ」と「水風呂」の新設プロジェクトを、応援購入サービスMakuakeにて、9月19日11:30より開始した。
江戸時代末期の1845年に武雄領主・鍋島茂義公によって創設された御船山楽園。その麓に1966年に誕生した御船山楽園ホテルは、御船山を中心に育まれた独自の自然や歴史、文化を受け継ぎながら、新たな空間のあり方を追求してきた。
次なる試みとして、日本の入浴文化を見つめ直し、現代に合った癒しの空間を創りたいと考え、大浴場「らかんの湯」へ「薬草スチームサウナ」と「水風呂」の新設を計画している。日本の風呂のルーツのひとつであるサウナと温泉による安らぎを掛け合わせた現代の湯治場を目指すという。
2019年に男性用ドライサウナが完成し、続いて2020年に女性用ドライサウナおよびミストサウナが、2021年には薪サウナが新設。その結果、「サウナシュラン」で3年連続グランプリに輝き、殿堂入りを果たした。
新施設の薬草スチームサウナで使用する薬草は、地元の方々が近郊で採取し、日常生活や道の駅で提供しているもの。その薬草を佐賀県嬉野市の茶師・松尾俊一氏が調合し、サウナとして提供される。
新設の薬草スチームサウナ&水風呂の特徴
薬草スチームサウナ （男性）
男性薬草スチームサウナは黒を基調としたシンプルなつくり。薬草の蒸気と壁面から差し込む太陽光、夜は最小限のライティングで幻想的な空間を演出する。サウナ室の足元から噴き出すオリジナルブレンドの薬草スチームに包まれ、豊かな自然から採取した薬草の香りが楽しめるサウナだ。
薬草スチームサウナ付属の水風呂（男性）
新たに新設する水風呂は薬草スチームサウナに隣接し、薬草の色を模した地下空間。ガラスの壁面からは土の地層が見え、太陽光が差し込み、植物が育つのに必要な要素（光・水・土）を取り込む。水風呂に使用する水は御船山の天然水。水深は浅く、横になった状態で入浴するスタイルだ。
薬草スチームサウナ（女性）
女性薬草スチームサウナは、既存の女性スチームサウナを増設し、白を基調とした柔らかな空間。ガラス張りの天井（一部）からは自然光が入り、御船山の森を愛でながら入浴できる。御船山の自然を感じながら、近隣で採取したオリジナルブレンドの薬草スチームサウナが楽しめるサウナだ。
薬草スチームサウナ付属の水風呂（女性）
新たに新設する水風呂は薬草スチームサウナに隣接し、ガラス越しに御船山の四季折々の自然を愛でながら入浴できる。水風呂に使用する水は御船山の天然水。柔らかな水質を楽しめる。
調合師の紹介
新設の薬草スチームサウナの薬草をブレンドするのは、これまで当ホテルと数々のコラボレーションを行ってきた佐賀県嬉野市の茶師、松尾俊一氏。四季折々にブレンドした薬草の香りや成分を蒸気とともに室内に充満させ、独自のデトックス作用とリラクゼーションタイムを楽しめる。
松尾俊一氏は、英国の国際食品コンテスト「グレート・テイスト・アワード2013」で二つ星を獲得するなど、国内外で活躍するブレンダー・栽培家だ。
受賞歴
2010 全国茶品評会 農水大臣賞
2012 全国茶品評会 農水省生産局長賞 1等 2等
2013 全国茶品評会 日本茶業中央会長賞 1等 / 佐賀県茶共進会 最優秀賞 農水大臣賞
2013 英国 グレートテイストアワード2ツ星獲得
2015 全国茶品評会 全国茶生産団地連合会会長賞 1等 2 席 / 佐賀県茶共進会 最優秀賞 農水大臣賞
らかんの湯 施設紹介
男性大浴場
サウナ用に焙煎・抽出したオリジナルの佐賀県嬉野市産ほうじ茶と、御船山の天然水を使ったセルフロウリュが楽しめるドライサウナをはじめ、御船山の自然を愛でながらの外気浴スペース、武雄温泉の源泉を冷却した水風呂や露天風呂、内湯などを設置。また２階にある喫茶室では無料の自家製プリンやドライフルーツ、スペシャルドリンクなどを備え、冬季は暖炉に薪が焚べられ暖を取ることができる。
女性大浴場
香り豊かな各種アロマボールによるクーゲルと、御船山の天然水を使ったセルフロウリュを体験できるドライサウナ、ミストサウナ、武雄温泉の源泉を冷却した水風呂、露天風呂、内湯のほか、無料の自家製プリンやドライフルーツ、スペシャルドリンクなどを備えた喫茶室がある。
火災を乗り越えて、誓い新たに
昨年12 月、薪サウナ棟から出火する事故が発生。幸い発見が早く、速やかに避難誘導を行ったこと、また地元消防署および消防団の的確な消火活動のおかげで利用者やスタッフにケガはなく、他所への延焼もなかった。薪サウナ棟については設備の強化などによる再発防止に見通しがつき、来年3月に再建オープンの予定となっている。
御船山楽園ホテル
佐賀県武雄市武雄町武雄4100
